3月27日（日） 東北地方太平洋沖地震復興支援チャリティーマッチ
Ｇ大阪 2 - 2 神戸　（13:03／万博／14,693人）
得点者：3' 佐々木勇人（Ｇ大阪）、4' 小川慶治朗（神戸）、29' 川西翔太（Ｇ大阪）、76' 都倉賢（神戸）
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●佐々木勇人選手（Ｇ大阪）
＜試合後、ファンに向けてガンバを代表して挨拶＞
「今日はたくさんの方に来ていただいてありがとうございました。今、僕たちにできることを１つずつ、いろんな活動を通してやっていきたいと思っています。この試合もその１つ。試合を通して元気や勇気、希望を与えられるようにこれからも頑張っていきたい。被災地の皆さん、日本を信じてください。未来を信じてください。必ず復興できると信じてください。僕らも１日もはやく復興できるよう願っています」

「（今日はセットプレーも全部蹴る予定だったのですか？）フタさん（二川）から試合前に全部蹴ってくれと言われたので、蹴りました。
（Tシャツには何て書いていたのですか？）シャツには『１日でも早く皆さんに笑顔が戻りますように！』と書きました。
（試合前から点に絡んだらやろうと思っていたのですか？）この間のACLの時も狙っていて穫れずに悔しかったので、今日はかなり狙っていた。決められて良かった。ACLの時もTシャツは着ていたので。メッセージは違ったのですが。
（今日に賭ける思いは相当強かった？）テレビでスカパーでやってくれると聞いていたので、どれだけの人が見られているか分からないけど、見てくれている人がいるなら少しでもパワーを送れたらいいなと思っていて、気合いはかなり入っていました。
（監督からは何か言われていましたか？）いえ、特には言われていないです。自分としてはいろいろ考えながらやっていますけど、フタさんが僕のポジションをみてチェンジとかしてくれるのでかなり助かっています。アピールするというのもあったし、ゴールを狙って行けばそれがアピールに繋がるので今日はいいアピールになったかなと思います。ゴールも決められて、パフォーマンスも出来たので見ている方はすくないと思うけど、少しでもそれが力になれば嬉しいし、また続けていきたいと思う」

●明神智和選手（Ｇ大阪）
「被災地におられる方は、一日一日大変な毎日を過ごしておられると思います。それでも希望を持って前を向いて欲しいと思っているし、僕たちはそのために出来る限りのサポートをしていきたいと思っている。その１つが今日の試合。チームが元気に戦う姿を示す事で、少しでも被災されて苦しんでいる方が元気になればいいなと思って戦いました。個人的には久しぶりにたくさんの人が入った中での試合ということで、そこで（実戦）復帰していけたのは良かったのかな、と。来月頭にはACLがありますし、そこに向かって準備している中では久しぶりにいい緊張感の中でこういう試合ができたのが嬉しい。個人的には試合はできたけど、まだまだ足りないところも多いし、感覚的な部分もまだまだだなと感じるところも多い。とにかくひとつずつ、一歩ずつという感じでやっていきたいと思います」

●川西翔太選手（Ｇ大阪）
「ゴールは決められて良かったけど、フタさんのセンタリングに対するヘディングとか、アドリアーノが前で潰れてくれてこぼれてきたボールとか、決められるシーンがいくつかあったので、そこを決められなかったことが悔しい。今日は直近の紅白戦でDF、中盤、前線が間延びしていたので、コンパクトにプレーしようという狙いで試合に入った。その中でいい時間帯もあったけど、よくない時間帯もあり…ただ個人としてはJ1のチームを相手に試合に出て、課題を見つけられたのはよかったと思う。大学で決められていた部分もプロでは決められないんだなとか、プレッシャーの早さへの対応とか、そういうのを感じられたのはよかったので、更に自分の質をあげることを考えてやっていきたい。そうすればもっとやれると思うし、これからそういう課題をしっかり自分で克服していきながら成長していきたい」

●宮本恒靖選手（神戸）
「何かアクションを起こすことで被災地の方の力になりたいと思う事がこういう試合に繋がった。その中で15000人弱の人たちが集まってくれて、本当にたくさんの方が足を運んでくれたことに感謝しています。個人的には思い入れのあるクラブ、スタジアムでこういうチャリティーマッチが出来たのも嬉しかった。（神戸はいち早くアクションを起こして支援活動をされていますが）僕たちは阪神淡路大震災が起きた日に生まれたクラブということもあり、今回の東北太平洋沖地震に際しても他人事ではないというか、自分たちが先頭にたって支援していくことが当たり前のことだと思っているクラブなので。ただ早く始められたのはいいけれど、大事なのは出来るだけ長く続けて行く事。選手会でも話し合いながらいろんな支援をこれからも続けていけたらいいと思う。試合に関してはガンバの方がチャンスは多かったけど、神戸にもチャンスがあって…ただ９０分を通してみれば引き分けの内容だったと思う。今自分たちがトライしているボールを繋いで行くというところも出せたし、その中でいくつかカウンターも仕掛けられたし、いろいろトライできたのは良かった。今日のようなピッチでもやろうとしていることは出来たし、少しリスクを負ってでも攻撃的なところを追求して行くことが大事だと思う」

●大久保嘉人選手（神戸）
「本当は半分で終わる予定だったんですが、物足りなかったので監督にも言って、もう少しやらせてもらいました。内容以上に、とにかく今日はお客さんがたくさん集まってくれたのは良かったと思う。
（開幕戦以来、たくさんの人の前で本番を睨んだ試合になった。手応えは？）まだ中盤でのタメができていない。ホジェリーニョが持った時はパスも出てくるし、裏にボールが出てくるけど、もう少し他の選手も落ち着きを出せるようなプレーをしなければいけない。今日は中盤二人が若かったというのもあったけど、そういうプレーが出来るようになっていかないとチームとしても巧く組み立てていけない。二人ともどっちが前にいくのか、残るのかのバランスも悪く、試合の流れも読めていなかった。彼らが持った時に動き出しても出てこなかったり…そこは本人たちとも話したし、そういう課題が明確になったのは良かったと思う。今日はたくさんの人に来てもらって嬉しかった。神戸は震災の時にたくさんの人に助けてもらって今がある。そう考えても常々自分たちが何か助けられる事をと思っていたので、こういう試合で少しでも力になれていたのなら、嬉しい」

●都倉賢選手（神戸）
「トレーニングで心がけている事、取り組んでいる事が試合に出せたのは良かった。今日のゴールが被災地で見ている方に届けばいいなと思う。普段は神戸を支えてくれている人たちや応援してくれている人たちのためにゴールをという気持ちでいるが、今日に関しては被災地で苦しんでいる人たちに勇気と元気を与えられるようなゴールを決めたいと思っていたので、それがとれたのは素直に嬉しい」

以上