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【水戸:柱谷哲二新監督就任記者会見】柱谷哲二新監督コメント(10.12.08)

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本日、ケーズデンキスタジアム水戸にて柱谷哲二氏の水戸ホーリーホック新監督就任記者会見が行われました。
会見での柱谷哲二新監督のコメントは以下の通りです。
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●柱谷哲二新監督(水戸):
「来シーズン、水戸ホーリーホックの指揮を執ることとなりました柱谷哲二です。経緯としましては、沼田(邦郎)社長と萩原(武久)強化部長の熱い『水戸をもっとよくしたい』『もっと強くしたい』という、その『もっともっと』という意欲に感動しまして、私自身の持っている経験、そして自分自身が一番大事にしているハートの部分、そういうものを微力ながら水戸の発展のために力を貸せたらなと思い、お引き受けしました。

確かに若い選手が多いですが、水戸はこれからのチーム。そこも含めて魅力を感じました。いきなり監督になってJ1昇格というわけにはいかないかもしれませんが、1戦1戦、1日1日、努力をしていきたいと思っています。

そして、ピッチだけではなくて、試合だけじゃなくて、水戸ホーリーホックがファンのみなさん、サポーターのみなさんにとって大事なものになるように、水戸ホーリーホックを前進させていきたいと思っています。来シーズンから気持ちの入ったトレーニングをし、気持ちの入ったゲームをしていきますので、よろしくお願いします」

Q:理想とするサッカーは?
「トータルサッカーです。全員攻撃全員守備。相手のミスを待つのではなく、ミスを誘うようなディフェンスをしていきたい。アグレッシブにボールに対してプレッシャーをかけて、ボールを奪ったら早くボールを動かし、フィニッシュまで行く。ある意味、基本といえば基本のサッカーだと思います。若い選手が多いので、リトリートするというのはファーストではない。アグレッシブに前から追い込むスタイルでやっていきたいと思っています」

Q:今季の水戸の試合は何試合ぐらい見ましたか?
「競技場に行っては見ていません。ビデオとスカパー!さんの映像で6試合見ました。その中で木山監督がいろいろな選手をいろんなポジションで使ってくれたので、いろいろなことが見えました」

Q:気になる選手はいましたか?
「いましたね。遠藤(敬佑)なんかは面白いと思います。みんなポテンシャルはあるので、楽しみですね。自分の下に置いてどうなるか。それも非常に楽しみだなと。できるだけ選手を伸ばしていきたいなと思います。個々が伸びていかないとどれだけ組織がよくてもたかが知れている組織になってしまう。個を伸ばすアプローチが大事になってくると思います」

Q:補強も含めてチーム作りで重視するところは?
「バランスですね。バランスを重視したいので、あまり偏らないできちっとしたバランスのとれた補強をしたいなと思っています。若い選手が多いので、1人か2人ベテランがほしいということは部長と社長にはお伝えしました。幸い吉原宏太が残ってくれているので、彼が攻撃を引っ張ってくれると思うし、ディフェンスのところで大和田真史が移籍したので、リーダーシップを取れる選手を補強してくださいとお願いしています」

Q:J2を勝ち抜くために必要なことは何だと思いますか?
「J2、J1問わず、勝っていくためには、勝点を稼ぐためには失点を少なくしないといけない。攻撃というのは水ものな面が多い。バーに当たったり、GKの正面に飛んだりといったことがあるのですが、守備に関してはきっちり守らないと勝点を取っていくということは難しい。J1の監督時代もそうだし、J2時代もそれは感じました」

