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【中断期間を振り返る】リーグ戦再開に向けて 〜徳島〜(11.04.19)

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3月19日に行われた、岡山を迎えての練習試合。この日もクラブは懸命な募金活動を展開し、また試合前には両クラブの選手・スタッフがメインスタンドに集まったファン・サポーターの皆さんとともに黙とうを捧げた

震災の大きな被害が報道されるとすぐ、徳島はそれに対するアクションを起こした。選手・スタッフの発意により、3月13日の練習試合でさっそく募金活動を展開。急きょにもかかわらずトレーニング場へ集まってくれたファン・サポーターたちと「自分たちにできることを」という想いを共有しながら、必死の姿勢でそれを行ったのである。
さらにその後もクラブは継続的にチャリティーマッチなどを行い、同時に街頭でも募金のお願いを呼びかけていく。被災地の一日も早い復興を強く祈りながら、自分たちが支援の輪の架け橋となり、それを少しでも大きく広げようと懸命の活動を続けた。

しかし、そのように行動する選手たちも自身のメンタルコントロールはかなり難しかったようだ。選手会長を務める登尾顕徳が「何が起こっているのか目を疑い、驚きとショックを受けました」と話し、昨季まで仙台に所属していたエリゼウも「妻や子供たちもそこで生活し、多くの仲間がいました。テレビで仙台の様子を見た時には信じられませんでした」と沈痛な面持ちで語っていたが、震災発生直後は全員が悲しみに沈み、プレーに集中できる精神状態でなかった。
選手たちはその後の話し合いの中で「サッカー選手として何ができるかと言えば、一生懸命プレーするところを見ていただくことしかない(倉貫一毅)」という最終結論に辿り着いた。そして被災地への気持ちは常に忘れず持ちながら、気持ちを立て直し、再開に向けた自分たちの準備を進めたのである。

●再開に向けて 美濃部直彦監督コメント
「今回の大震災は本当に悲しいものであり、その信じ難いほどの被害には胸を痛めるばかりです。
それに対して我々は多くのファン・サポーターの方々に賛同いただきながら、練習試合や街頭に立っての義援金活動、またチャリティーマッチなど、とにかく『今自分たちにできることを』を心がけて行動してきました。その呼びかけに多くの方々が力を貸してくれたことは大変うれしかったですし、皆さんには本当に感謝しています。ただ復興支援に向けた活動は継続してこそ意味があると思うので、これからもクラブ全体で積極的に取り組んでいきたいと思います。
そしていよいよ今週末リーグが再開されるわけですが、こうした状況は初めてです。中断期間中のトレーニングもそうでしたが、ゲームへの入り方も決して簡単ではありません。しかし、チーム一丸となって全力を尽くしたプレーをし、被災地の方々に少しでも勇気と元気を届けられるよう闘い、勝利して目標である昇格に向けて突き進みます」

●再開後のスケジュール
■第8節
4月23日(土)J2 第8節 水戸 vs 徳島(13:00KICK OFF/Ksスタチケット販売はこちらリアルタイムスコアボード
■第9節
4月30日(土)J2 第9節 徳島 vs 千葉(13:00KICK OFF/鳴門大塚チケット販売はこちらリアルタイムスコアボード

以上


2011.04.19 Reported by 松下英樹
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