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【仙台:練習再開初日】手倉森監督、菅井選手、田村選手コメント(11.03.29)

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●手倉森誠監督
(チーム再集合後、最初の活動にトレーニングではなく復興支援活動を選んだことで、今日の練習再開初日、選手に変化が見られましたか?という質問に答える形で)
「やっぱり、意識は高まっているし、まだ自分たちは恵まれているということを、選手も思っています。昨日、選手との話の中で『自分たちも被災地に身を置く当事者である。被災者を代表して、これからの行動をとらなければならない。復興に対して前面に出てやっていくことが、我々の使命だ』という話をしました。選手はそこを、すごく理解してくれていると思います。

ただ今日、練習をスタートする時、昨日は子供たちとは触れ合うことができたが、避難所の方々の中には、本当にもっと苦しい、歩くことができない人たちもいるという話を改めてしたら、ちょっと…静かなスタートになってしまいました。でもこれは大事な話だと思うんです。
ご老人の被災者や、寝たきりのまま避難所に運ばれて、手当てを受けなきゃいけない人たちの思い…。中には『この際、死んでしまえば良かった』と思う人も確かにいると思うんです。でも、生きていることに意味があるという気持ちを持たせるためには、何かの希望を与えなくてはいけない。その希望の光に、我々はならなくてはならないと、選手には話しました。

亡くなった方も多くいる中で、『命』というものに対しての話になると、どうしてもしめやかになりますけど、そういう辛さ、苦しさを、心の底で味わってみたことで変わる行動が、人間を成長させると思うし、今、仙台はそれを経験させられているということで、本当に強くならないといけないという話を、選手と確認し合っています」

●菅井直樹選手
「2週間みんなバラバラで行動して、みんなの顔も見られない時期が長かったので、昨日今日と全体で集まって、話をして、仲間と会えたのは本当に待ちに待ったというか、良かったと思います。(地震直後から、地元の)山形にいる時は、いろんなことを気にしながら、走ったりはしていたし、仙台に来ても、なるべく自転車を使って行動したり、まるっきり体を動かしていないというわけでもないので、今日もある程度、体は動いていました。本来はこれが自分の仕事なわけで、その仕事の場に戻ってこられたことは、第一歩として非常に良かったですね」

●田村直也選手
「みんなコンディションもバラバラなのは仕方ないと思います。ただ、サッカーに関しては、関西や九州では通常通りやれているクラブも多いと思いますし、早くコンディションを復活させたいですね。
(今回の地震で、プロ選手として意識が変わったところはありますか?)
スポーツで言えば、(バスケットボール・bjリーグの)89ERSも大変なことになっていますし、サッカーもコバルトーレ女川(津波で深刻な被害を受けた女川町をホームとする、東北社会人サッカーリーグ2部南所属のクラブ)も存続に向けていろいろな問題があると思います。また、ソニー(JFL所属・ソニー仙台FC)もそう。そういう宮城、仙台の中で、自分たちがスポーツ界を引っ張って行ければなと思いますし、そういう姿を見て、本当に何か感じてもらえるようなことをやっていきたいと思います」

以上

◆今後のクラブの活動予定などはベガルタ仙台公式サイトをご覧ください。
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