12月4日(土) 2010 J1リーグ戦 第34節
山形 1 - 1 鹿島 (15:34/NDスタ/13,647人)
得点者:16' 西河翔吾(山形)、53' 小笠原満男(鹿島)
スカパー!再放送 Ch183 12/5(日)深00:00〜
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●小林伸二監督(山形):
「全体を通していい戦いができたと思います。うまいタイミングで点が取れたということと、後半については随分ボールが回ったというのもあるので、昨年と(今年の)前期の戦いに比べると、今日のゲームというのはお互いモチベーションが高い状況のなかのものであれば、動けてるし、ボールもリズムよく回せてるというところでいくと、2トップのアントラーズに少し今日はやれたと思っています。残念ながら勝つことはできませんでしたけど、今日のこのゲームと、シーズン通しての今年が来年につながるようになってくるなあという気がします。
あと天皇杯が残ってるので、今日のゲームを踏まえ、上位にやれるようになってきているということを、(準々決勝の相手の)エスパルスにも表現したいと思っています。エスパルスについては、今年度のリーグ戦は勝ててないので、絶対に勝ちたいという気持ちでいい準備をしたいと思います。来週は少し(トレーニングの量を)落としますけど、選手もそうですけど、質・量的にもいい準備をしていい戦いができるように準備していきたいと思います」
Q:アントラーズを警戒するところがいくつかあったと思いますけど、警戒していたような怖さは今日はなかったのではないかと感じますが、いかがでしたか?
「そうですね。スペースに走るというよりも、今日は少し(山形がラインを)落としていたのでスペースが少なかったのと、小笠原から縦パスが絶対出てくるので、そこは何回かピンチになったなあというところがあったと思います。あとリスタートですよね。そこの中のマークの状況によってポジションを変えたりするんですよね。前半特にそういうのがあって、『ああ、狙われてるなあ』というのを感じましたので、それはうまく対応できたと思います。
後半ちょっとわからなかったですけどね、リスタートについては。ちょっと残念だったなあと思います。イエローでPKだっていうところがちょっと残念だったなと思います。こっちから見えなかったので何が起こったのかなと。ビデオで確認する必要があると思います。少しラインが落ちてるので、その裏というのが少なかったのだと思います。ただ、最後のメンバーを両方代えたなかで、打ち合いになったんですね。ああいうふうになった時は、元気よく行くんですけど、どうしても精度が低いので戻れないんですよね。果たしてそういうのがいいのかっていうところでいくと、もう少し、1回のチャンスをきちっと、モノじゃなくてフィニッシュで終わるように精度って要ると思うんですね。行くんですけど、信じて(ゴール前に)入るんですけど、全然いいところに入らないのでカウンターを何回か食らってるんですよね。少しそれは直さなくちゃいけないところだなと思います。そういうところはちょっと危ないなという気がしましたけど、全体的に落ち着いたゲーム運びができていたと思います」
Q:FC東京が落ちてしまって、J1は厳しいなと改めて思ったのですが、13位という最終結果についてはどのように思いますか?
「できれば12位をキーブして終わりたかったのと、3分の2のグループに入るんですね。6チーム、6チーム、6チーム。下位のグルーブのひとつの入ってしまっているのでね、13位ではね。勝点は去年も随分、15位と言っても並んだんですけど、結局得失点でやられたんですよね。今年もそうなんですよね。そういう意味では、もう少し今日は本当に勝てればよかったなと思いますね。でも、ボーダーに入ったことが今年はなくて、そこそこの12〜13位の順位をキープできたということと、勝負どころで京都の試合(第32節)に勝てたというのが大きいと思います。それも、セレッソの試合(の教訓)だと思うんですね。いいゲームをした大宮の試合は負けた。セレッソの試合はまさかということが起こったということです。ワールドカップの予選でも、日本でも起きましたけど、フランスがロスタイムにコーナーキックで入れられたりとかあるんですね。そう考えると、今回も起こったように、まさかというのが……。まさか神戸が。7戦負け無しですからね。すごい勝点で、今日も聞いてみると4-0で勝ったという、すごいことが起こってしまうというところがありますよね。ですから確実にモノにしていくというところは、共通理解として受けたと思うんですね、セレッソの試合は。ですからそのあとのゲームがずっと締まってて負けてないというのが言えると思うんですね。怖いものだと。もうちょっと辛抱したり、もうちょっとリスク管理をきちっとしておれば勝点3取れたのにというのは、選手が一番わかってると思うんですね。いい勉強になったと思うし、そういうところではうちもいい形で戦えたのではないかなと思います。
