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【J2:第10節 水戸 vs 湘南】プレビュー:連敗は阻止したい両チーム。水戸は不屈のチャレンジャー精神で湘南に挑む!(11.05.04)

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5月4日(水)J2 第10節 水戸 vs 湘南(13:00KICK OFF/Ksスタチケット販売はこちらリアルタイムスコアボード
スカパー!生中継 Ch179 後00:50〜
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前節岐阜戦、試合終了間際、左サイドからのクロスを小澤司が折り返し、走り込んできたロメロ・フランクがシュートを放つ。絶好の同点チャンスの場面だったが、無情にもフランクのシュートはゴールマウスを越えていき、直後に試合終了の笛が鳴ることに。03年以来の開幕3連勝を手にすることができなかった。

「決定力の問題。決めておくところを決めておけば、勝てた試合だった」と柱谷哲二監督は振り返る。確かにいくつかのビッグチャンスをモノにしていれば、形勢は逆転していただろう。しかし、岐阜戦の敗戦にはもっと本質的な問題が隠されているように思える。それは、徳島戦から続く流れでもある。つまり、前半に消極的な戦いをしてしまうということだ。
徳島戦も岐阜戦も1点のビハインドを負って突入した後半に、尻に火がついた格好でチームは勢いを取り戻すことができた。徳島戦では先にゴールを決めてから逆転することができたが、岐阜戦では勢いに乗ったところでワンチャンスを決められて、万事休すことに。先制を許してからギアを上げるのではなく、0対0の状態から水戸の目指すアグレッシブな姿勢を出すことが、今節の最大のポイントとなるだろう。「選手同士でそこに関しては話し合いをしました。決めごとではないですけど、もっとはっきりした戦いをしようと思っています」(岡本達也)。開始10分から15分の動きが水戸の生命線となりそうだ。

「勝っていることで大事に行き過ぎているところはある」。柱谷監督は前半の選手たちの動きが消極的になる理由をそう語る。10人以上のルーキーが加わった水戸。中でも小幡純平、塩谷司、岡本達也は開幕からスタメンを飾り、3試合ともに先発出場を果たしている。また、他の選手もほとんどがプロ入り3年目以下で、年間通して試合に出続けたことのある選手はごくわずか。最初は勢いだけで挑むことができたが、今は負ける恐怖を知り、選手たちは慎重に戦いすぎているのかもしれない。「いい意味でのプレッシャーは持っているべきだと思う」。岡本はそう語る。だが、決して失ってはいけないこともあると話す。それは“チャレンジする心”だ。「どんな戦いになろうとも、チャレンジせずにやられてはダメ。そこには大きな差があって、力を出し切れずに負けたら何の意味も持たない。だから、みんなで声を掛け合って恐れずに自分たちのサッカーを追求したい」。岡本は力を込めた。

J1からの降格組である湘南を相手に、最初からどれだけ積極的に戦うことができるか。「今、J2で一番強いチーム」と柱谷監督が評すように、実力では湘南の方が上だろう。しかし、激しいプレスと厚みのある攻撃を繰り返すことで流れを引き寄せることができるはず。それは開幕戦の京都戦で実証済み。そして、中3日という厳しい日程の中、自慢の運動量を駆使して走り勝つことが勝利への絶対条件と言えるだろう。ホーム3連勝へ、水戸の不屈のチャレンジャー精神に期待したい。

前節横浜FCに敗れた湘南だが、試合内容では相手を上回り、「敗れてなお強し」というところを見せた。ただ、J1に昇格するためには連敗は許されない。しっかり勝点3を手にして、流れを変えておきたい。
「近づいてボールを受ける選手と、遠くで待っている選手のバランスがいい」と柱谷監督が分析するように、両幅をうまく使いながらショートパスをつなぐポゼッションサッカーで、多彩な攻撃の形を見せている。そして、そこにアジエルが絡むことでさらに攻撃に迫力が増すこととなっている。「アジエルがいるし、周りの選手も能力が高い。すごく厄介な攻撃をしてくるチーム」(加藤広樹)と水戸は警戒を強めている。前節は何度もチャンスを作りながらも決めることなく、敗れてしまっただけに今節は決めるところをしっかり決めることが求められる。決定力がポイントとなるだろう。

以上

2011.05.03 Reported by 佐藤拓也
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