12月25日（土） 第90回天皇杯準々決勝
福岡 2 - 3 Ｆ東京　（15:00／熊谷陸／6,553人）
得点者：13' 大久保哲哉（福岡）、90'+3 石川直宏（Ｆ東京）、94' 平山相太（Ｆ東京）、98' 石川直宏（Ｆ東京）、116' 丹羽大輝（福岡）
チケット情報 ｜天皇杯特集
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●久藤清一選手（福岡）：
「幸先よく先制点を奪えて狙い通りのサッカーができていた。最後は、もう少しだった。追いつかれて3点目が痛かった。（交代してからは）本当に頑張ってくれと、思っていました。僕はピッチにいなかったが、みんな走っていたし、最後まで全力で戦ったのでこの結果は仕方がない。
（本当の意味でのラストゲームとなりましたが）
サポーターの前に行くまでは忘れていました。久藤コールがあってやっと思い出しました。ちょっと寂しいですね。今年はJ１に昇格できたし、天皇杯もいい戦いができたと思います。いい仲間とプレーができて本当によかったと思います。感謝の言葉しかない。サポーターには支えてもらいましたし、いい仲間たちとJ１に昇格できた。本当にありがとうという言葉しかない。みんなにはJ１で暴れてもらいたい。今日も自分らしいプレーができたと思います。（チームメイトには）今まで以上のものを出して、楽しんで戦って欲しいと思います」

●大久保哲哉選手（福岡）：
「99パーセント勝てた試合だったと思います。やっぱりFC東京は力があるチームなので、あそこで追いつかれたことがすべてだと思います。色んな思いもあって何とかこのチームと一緒にプレーし続けたいというのが今の最大のモチベーションだったので、それを引き寄せられるゴールだったと思ったんですが…。FC東京から点を取れたことは自信にもなるし、今後にも繋がると思うので良かったと思います。プロ選手である以上は、（こういった状況は）いつかは来ることだと思います。ただこれでやめるわけではない。次のチームにいってもしっかり自分のプレーをして結果を出すことが福岡への恩返しでもあるし、これからの自分に繋がっている。だから、同じモチベーションで今月もプレーできたと思います。3年間は長いようで短かった。福岡ではそれなりの結果を残せたと思いますし、皆さんに支えられてサッカーができたことは感謝しています。特にサポーターの皆さんには、自分が完全移籍するときも、意思表示をしてもらってそれが一番の決め手になった。感謝の気持ちでいっぱいです。単純に昇格ができたことが一番の思い出です。ここへやってきたときから、昇格という言葉は口にしてきた。昨シーズンも、数字的に無理になるまでJ１昇格ということを言ってきましたし、それが実現できてよかった。言い続けることで、自分にプレッシャーをかけ続けることで目標は達成できる。今年、アビスパで歴代1番得点するということが一番のモチベーション。それが達成できて良かったと思います。3年間、チームメイトも変わったし、いい時も悪い時も色々あった。苦しい時期も長かった。ただ、個人的には精一杯やってきましたし、福岡のために絶対に昇格したいという気持ちでやってきました。それが結果、最後に国立までいければよかった。いい教訓というか、サッカーは何が起こるか分からない。今日は悪い意味で知ってしまったんですが、ただそれもサッカーだと思います。FC東京も力があるからあそこで点が取れる。それも真摯に受け止めてやっていきたい。後は、サポーター、スポンサー、スタッフもそうですが、チームメイトにはこの3年間を感謝したい。福岡は離れますが、まだサッカーは続けていきたいので、次のチームが決まってそのチームがJ１であればまたレベスタでプレーできるだろうし、それをモチベーションにしたい。そのときは大きいブーイングを浴びたい。まだ決まっていないのでなんとも言えませんが、決まったら報告します。今日は絶対に決めてやるんだという気持ちでしたし、全国放送だったのでもってるかなと（笑）。そういう意味も含めてアピールしたかったし、点を取ることが一番だと思っていました」

●平山相太選手（Ｆ東京）：
「勝つことが最大の目標でした。最初のワンチャンスを決めないと、苦しい展開になるということを改めて感じました。ゴール前で落ち着きだったり、個人、個人のプレーの精度が必要だと思いました。来年のJ１昇格に向けて今日の試合は大切な試合だったと思います。（ゴールは大竹からの）凄くいいボールでした。ぴったりのボールがきたのでしっかりと振りぬけたと思います。ゴールを決めても、残り時間もあったのでしっかりと切り替えてプレーしました。サポーターからはどういう状況でも大きい声援をもらっているので、今年は天皇杯しかないので優勝したい。最後まで勝ちあがって決勝の国立にいきたいと思います。どんな形でもいいので勝ちたい」

●大竹洋平選手（Ｆ東京）：
「あのまま終わってしまっていたら不甲斐なかったリーグ戦と同じ思いをさせてしまうところだった。みんなが諦めずにやった結果、勝利できてよかったと思います。今日は初めからプレーしていたので、前半から自分のプレーが出せればよかったと思いますし、反省しています。（延長戦は）うちが勢いにのっていたのでいけると思った。自分自身もバテているとは思わなかった。点に絡めたことはよかったと思います。（平山選手のゴールは）僕がもったら相太くんやオグリさん（大黒）も動き出してくれる。最後のところで通ってよかったと思います。今日は勝つことが大事だった。サポーターもたくさんきてくれた。次も勝てるように頑張りたいと思います。今日のような展開であのまま終わっていれば、チームとしての成長もなかった。そういう中で諦めず、あわてず自分たちのサッカーをして点が取れた。成長を実感できたし、これを続けていきたい」

●塩田仁史選手（Ｆ東京）：
「後ろで繋げる選手がいるので、常に繋ぎたい雰囲気がある。それは課題でもある。ただ、最後は（キム）ヨングンがためてくれていた。ただ、放り込む場面もあった。相太が競っても周りに選手がいなかったこともあった。繋ぐことは相手にも研究されているので、繋ぎながらタメを作るような工夫も必要ですね。繋ぐことと、相手が出てきた場合は相手の背後を突くことも狙っていきたい。ミドルサードでボールを取られるよりも、僕たちはアタッキングサードでボールを回すことができるので高い位置で回せるようにみんなと修正したいと思います。今日は、勝負強く戦えたことが収穫だと思います。監督からはいつもどおり声を出して欲しいと軽く送り出してもらいました。監督が求めるものは後ろからの声でもある。グラウンドで起きていることに対してどう解決するのか？を期待されている。口すっぱく言いました。ベクトルが合わないとバラバラになるので、これからも上手く声を出していきたいと思います」

以上