「11月14日の東京ヴェルディｖｓジェフ千葉戦は、立川市サンクスマッチです。味の素スタジアムにぜひ観に来て下さ〜い!!」
ホームタウンのひとつである立川市に住む十数名のサポーターが、地元のサンクスマッチへ向けた集客活動としてビラ配りに奔走しました。

全5000枚配布を目標に、10月31日、11月３日に続いて３回目の活動となりましたが、「なかなか厳しいですね…」（男性サポーター）と、苦戦気味の様子でした。それでも、「東京Ｖに興味のない人にも、少しでも関心を持ってもらいたい」との思いから、通り過ぎる人ひとりひとりに丁寧に声をかけ、来場を呼び掛けます。

懸命な彼らの様子に、自らビラをもらいに足を止める通行人の姿も見られました。その中には、２〜３回東京Ｖの試合を観に行ったことがあるという親子もいて、「チケットが安くなっているんだったら、また行きたいわ」と興味津々。
サポーターが「『Save Our VERDY』のロゴ入りＴシャツが付いて1000円（詳しくは東京Ｖ公式HPから）なんですよ。それに、立川市民シート（詳しくは専用ブログから）だと、大人も子供も500円とさらにお得！　しかも、ヴェルディレジェンドスターズと芸能人チームの試合があったり、他にもいろいろなイベントがあるんですよ。ぜひ来てね」と、アピールすると、少女は笑顔で「うん」とうなずいていました。

また、同じく進んでビラを受け取りに来た立川市在住の女性は、「同じ東京でも、ＦＣ東京の試合はよく行くけれど、東京Ｖのはまだ行ったことがないんです」と話していました。住んでいる立川市が、東京Ｖのホームタウンのひとつであることを知っていましたか？　と尋ねてみると、「詳しくは知りませんでした。試合をやる味の素スタジアムとは距離があるから、どうしても実感がわかなくて」とのこと。それでも、ホームタウンだと知ると、「地元にサッカークラブがあるのはすごくうれしい。今度観に行ってみようと思います」と、話していました。この告知活動の中心となっている男性サポーターも話していましたが、やはり、立川市に住んでいても、ヴェルディのホームタウンだということを知らない人は少なくないようです。しかし、この女性のように、身近な存在だと感じることができれば関心が向くこともまた、事実なのではないでしょうか。

少人数によるビラ配り。
「たとえ5000枚配ったとして、50人ぐらいが実際にスタジアムに足を運んでくれれば上出来だと思います」というほど、とてもとても地道な活動です。それでも、この告知活動を行ったことによって、立川市に住む人ばかりではなく、道行く多くの人が、『立川市＝東京Ｖのホームタウンのひとつ』ということを知ったはずです。立川市だけに限りません。他のホームタウン稲城市、多摩市、日野市でも、同じように活動しているサポーターがいます。もっと認知度を上げるためには、クラブ社員、スタッフを含め、より多くのマンパワーが必要なのではないでしょうか。

11月14日J2第34節・千葉戦は、新スポンサー【XEBIO DAY】にも設定されました。新生ヴェルディの第一歩として、サポーターのこうした純粋な活動が、まずは千葉戦、そしてその後の１試合１試合の観客数につながればいいなと思います。

以上

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2010.11.09 Reported by 上岡真里江