「ホームで何としても点を取りたかったんです。それにオカンも見に来てたし」
リーグ戦再開となる第8節の草津戦、途中出場の森島康仁がPKを沈めた。得点後はゴール裏に気合いの入ったガッツポーズを見せ、メインスタンドで見守る“オカン”に両手でハートマークをつくるパフォーマンスで誕生日を祝福した。「アンタは調子乗ったらあかんねん」と釘を刺されたようだが、2試合連続ゴールと好調をキープしている。
調子ノリ世代の筆頭としてU−20ワールドカップ・カナダ大会を戦ったのは4年前。186cm、80kgの体格を生かした強引なプレーは「世界に通用する大型FW」と岡田武史・前日本代表監督の目に止まり、日本代表に選出されたこともある。制空権を圧する高さとパワーは確かに日本人離れしているが、ここ1、2年は精神的にムラが多く、安定感を欠いていた。今季はサッカーを始めた頃から愛着のある背番号20を着て心機一転。「前半戦は失った自信を取り戻したい」と、育成に定評のある田坂和昭監督の下で真摯にサッカーと向き合っている。
これまでの2試合はスタメンを外れたが、腐ることなく「点を取らせようと監督が用意してくれる時間」に爆発できるようにモチベーションをコントロールしている。ただ、「スーパーサブと思われるんはイヤや」と、スタメンの座を誰よりも貪欲に狙っている。FWの一番の評価対象である得点にこだわり猛アピールするも「まだ2点しか決めてない。まだまだやと思います」と浮かれた様子はない。
世界で戦う内田篤人や香川真司、槙野智章ら元チームメイトから刺激を受けている。「必ず同じ舞台に立ちたい。そのためには今いる場所で結果を出さなあかん」。目指すステージは高いが、2試合連続ゴールは再ブレイクの序章だ。
以上
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2011.04.26 Reported by 柚野真也
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