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【J1:第33節 広島 vs 仙台】ペトロヴィッチ監督(広島)記者会見コメント(10.11.27)

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11月27日(土) 2010 J1リーグ戦 第33節
広島 1 - 0 仙台 (17:34/広島ビ/16,448人)
得点者:90'+1 大崎淳矢(広島)
スカパー!再放送 Ch185 11/29(月)前04:00〜
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●ペトロヴィッチ監督(広島):
「みなさんもご覧になった通り、非常に厳しいゲームだった。
試合前に、神戸の結果が出たことによって、仙台は今日どうしてもポイントをとりにこないといけない、そういうゲームになった。ただ、両チームにとって素晴らしい、互角なゲームができたと思う。
立ち上がりから我々は、我慢をして攻撃を仕掛けられた。ほぼ、我々がボールを支配しながら相手ゴールへ迫る、そういう展開だった。
今日もまた我々は多くのチャンスをつくれたが、そこで決めきれない時間帯が続いた。ただ、選手たちは今日、どうしても勝ちたいという気持ちを持って戦ってくれた。ホームの最終戦ということで、今シーズンいっしょに戦ってくれたサポーターのみなさんに、勝利をプレゼントしたかったんだと思う。そうした彼らの気持ちが、最後のゴールにつながった。
今シーズンはACLでは、きわどいところで敗退、ナビスコカップでは、ほぼカップを手中にしながら、最後の最後で手をすりぬけてしまった。リーグ戦でも、最後の最後までACL圏内にかかっていた。残念ながら我々の目標とするところに到達できなかったが、選手たちは全力を尽くし、全員で戦ってくれた。彼らが戦ってくれた試合の一つ一つ、見せてくれた頑張りは、サポーターの方々に感動と喜びを与えてくれたと思う。
サンフレッチェというのは素晴らしいチームだ。彼らが見せてくれる攻撃、表現してくれる試合は、サッカーをみる多くの人を魅了したと思うし、日本の中でも注目を集める存在になっている。彼らのようなチームを率いることができて、誇りに思っている」

Q:大崎の起用意図と彼の評価を。
「大崎はこのところトレーニングで素晴らしいパフォーマンスをみせてくれていた。スタートからいこうか、と考えていたほどだ。
あの場面では、大崎が自分の能力を発揮できる状況だろうと判断して、投入した。大崎は試合に出るべきトレーニングの成果を見せていたからこそ、チャンスを与えた。最後のシュートは、頭に当たったのか、肩に当たったのかわからないが、ゴールできたことでよしとしましょう(笑)。彼は我々にとって、将来を担う選手。19歳の若者が、最後の最後にチームを勝利に導くゴールを決めて、サポーターのみなさんに喜びを与えられたことは素晴らしいことだと思う」

Q:今日、サポーターの前で「タイトル」という言葉を使われたが、その意図は?
「今シーズンを振り返ると、常に多くのケガ人を抱えながら戦ってきた。ただ、その多数のケガ人を抱えながらもACLではきわどいところ(予選リーグ突破)まで戦うことができた。ナビスコカップについては準優勝、リーグ戦でも最後まで3位〜4位の座を争っていた。
つまり、我々はあれほど多数のケガ人を抱えながらも素晴らしい結果を残してきたわけで、それを考えると、来シーズンはなるべくケガ人が出ない状況で、…なかなかケガ人が出なくなることは難しいのだが…、いい状態でプレシーズンのキャンプができれば、我々は間違いなく日本の中でもトップクラスに入れる。
来シーズン、タイトルがとれるかどうかは、もちろんまだわからない。そこには運も影響する。ただ、我々が本来の自分たちの(レギュラー)選手がそろっている状況であれば、十分に手が届くところまで来ている。そのチームづくりのベースは、十分にできている。
青山やミキッチ、山岸、(森崎)カズ、(森崎)浩司、(高萩)洋次郎らは、シーズン中長くケガをしたり、練習ができない時期が続いた。彼らがいい状態で、しっかりとトレーニングを積んでシーズンに入ることができれば、彼らのパフォーマンスはもっと上がっていく。それを考えると、我々は十分に上で戦っていけるチームになったと思う」

Q:今日がホームラストゲームとなった下田崇について。
「そのことは、私も悲しい。昨日、試合前のミーティングで選手たちには話したことだが、35年間サッカーに関わってきた私は『下田は、稀にみる素晴らしい人間だ』と断言できる。GKとして素晴らしいプレーヤーだということは、みなさんご存知だと思うが、それ以前に素晴らしい人間性を持っている。
彼は(若い選手たちにとって)見本となる人間であり、見本となるべきサッカー選手だった。若い選手たちは彼から多くのことを学んだはずだ。
しかし、サッカーというのはハードな仕事でもある。悲しいことだが、どの選手でも、キャリアを終える時が来る。ただ、サンフレッチェというクラブには彼のような素晴らしい人間が必要だ。どんな形になるかわからないが、広島の扉は彼に向けて開いている。
下田という選手と仕事ができたことを私は嬉しいし、誇りに思っている。私も、彼から学んだことはたくさんある」

Q:今日を最後に、監督は足の手術のために帰国することになった。最後の名古屋戦に向けて、メッセージを。
「足の痛みが限界に来ている事情もあり、また来シーズンも始動日から指揮をとりたいという気持ちもある。非常に残念だが、名古屋戦を前にして(自宅のあるオーストリアの)グラーツに帰らなければいけない。
しかし、私は何も心配していない。ここに来た時から、今のスタッフの皆さんと私とで積み上げてきたものがある。横内・望月・片野坂・杉浦の各コーチはみな、素晴らしい資質をもっている。そういうコーチたちが、私のもとにはいるからだ。
今日の勝利を受けて、我々のチームは新たなモチベーションを持って名古屋に向けて、準備してくれるだろう。そして、名古屋戦でも必ず選手たちは素晴らしい戦いをしてくれると信じている」

以上
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