Q:今季は16位と低迷しました。強化したい部分は?
「今シーズンに関しては、6試合しか見ていないのですが、全体的に強化しなければ上には行けないと思います。その中で指揮を執る時に、どのカテゴリーの選手に対して言うことは90分走ること。そして絶対負けない、絶対に勝つというスピリットを持って戦う。そのメンタリティがなければ勝つことはできないと思います。今の日本の選手たちはみんな技術は高いし、頭もいい。だけど、勝負を分けるものは何か。この間の浦和と神戸の試合を見られた人は分かると思います。あんなに素晴らしい選手がいる浦和に何が問題があったのか。神戸の何が素晴らしかったのか。ちょっとしたところをどうやって埋めるのかということを私はずっと言い続けています。どんなうまい選手でもメンタルが必要なんです。そして、もう1つはフィジカル。90分走りきるだけのフィジカルです。そういうものがなければアマチュアに近いんじゃないかと思います。アマチュアとプロとの違いは何かと選手たちによく聞きます。あまりいい返事は返ってこないのですが、私が考えるのはプレッシャーがある中でいかにプレーできるか、そして90分間いかにチームのために働けるか。アマチュアは自分のやりたいことをやる。我々はプロなんです。勝つために、チームのために、自分が犠牲になってでも勝つためにプレーしないといけない。そういうところを大事にしていきたいですね」

Q:水戸の街の印象は?
「正直、こんな大きな街だとは思わなかったですね。ビックリしました。もうちょっと田舎なのかなと思ったのですが、都会だなという感じがしました。今日は練習場と選手寮を見てきたのですが、環境に関しても文句はない。十分だと感じました」

Q:どういったトレーニングからはじめていきますか?
「トレーニングに関しては、まずは守備。それとチームコンセプトをしっかりしたい。アグレッシブに戦って、3対2という試合が大好きなんですけど、なかなかそういうゲームはできない。だったら1対0で勝つ。モウリーニョも言ってましたけど、その通りだと思います。失点を少なくすること。やっぱりいい守備がいい攻撃を生み出すと思っています。だから、まずは守備から手をつけていきたいと思っています。最初のうちは死ぬほど走ってもらいます。そこを耐えることによって何のために頑張るのかが分かる。メンタルを強くするためにも厳しいトレーニングをして、厳しいことに耐えられるようにしないといけない。最初のうちは厳しい練習が続くと思います」

Q:サポーターにメッセージをお願いします。
「毎試合90分間終わった時にへたりこむぐらい出し切れるチームにしたい。足先のテクニックじゃなくて、必死になって戦う姿をぜひ見てもらいたいと思います」

Q:監督は現役時代“闘将”と呼ばれましたが、チームにそういう存在を置きたいと思っていますか?
「闘将というのはそんな簡単に出てこない。何人もいると、闘将と闘将でぶつかり合ってしまう。選手は自然とリーダーシップを発揮してくれると思います。そういう選手に対して、僕も闘将としての考え方を伝えたいと思います。無理に闘莉王が欲しいとは言いません。そんなことをしたら、一発でチームは破産してしまいますから。ある程度、チームの中でリーダーになれる存在を作っていきたい。リーダーは作られるものだと思っています。リーダーになれそうな選手、リーダーになりたい選手がいれば、メンタリティーを伝えていきたいですね」

Q:過去2回Jリーグで監督を務められましたが、あまり芳しい成績を残せませんでした。その経験を経て、変化した部分は?
「まず、2回の監督経験は結果はよくなかったですが、自分としては素晴らしい経験をしたと思っています。やってないよりやった方がいい。札幌と東京Vに対してすごく感謝をしています。今は国士館大学でコーチをしていますが、結果を残すことができています。今回ももっともっと常に勉強だと思っています。常にトライですね。この姿勢は10年経っても変わらない。サッカーはそんな簡単に答えは出ません。ですから、常にチャレンジしていきたいし、常に勉強していきたいと思っています。なので、今回水戸から誘われてとてもうれしかったですし、すぐに『やらせてください』と答えました。本当に水戸には感謝しています」

Q:契約はどうなっていますか? 長期ならば長期ビジョンと来季の単年の目標をお願いします。
「長期になると思いますが、まだ本契約は終わっていません。1年か2年か3年かは分かりませんが、来季はJ1昇格と言いたいが、現実を見なければいけない。これから補強をして新チームの戦力を見極めた中で考えていきたいと思います。理想としては負け越したくない。そこにポイントを置きたい。勝ち越したい」

以上
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