本日、熊本市内にてロアッソ熊本の新体制発表記者会見が行われました。会見での出席者のコメントは以下のとおりです。
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●岡英生　アスリートクラブ熊本代表取締役
「皆様、本日はロアッソ熊本の2011シーズン新体制発表会にご参加いただき、誠にありがとうございます。はじめに、私どものクラブ指針をもう一度ご説明させていただきます。まずクラブの理念でございます。これは、私どものクラブが2004年の12月に創設されて以来の理念でございます。
熊本県民に元気を、子供たちに夢を、熊本に活力を、この３つの実現を目指し、ロアッソ熊本は設立されました。そして、地域に根ざしたスポーツクラブとして、地域に生活する人々とともに発展をし、地域の方々に夢と誇り、そして感動を与えることを使命として、これまでやってまいりました。これは、今年も、これから先も永久に変わることのない理念だと思っております。
この理念のもとに、中期の目標として掲げたのが、まずロアッソブランドの確立でございます。これは、地域の方々、県民の方々にとって『おらがチーム』という存在になる、そう思っていただく、それを目指していこうということでございます。そのために、熊本が元気になるために、一緒になって頑張ってくれる選手やスタッフ、ロアッソ愛あふれる選手やスタッフでチームを構成し、ロアッソ愛を持った選手を育て、地域の子供たちを育成していく中で、ロアッソ熊本をより強くしていこうということを目指しております。
その先にあるKKウイングを真っ赤に染める多くの方々に我々と夢や感動を共有していただくことが、我々の目標でございます。そのためには、J１へ昇格するという第一関門を突破しなければならない、そのように考えて昨年も戦ってまいりました。それを実現するために何よりも必要なのは、熊本の地域の皆様、県民の皆様のご理解とご声援、そしてご協力に他ならないと思っております。
それがひとつになって絆を結び、強い力を発揮したときに初めて、我々の目標でありますJ１昇格も、スタジアムを満員にして試合をお見せすることも、県民に元気になっていただき、子供たちに夢を持っていただき、そして地域に活力を持っていただく、その目標を達成できると確信しております。
この中期目標のもとで、昨年はチームの大幅な若返りを図りました。監督と新しいスタッフを迎えて新しいチームとしてスタートをしました。その結果は皆さんご存じのことと思います。その前年の14位から大幅に躍進をし、7位という非常にいい成績を残すことができました。これも県民のみなさんの応援の賜だと思っておりますが、観客動員も目標の１試合平均7,000名には届かなかったものの、平均6,900名以上の方々が我々に声援を送ってくださいました。本当に心から感謝をいたしております。
また、昨年度目標として掲げました練習場とクラブハウスの確保に関しましても、県が全面的に協力をしようと表明していただきました。練習場は県の運動公園を優先的に提供していただくことになりましたし、交流施設となるクラブハウスのような施設も、来年にはおそらくお披露目できるようになるのではないかと考えている次第であります。これはクラブにとっても大きな進歩だったと思いますし、選手たちはこれで、安定して能力を蓄えるための練習を十分に積むことができると考えております。
また、年初から愛募金としまして強化資金の募金のご協力を仰いでまいりました。これもたくさんの方にご協力をいただきました。それをさらに発展するような形で、我々がJ1に昇格するための基準をクリアすべく、資本金の増資を展開いたしました。これも非常に多くの方々にご協力をいただきまして、2カ月弱で6,000万円以上のご出資をいただくことができました。そして、第2次の募集期間として活動を始めております。これを早期に実現することで、1日も早くJ１に昇格する資格を得たい、そういうふうに考えております。これを今年も続けていきたいと思いますので、皆様是非、ご協力をよろしくお願いいたします。
こういった中で、2011年のクラブスローガンを発表させていただきます。昨年は「絆〜STRONG WILL」というスローガンでございました。チームは見事にそれを具現化して、いい結果を出してくれたと確信しております。今年は、その強い意志をさらに推し進めて、本当に今の目標であるJ1昇格を実現するべく頑張っていきたい。そのためには、クラブがまず、J１にふさわしい本物のクラブになる必要がある。そして、チームも選手もJ1にふさわしい存在になる必要がある。それを実現することによりJ１昇格を実現しようと、そういう思いを込めまして、このスローガンを選びました。「絆　be REAL〜実現〜」でございます。
このスローガンのもとに2011年のシーズンの目標を新たに設定いたしました。まず１番目は、J１昇格に向けた、チームとクラブの体力強化でございます。これは、先ほど申し上げました愛募金の展開や増資のお願いも、さらに力を入れて展開していきたいと思っておりますし、チームも今年新しく10名の仲間を迎えて、昨年以上にパワーアップを図っております。昨年の強い意志を引き継いで、さらに厳しい鍛錬のもとで、チームの強化を図っていきたいと考えております。
それから2番目はスタジアム環境の改善でございます。熊本にはKKウイングという素晴らしいスタジアムがございます。ただ、必ずそこで試合ができるということでもありませんので、他のスタジアムも改善をし、整備を図っていかなければならない。そういう意味を込めてテーマに挙げております。また、KKウイングにしても、今後実施されますクラブライセンス制度の中でもスタジアムに対する要望が出てまいります。それを実現することで、我々はJリーグで試合を続けることができる。そのためには、たくさんの改善を図っていかなければならないと考えているところでございます。
そして3番目は、育成の強化とホームタウン活動、普及活動の拡大でございます。先ほどもちょっと触れましたけれども、我々のクラブの存在意義と目標は、県民の方々と一体になって、県民が元気になり、子供たちが夢を育み、そして地域を活性化すること、これに尽きます。そのためには、ホームタウン活動や普及活動を通じて、地域の方々とより強い絆を結んでいかなければと思っております。
昨年も、いろんな形でホームタウン活動や普及活動を展開してまいりました。夢教室をたくさんの学校で行わせていただいたり、サッカースクールをあちこちで展開させていただいたり、あるいは幼稚園の巡回活動でたくさんの子供達と絆を結ばせていただきました。今年もさらに推し進めて、また、県民運動推進本部の協力を得て、県内の各地域へも出向いて行き、いろんな活動を展開したい、そのように考えております。
そういう中で、今年は「絆　be REAL〜実現〜」というスローガンの実現のために、一生懸命頑張ってまいる所存でございますので、皆様方にもぜひ、昨年以上に応援をしていただき、ご協力を賜りたいと考えております。
選手たちも昨年の強い意志をベースにして、より激しい鍛錬を積み、高い技術を身につけて、一丸となって強い絆で目標達成に頑張ってまいりますので、1年間応援をよろしくお願いいたします」

