今日の試合速報

J’s GOALニュース

一覧へ

【J2:第10節 熊本 vs 北九州】北九州側プレビュー:北九州側プレビュー:何かが起こるバトル・オブ・九州。チャレンジャーたる北九州は堅実なサッカーで連勝狙う。(11.05.04)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
5月4日(水)J2 第10節 熊本 vs 北九州(15:00KICK OFF/熊本チケット販売はこちらリアルタイムスコアボード
スカパー!生中継 Ch178 後02:50〜
totoリーグ
----------
☆熊本側プレビューはこちら

昨季の「バトル・オブ・九州」は劇的な試合の連続だった。とくに熊本戦は『劇的』というよりは『劇』そのもの。昨年7月の本城陸上競技場での対戦は、1-2で敗戦濃厚の90+4分に佐野裕哉がゴールを決めて土壇場で追いついた。2度目の対戦は最終節で、北九州は第3節以来の勝点3を目指してハードワークを続けたが0-3で敗戦。Jリーグで戦う難しさを再認識した試合だった。
それからちょうど5ヶ月。生まれ変わった北九州が「バトル・オブ・九州」の舞台に戻ってくる。

北九州は4月30日の前節愛媛戦で36試合ぶりの勝点3を手にした。「まわりに発信できるサッカーができなかった」(三浦泰年監督)という24日の鳥取戦完敗からわずか6日。敗戦がチームをまとめ、危機感を強くしていった。三浦監督は「今の力をすべて出すことはできたと思う。スタートに立つことができた」と話し、「この連戦で何を感じ取るかが大事」と若手選手らの経験の積み増しに期待する。

連勝に向けて手応えも十分だ。
準備時間は短いが練習の大半を熊本対策に割いた。詳しい内容を書くことはしないが、レオナルドは「チームスタッフのおかげで相手をイメージしやすい」と納得の表情を浮かべる。また長野聡はセンターバックからFWに転向し、前節は相手の起点潰しに奔走。「(愛媛戦は)前線でのプレスが効いていたとみんなに言われる。プレスとヘディングが武器なのでそれを続けてやっていきたい」と笑顔を見せた。
木村祐志は前節、相手選手の肘が入って負傷交替となったが完全復帰。「相手のやり方を止めないといけないが、攻撃に入ったら自分たちのやり方を変えずにやりたい」と熊本戦でも積み上げてきたサッカーを貫く構え。同じく途中交替した多田高行も万全の状態で熊本戦を迎える。

準備万端の北九州だが、J1を十分に狙えるだけの力を蓄えている熊本にどう戦いを挑んでいくのか。
熊本は前節の草津戦で敗れているだけに前からプレッシャーを掛けてくるだろう。その強敵を相手に無理に勝点を積み増そうとして自分たちのスタイルを崩すことがあってはならない。確実なプレスとパスカットで攻撃の芽を摘み、すぐに切り替えて攻撃に転じたい。もちろん縦パスでゴールに近づく大味な反転攻勢ではなく、パスコースを見つけたり、ボールを引き出して、丁寧に繋ぎながらゴールへ近づいていくことが大事。試合を経るたびに森村昂太と木村は視野がかなり広がってきており、パスの確実性は高まっている。
しかし、繋ぎのサッカーが少しずつできるようになったとはいえ、ゴールキーパーにまで戻してしまう場面も散見される。少しでも高い位置でボールが持てるようになればチャンスは増える。どこでボールが回っているのかにも注目して観てほしい。

話を聞いた選手たちが同じ言葉を繰り返した。「僕らはチャレンジャー」。36試合ぶりの勝利で雰囲気は良いが緊張感まではなくなっていない。そんな大人になった北九州は、KKWINGの舞台でどんな劇を演じてくれるのだろうか。

以上

2011.05.03 Reported by 上田真之介
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

テレビ放送

一覧へ

明治安田J1リーグ 第37節
2024年11月30日(土)14:00 Kick off

旬のキーワード

最新動画

詳細へ

2024/11/29(金) 13:00 【最後の一枠を勝ち取るクラブは?】2024J1昇格プレーオフ 出場クラブ紹介