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【J2:第11節 鳥取 vs 千葉】プレビュー:リーグ最少失点の堅守で、格上相手にホーム初勝利を目指す。(11.05.08)

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5月8日(日)J2 第11節 鳥取 vs 千葉(19:00KICK OFF/とりスタチケット販売はこちらリアルタイムスコアボード
スカパー!生中継 Ch182 後06:50〜
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再開後の3試合で2勝1分と好調の鳥取にとっては、前節の横浜FCに続くJ1経験クラブとの連戦。相手の不調につけ込んで勝利をつかんだ前節と比べれば、はるかに厳しい戦いとなることが予想されるだけに、現在の好調ぶりが試される一戦となる。

鳥取の好調の要因は、再開後の3試合がすべて無失点という堅守。3月6日の開幕戦、徳島戦は0‐1で敗れたが、4試合1失点はリーグ最少で、やはりリーグ最少の34試合31失点だった、昨年のJFL同様の手堅い戦いで勝点を積み上げている。松田岳夫監督が昨年の就任以来、選手たちに植え付けてきた攻守の素早い切り替えが徹底されており、中断期間中に4‐4‐2から変更した4‐3‐3システムでは、右から美尾敦、梅田直哉、鶴見聡貴の3トップと、2列目の実信憲明、小井手翔太の献身的な守備が光る。これによってアンカーの服部年宏以下、後方の選手の負担は大きく軽減されており、押し込まれた横浜FC戦の終盤は、それまで助けられていた最終ラインが体を張って踏ん張り、まさにチーム一丸のディフェンスで1点を守り抜いた。

千葉としては、この堅守をいかに崩すかがポイントになる。これまでの3勝のうち、前節の愛媛戦、第1節の北九州戦では、先制してから2点目を奪うまでに時間がかかった。北九州戦は後半に2点を加えたが、愛媛戦は後半に追い付かれて苦しんでいる。終了直前に深井正樹の素晴らしいゴールで突き放したものの、負傷の影響でベンチスタートだったオーロイを後半途中から投入した末の、薄氷の勝利だった。

ただし今回、千葉は1点さえ奪えば、かなり優位に立つことができるはずだ。鳥取の攻撃は、先制された後の挽回に、あまり多くを望めないのが現状。遅攻のバリエーションが少なく、なかなか良い形でフィニッシュに持ち込めない課題は解消できておらず、第9節の富山戦では、後半に押し込みながらも無得点に終わり、0‐0で引き分けている。徳島との開幕戦では57分に先制された後、守備ブロックを固めた相手を攻めあぐね、大きなチャンスを作れないまま0‐1で逃げ切られた。千葉は先制できれば、守備ブロックを固めてカウンターを封じ、あとは鳥取が北九州戦で全2得点を挙げたリスタートに気をつければ、勝利に近づくことができるだろう。

鳥取のゲームプランの第一は、とにかく無失点に抑えること。そのためには、先発するにしろ、交代出場するにしろ、オーロイの脅威に耐えなければならないだろうが、何しろ未体験ゾーンの選手だけに、選手たちも「とにかく、やってみるしかない」と口をそろえる。「相手よりも、自分たちのサッカーをやることが大事」というコメントも各選手に共通しており、その意識がチーム戦術のさらなる徹底につながる可能性もある。

格上相手にホーム初勝利を目指す鳥取は、仮に得点できなくても、できるだけ長く無失点状態を保ちたいところ。千葉は、そういう状況でも焦れずにチャンスを作れるかが問われる、我慢比べの展開となりそうだ。

以上

2011.05.06 Reported by 石倉利英
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