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【2011シーズン始動!】東京V:新体制発表記者会見でのコメント(1) (11.01.23)

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本日、稲城市内にて東京ヴェルディの新体制発表記者会見が行われました。会見での出席者のコメントは以下のとおりです。
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●羽生英之社長コメント
「今後のヴィジョンをみなさんにお話ししたいと思います。ヴェルディは日本で初めての地域のスポーツクラブとして始まりました。
当時、実業団のサッカーというのが主流を占めていましたので、そういう意味では異端児とされた存在でした。逆に言えば、我々はパイオニアだと。そのサッカーといえば、高い個人技でショートパスをつないでいくサッカーというのを、当時からやっていました。所属する選手についても、当時から個性的な選手が揃っていました。これが、今の東京Vを作っているDNAなんです。

このヴェルディらしいサッカーというのを、監督や選手が代わってもずっと続けるように、当然私たちとしても基本的な理念があって、その上に共通の価値観をもってミッションをその時その時で決めて、最終的にピッチの上での選手のプレースタイルになります。

クラブ理念ですが、『人間中心主義』。

今、ともすれば日本だけではなく、世界的にサッカーはシステム、戦術論みたいなのが先行していますが、元々サッカーというのはそういうものではなくて、すごくシンプルなスポーツです。私が昨年の7月にヴェルディを経営することになって、ヴェルディの子供たちを見ました。その時に、ヴェルディらしいというか、ものすごく原型に近い練習をしているんですね。1対1の勝負、駆け引き、そういうものに絶対に負けない気持ち、そういったものが積み重なってサッカーというものはできているんだなと感じました。

これは絶対に忘れてはいけないなと思って、この言葉が合うかはわかないですが、私なりに『人間中心主義』というのをこれからも続けていくには、理念として掲げさせていただきます。

その理念のもとに、共通の価値観を持ってどうやっていくか。例えばどういう選手を獲得したらいいのかというと、『真剣に遊ぶ』という気持ち。これを持った選手を育てたいですし、獲っていきたいと思っています。『真剣に遊ぶ』というのは、ブラジルやアルゼンチンなどでは、昔はストリートサッカーで子供たちを育てるというのがあったのですが、だんだんそういうのがなくなってきて、イマジネーションの部分で足りなくなってきているというのは、特に南米の人たちからはよく聞きます。それはやっぱり遊びの中で、例えばボールを取られないだとか、相手を抜き去ることとかを学ぶ、ということがすごくいま減っているという風に思います。

でもヴェルディには、そういう文化はありますから、それを忘れてはいけないということを、共通の認識としてみんなで持とうではないかということで、『真剣に遊ぶ』という言葉を出させていただきました。

その上で私どもは、先程も言いましたが、最初は異端児と言われてました。ですが、言葉を変えればそれはパイオニアなんです。我々らしいサッカーをここまで続けてきていることが原点でなんです。なので、そのパイオニアの部分を失わないようにしていきたい。これが、我々の使命だと思います。もちろんパイオニアですから、いま続けていることをそのままやり続けるということではなくて、世界のサッカーを学び、どんどん変えていく。どんどん我々の姿が変わっていくと。だけどその中に一本芯の通った、人間中心主義の上に『真剣に遊ぶ』ことを要求する。それがパイオニアとしての我々の使命だという風に思います。

その中でどういうサッカーを我々がするのかということで、これもすごく、この言葉が正しいのか迷いましたが、『色っぽいサッカー』。我々のサッカーは、ショートパスをつないで相手を崩していく。パスをつなぐサッカーですから当然、相手よりも走らなければいけないというフィジカルな面もすごくあるんですけど、その中で色気のあるパスをつなぐ。サッカーをご存じの方なら、どういうパスのことをイメージするのかってことはおわかりいただけると思いますが、そういうサッカーをみなさんにお届けしたい。ヴェルディのあの選手の放ったあのパスがすごく良かったなぁと、今日はあのパスが1本見られただけで来て良かったね、って言われるような、そういうパスを出せる、そういうドリブルのできる選手を見出していきたいという風に思っております。

私どもはこのようにヴェルディらしいサッカーを確立し、これからは、もちろん育成型クラブのパイオニアとして焦点を合わせていきたいと思っています。当然、いまのサッカーを続けるためには、フィジカル的にも強くなければなりませんし、精神的にも90分間そのサッカーを貫けるという強い気持ちが大切です。ですから、そういう選手を育てたい。もちろん、そのための練習を選手にはやらせますし、天才的な選手が出てきても特別扱いしない。これは、これからも変えないでいきたいと思っております。

その先に、私どもとしては東京のローカルクラブになりたいなという風に思っています。いままでのヴェルディが失ってきたものをひとつひとつ取り戻していくには、地域に根差して、地域の方に愛していただけるクラブになりたい。ただ、やっているサッカーはヴェルディのサッカー。それが世界に通じるサッカーで、地域の方に愛されている。だけど、ヴェルディのサッカーが好きだという方が日本中、世界中にいるようなチームを目指していきたいなという風に思います。

私どもは、いろいろなパートナーにも恵まれました。バディさん、ゼビオグループさん、デジタルハリウッド大学さん、そういったパートナーと一緒に子供たちを育てるということをやっていきたいと思っています。そして、ヴェルディのサッカーでぜひ世界に出ていきたい。ヴェルディのサッカーは、日本人の長所を活かした、世界に通ずるサッカーだということを私は信じています。そのヴェルディのサッカーが世界のスタンダードになると信じて、これから先に進んでいきたいという風に思います。

