11月23日のJ2リーグ戦第36節。福岡が14時キックオフの岐阜戦に2−0で勝ち、千葉は17時キックオフの草津戦に勝たなければJ1昇格の可能性がゼロになるところだったが、結果は0−2の敗戦。今シーズンの千葉にとって最大の目標だった『1年でのJ1復帰』は残念ながら果たせずに終わった。
5年ぶりのJ1復帰となる福岡の皆さん、福岡にかかわっていらっしゃる皆さん、そして福岡サポーターの皆さん、おめでとうございます。
とはいえ、千葉の今季のJ2リーグ戦はまだ2試合残っている。今季のJ1昇格を目指す戦いは終わり、今季限りで江尻篤彦監督は退任する。だが、来季、千葉がJ1昇格を達成するための戦いは、第37節愛媛戦から始まる。『終わり』は『始まり』でもあるのだ。
草津戦終了後、ミックスゾーンに現われた千葉の選手の多くは沈痛な表情だったが、筆者が話を聞くことができた選手たちは、今季の残り2試合について次のように語った。
草津戦で得点できなかったことを悔やんでいたFW青木孝太は「最後まで勝利にこだわって千葉らしいサッカーをしていきたい。ゴールを取りたいです」と話し、途中出場で気迫のこもったプレーを見せていたFW深井正樹は「プロである以上、ヘタなゲームをしてはいけないと思いますし、一人ひとりのプライドにかけてしっかりやらなきゃいけないところだと思います。こういう結果で来季もまたJ2で戦わなければいけないけど、来季に向かっていい形でシーズンが終われるように残り2試合をしっかり戦っていきたいと思います」と、すでに来季を見据えた言葉を口にした。
草津戦当日(11月23日)が誕生日だったDF茶野隆行は、残念な34歳の誕生日となってしまったが、「(シーズンを通して)サポーターがすごく力をくれたので、その人たちのためにも望みをつなげたかったので残念です。でも、下を向いてもしょうがないので、また来季につながるサッカーをしなきゃいけないし、プロである以上、最後まで戦い抜くというのが最低限の仕事なので、それをやり続けるだけです」とキッパリと語った。そして、キャプテンのMF工藤浩平は「もうJ1昇格はなくなったけど、試合を見に来てくれる人は絶対にいるし、最後まで応援してくれる人のためにも、思い切って気持ちの入ったゲームをしていかなきゃいけないと思います」と応援に報いるプレーをすることを誓った。
今季を少しでもいい形で締めくくり、来季につながる収穫を多く手にするための、千葉の選手の奮闘に期待したい。
以上
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2010.11.26 Reported by 赤沼圭子
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