残念ながら、FC東京については去年リーグ戦5位、ナビスコカップ優勝というのを掲げたチームですよね。ですけど、何かが違うとこんなことが起こる。J2には起こらないことですけど、J1では起こります。過去に落ちてるチームは絶対前のシーズンいいんです。そういうのはよくわかることなので、少しずつ、うちは伸びていくというところがあってもいいのかなと思います。急激に伸びた後は危ないというのは、肝に命じておかなくてはいけない。本当にいいゲームをした後の次のゲームは危ないというふうに取ってもいいと思うんですよね。そういうことをセレッソのゲームが教えてくれたということでは、うちは早めに京都の試合で取れたというのは、ある部分、幸せだったかなと思いますね。神戸、FC東京についてはすごく力のあるチームなので、去年のレイソルを思い出すんですよね。うちは得失点が今回はマイナスが多かったので、並んだら負けると思うと勝ちにかからなくちゃいけなくなると、勝ちきれないだろうというのが、ずっと中盤戦には絡んでて、その前に答えが出ればいいなと思っていたんですけど、去年とは違って今年はホームで取りきれたので、これもひとつの成長かなと思っています」
Q:試合後にサポーターから小林監督へのメッセージがありましたが、今日来たサポーターの方に何かメッセージをお願いします。
「多くのサポーターの力というのは、去年よりも今年のほうが感じています。ホームで7勝してるんですよね。アウェイでは4勝しかしてない。ナビスコと天皇杯を入れると随分ホームでは勝っているんです。昨年はアウェイで勝っているというので、どうしても守備的で、どうにか勝ってるというのが、ホームでは随分ボールを自分たちで回して勝ててるゲームも出てきたということになっていると思うんですね。当然、負けてるゲームもありますけど、そういうふうなこともできるようになったのと、やっぱり、無理が利きますよね。応援でみんな頑張ってくれるし、もうひと踏ん張りのところの時間帯を、応援ですごく借りたと思います。すごく感謝してます。まあ、落ちなくて、(残留を)プレゼントできてよかったなあと思います」
Q:改めて、今シーズンつかんだ手ごたえと、まだ天皇杯が残っていますが、来年に向けてこういうふうにできればいいなというものはありますか?
「守備のところが随分、意図的に引くとできるようになったのと、ゲーム戦術のなかに限定すると、随分安定した守備ができるようになりました。今度は、自分たちで随分ボールが回ってくさびが入ったりして両サイドバックが高い位置でプレーをしたときに、先ほどから言ったように、シュートだったり、クロスだったり、スルーパスで切れて終わればいいんですけど、ミスで取られちゃうとピンチになるというのがあります。そこの精度というのは必要になってくると思います。サッカーですから、ボールを持ったときの技量がさらに上がる必要があると思います。
守備というところでは、ボールを奪って攻撃につなげるというのは、ある部分、レベルが高いと思います。随分変わってきていると思います。選手一人一人が頑張ってくれてると思います。今度、ボールを持った時の判断だったり、個人技術、個人戦術っていうのが長けてこないと、意図的には今でフィニッシュで点を取るというのは難しいと思います。そこは永遠に、どこのチームも追求していくことだと思います。点を取るゲームだと思うんですね。点が取れるように努力していくというのが、必要になると思います。今回も、随分変わってきましたけど、やっぱり失点が多いんですね。それはやっぱり、ボールを運んで攻撃に枚数をかける分やられたり、そのときに個の力で守備ができるかっていうと、やっぱり難しいところがあるんですね。そのへんは少し、個のレベルを上げていくし、J1に慣れていくって言うんですかね、まだ2年目の選手がたくさんいますから、そういう意味では、慣れてさらに上達してくれればいいと思っています」
Q:具体的に来季はどのあたりのポジションの補強が必要だと思いますか?
「今シーズンを振り返った時に、怪我をして苦しんだなあというところには、今の選手が伸びればいい判断をするのか、そこに同じタイプの選手を入れるようなことを考えるべきかなというふうに思っています。あとは、現状としてチームにいてもらえるかどうかというところもあると思うんですよね。動く選手がいるのであれば、そこも視野に入れながら、少し広めに情報を取っておく必要が今後あるかなと思います。具体的じゃないんで申し訳ないですけど(笑)」
以上
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