最後に、サポーターのみなさんと一緒にJ1に帰りたい。『昇格』ではなくて、『J1』こそが私どものステージである。そこが私どもの住むべき家であると信じていますので、今年は『昇格』と言わないで、『J1帰還』というような表現をさせていただきます。選手たちには、いま私が言ったようなことを、「原点に返ろうじゃないか」と言っています。そういう意味で、『原点回帰』も、今年の大事なスローガンです。原点に返って上で、すべてヴェルディのためにやってほしい。私も含め、みんながヴェルディのために、という気持ちでやって欲しいという話もこの間しました。『原点回帰〜All for VERDY〜』のスローガンの下に、一年間戦っていきたいと思います。以上です」

●川勝良一監督コメント
「12月30日にJリーグの選手たちとサッカーをして、ちょっと褒められて調子の乗ってしまって・・・。いま隣に座っている市川(雅彦選手)がパスをくれたんですけど、そのパスがズレまして、アキレス腱を完全に断裂してしまいました。でも今季、選手のケガをスタッフが引き受けていいのならば、最後は車いすになっても構わないという気持ちがあるので、あとはスタッフに任せて、私は早く復帰したいと思います(笑)。

さっき社長からも話がありましたが、J1に戻るというのは当然のことだと私も思って準備しています。ただ、一番大事なのはどういう風に戻るか。受け身というか、去年やってきたサッカーをまた変えて、勝つのが最優先というのは、もしかしたら流れ的にはもしかしたらあるのかもしれないですけど、ヴェルディらしさというか、期待されているゲームの進め方、選手個々の個人プレー、個の魅力というのを最大限引き出してJ1に戻りたい。

そして、上がったり下がったりというのを繰り返さないことが、サポーターの方の願いだと思いますし、優勝とかACLとか、その先まで考えて一分一秒、一日一日を目一杯本気で良いトレーニングをやって、試合につなげていきたいです。

個人的にもあまり好きではない言葉というか表現が、「事例」「前例」だとか、「それ無理だよ」とか。大きな目標だとかを話をすると、だいたい言われがちなんですけど、やっぱり一番大事なのは、やっている人のやる気とか本気度が強ければ可能だと思うんですよね。チーム全体の意識を、そっちのベクトルに最大限向けて、全員が本気でヴェルディの新しい、強い歴史を作っていく。J1に戻ってすぐに、そして常に上位にいられるようなチームにしたい。

ただ、お金があるということで思い通りの補強ができたとしても、選手の身体能力が高ければ強いチームができるかといったらそうではないと思います。少ないお金でも、やる気は本気で、質を高めて、来た人に「また来たい」って思ってもらいたい。それに選手も乗ってほしいということは、ミーティングで話をしました。

そういうところでこのチームの魅力を最大限引き出して、J2を駆け上がっていきたいと思います。東京ダービーを下の方でやるのは本当につまらないし、先に上がって、むこう(J1)で(F東京の昇格を)待ちたいという気持ちもあります。で、新加入の選手13人ももう本当にチームに馴染んでいます。全員に期待が持てるだけのレベルの高い選手が集まりました。知名度だとかは後からついてくるものだし、いまでもある程度名前が知られている選手もいます。ただ、去年も言いましたけど、シーズン終わってからこんな選手が出てきたということが、チームを良くする良い補強ができたということだと思います。ぜひサポーターの方にも、一人でも多くの人にスタジアムに来ていただき、できればトレーニングの方にも見に来ていただきたい。試合と同じぐらい熱いものを感じる雰囲気でみんなやっています。要は、勝つために練習するんです。日本の練習は、J1とかみると軽い。だけど、世界は練習をちゃんとやっています。そういうところをちゃんと、東京Vは去年から変えていますので、できるだけ練習を見に来ていただいて、選手を監視していただきたいと思います。毎回私が怒ると言われていますが、けっこう限界というかギリギリなので、これ以上怒るとアキレス腱ぐらいじゃ済まなくなるので(笑)。ぜひ、たくさんの方に来ていただいて、選手を見ていただいて、そういう選手の成長を見ながら、またスタジアムで応援していただきたいと本当に思っておりますので、今年一年宜しくお願いします。頑張ります」

●鈴木威東京V会長コメント
「今日は寒い中、東京Vの新体制発表会見にお越しくださいまして、本当にありがとうございます。選手がJ1を目指すというからには、我々経営陣もJ1を目指さなければという風に考えております。それには、サポーターのみなさん、スポンサーのみなさんもぜひJ1を目指していただきたいと思っております。

昨年、東京の子供たちのサッカーの夢を無くしてはいけないということで私たちは経営に加わりました。子供たちの夢というのは、やはりJ1が似合うヴェルディではないかなと思います。子供たちの憧れとなるように、そういうクラブづくりを私たちは目指していきたいと思います。サッカーだけではなく、ヴェルディは総合クラブとして、また、地域に密着するクラブとしてみなさんとともに歩んで行きたいと思っております。この一年、みなさんの大きな声援をお願いしたいという風に思っている次第でございます。まだ微力かもしれませんが、これから大きな力になっていくのは、みなさん1つ1つの力によって育てていただけるものだと確信しております。

なんとかダービーに勝って、子供たちが憧れるようなチームをみなさんと一緒に作りましょう。私たちも本当に頑張りますので、今後ともよろしくお願い致します」

新体制会見(2)はこちら
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