●池谷友良総監督GM
「皆さん、明けましておめでとうございます。今シーズンもよろしくお願いします。私の方からチームについてお伝えしたいと思います。
まず体制ですが、昨シーズンから引き続き、高木琢也に監督としてタクトを執ってもらうということになりました。選手については監督が話したあとで紹介したいと思います。今シーズンも皆さん、また1年よろしくお願いいたします」

●高木琢也監督
「皆さん、明けましておめでとうございます。昨年を思い出しますと、サポーターの皆さん、そして報道関係者の皆さんには1年お世話になったシーズンで、そして私自身も監督という仕事をしている中で過ごした1年は非常に充実して、また自分の中にも新しいものを発見しながら、本当に楽しい時間を過ごさせていただきました。
今日また新たに2011年のシーズンがスタートする。ちょうど1年前、こうやって皆さんの前でご挨拶したことをよく覚えています。今年も新たに10人のフレッシュなメンバーが加わり、このシーズンを戦う準備ができました。熊本県民の皆様、ここにいらっしゃる報道の方々にも感謝をしながら、皆さんの力になれるように、岡社長も話しましたが、希望や勇気を与え、生活の中に我々ロアッソが少しでも浸透できるように、1年間また頑張っていきたいと思っております。よろしくお願いします」

●仲間隼斗選手
「こんにちは。今年からロアッソ熊本に加入することになった仲間隼斗です。プロ1年目ですが、積極的に練習に取り組み、メンバー争いをしていきたいと思います。よろしくお願いします」

●片山朗選手
「こんにちは。片山です。僕もプロ1年目になります。チームが掲げているJ１昇格という目標に対して、少しでも力になれればと思っています。今年からよろしくお願いします」

●田中俊一選手
「こんにちは。大阪教育大から加入しました田中俊一です。これまで支えてくださったたくさんの人々に感謝の気持ちを忘れずに、チームに貢献できるように頑張っていきたいと思います。よろしくお願いします」

●齊藤和樹選手
「中京大学から加入することになりました齊藤和樹です。まずはプロの舞台でプレーする機会を与えてくださったロアッソ熊本に感謝し、そして自分の持ち味である裏への抜け出しやキープ力を生かして、得点をしっかり量産していけるように頑張りたいと思います」

●武富孝介選手
「初めまして。柏から来た武富です。チームのためにプレーし、チームの目標、自分の目標、サポーターの目標を達成できるように頑張ります。応援よろしくお願いします」

●長沢駿選手
「初めまして。清水エスパルスから来ました長沢駿です。ロアッソ熊本に加入できて、本当に光栄に思っています。チームが掲げているJ1昇格という目標に対して個人として点を取ることは当然ですけど、チームの為ために献身的なプレーをするようにしていきたいと思います。サポーターの方にも早く自分のプレーを見ていただいて、１日でも早く認めてもらえるよう頑張りますので、熱い声援をよろしくお願いします」

●廣井友信選手
「初めまして。清水エスパルスから来た廣井友信です。以前お世話になりました高木監督（東京Vに期限付き移籍時代）より、またお誘いいただいて、こうして一緒にプレーできることを非常に光栄に思います。また、九州は初めての土地なんですけど、私生活のほうも充実させながら、サッカーもより頑張っていきたいと思います。プレーとしては、センターバックなので後ろから声を出して、チームが辛い時に励ましたり、鼓舞するプレーができればいいと思います。サポーターの皆さん、一生懸命頑張りますので、よろしくお願いします」

●根占真伍選手
「初めまして。横浜FCから移籍することになりました根占真伍です。熊本に加入できたことをとてもうれしく思っています。目標はJ1に昇格することです。そのために日々、自分の持っているものを全て出し切って、チームに貢献できるように頑張っていきたいと思います。よろしくお願いします」

●岩丸史也選手
「皆さんこんにちは。岩丸史也です。この中で僕がいちばん年上ですが、たいしたことはしゃべれないんですけども、チームの目標であるJ１昇格を達成できるように、自分自身もそうですし、自分だけでなくチーム全体を見ながら、まとめていけたらいいなと思っています。また、シーズン終わったあとに良い報告ができるように頑張りっていきたいと思います。応援よろしくお願いします」

以上

※新体制発表記者会見での質疑応答