11月7日（日） 2010 J2リーグ戦 第33節
柏 3 - 0 岐阜　（13:04／柏／9,388人）
得点者：57' 北嶋秀朗（柏）、90' 大谷秀和（柏）、90'+5 レアンドロドミンゲス（柏）
スカパー！再放送 Ch185 11/8（月）後08:00〜
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●田中順也選手（柏）
「（２点目の場面は）カットして、（林）陵平君が見えたのでパスを出しました。点につながるプレーができてよかったです。そこでタニさん（大谷）が良いところで取ってくれました。得点に絡めてやっぱりサッカーっていいなと思いました。最近は試合に使ってもらていたので、今日は（大津）祐樹もいたからどっちが出るんだろうというのはあったけど、この前の試合でも調子が良くて、出たら（得点に）絡もうと思っていました。入る時の監督からの指示は守備のことを言われていました。攻撃はあまり意識していなかったんです。もっと守備を安定させることと、バラ（茨田）が疲れているから交代ということでした。でも良い形で攻めることができてよかったです」

Ｑ：１年間J2でやってきて、チームは成長できましたか？
「チーム力、全体のレベルは上がっていると思います。組織力、去年は少しバラバラだったけど、今年はチームとしての力が上がりました。監督は若手も積極的に起用してくれるので、底上げもできたと思う」

●藏川洋平選手（柏）
「ホームで決められてホッとしました。（フリーのシュートを外したのは）昨日のミニゲームで点を取り過ぎたから（笑）」

Ｑ：藏川選手は４年前の昇格も経験しています。何か違いはありましたか？
「前回は他力でしたからね。最終節に勝って上がれたけど、今日、うちらは勝てばよかった。ホームで決めたいとは思っていました」

●ホジェル選手（柏）
「昇格を決めて自分も幸せです。チームの一員として力を出せたと思う。加入してからチームに迎え入れてくれて、プレーできた。感謝している。でも今日で終わりじゃない。残り試合に向けて準備していきたい」

●茨田陽生選手（柏）
「うれしいの一言です。降格の時、僕は２種登録だったけど悔しい気持ちはありました。目標を達成できてよかったです。ここで満足しないで全力でやっていきたい。今日の試合は緊張して、最初は周りも見えなかったし、初めての経験でミスも多かったです。後半からは自分のリズムで、良いリズムでできました。タニ君（大谷）と落ち着かせることもできたし、後半には点を取れるという雰囲気はありました」

●酒井宏樹選手（柏）
「昇格の経験は初めてで、それに自分が出ていたのがうれしい。ホッとしました。緊張もしていました。今日は相手の守備の仕方が水戸と違っていてサイドが空いていた。でも自分のポジションが中途半端で動けない状況だった。後半はサポートに入って、少しは持ち味を出せたと思う。昇格は考えないようにしていたけど、観客がいつもより多かったので意識してしまいました」

●近藤直也選手（柏）
「この前、水戸戦もラスト１０分ぐらいからチャンスが増えたので、今日もそういう展開になると思っていた。前半に点が取れなくても、しっかり残りの５分、１０分で取れればいいと思っていた。自分たちとしては焦らず、どこかで点を取れれば。今日はしっかり取れたので。うちのサポーターは選手を鼓舞してくれる。昇格は一緒に戦ってきた結果。サポーターと一丸になってやってきた結果です」

●大谷秀和選手（柏）
「自分は思ったよりも『持っているな』と思いました（笑）。ゴールは林のおかげです。（田中）順也が良い形でボールを奪ってくれて、林も自分が（ゴールを）取りたい場面だったけど優しいパスをしっかり出してくれた。昇格を決めたかったけど１−０では追いつかれる可能性もあったので良い時間帯のゴールだったと思う。前半で取れるに越したことはないですけど、岐阜は守備力が高いチームで前半からチャンスを作るのは難しいという印象だった。しっかりリスクマネージメントをしながらチャンスを狙っていました。１試合通してあの（岐阜の）ディフェンスが続くとは思わなかった。僕らは９０分を見てゲームをしている。前半が０−０だからといって焦りはなかった。スペースができれば自分たちの形で攻撃できると思っていた」

Ｑ：４年前の昇格と比べて、今回は違いがありますか？
「４年前は劇的に決まったので、あれに勝るものはないけど、今回はホームで決められたのはうれしかった。次節は試合がないので、決められてホッとしました。でも昇格を目標にやってきたわけではなく、J2で優勝するという共通の意識がある。優勝に向けて残り４試合も勝点を取っていきたい」

Ｑ：J1のチームと対等にやれるという手応えは？
「J1のチームとの勝負が天皇杯だけで、ガンバ戦が残っているけど、３回戦で神戸とやった時にJ1でやれるチームだと見せるためにも絶対に勝たなくてはいけないと思っていました。まだJ2が終わっていないので評価しづらいけど、やっていることの方向性は間違っていない。ガンバみたいにタイトルを狙えるチーム相手にどれだけできるか、（天皇杯４回戦で）やってみたい。まだJ1のチームと比べれば戦力的に難しいところはあるけど、去年から監督が代わらなかったのは大きかった。しっかりチームとして成熟したので、大崩れはしないと思う。（J1チーム相手に）いい戦いができるんじゃないかという気持ちもある」

Ｑ：柏のサッカーは去年と変わったと言われています。今はどのようなサッカーですか？
「ポゼッションだとは言われていて、ボールを保持している時間は多いけど、あまり意識はしていない。監督からも前を狙える時は狙えと言われているし、カウンターの攻撃もある。ポゼッションのためのポゼッションではなくて、ボールを失わないで動かす時間帯もあるけど、そこは選手が判断してやるところ。今は多彩なことができていると思います」

●北嶋秀朗選手（柏）
「得点場面はオフサイドじゃない自信はあった。ネルシーニョのいうサッカーをJ1で体現したい。去年降格しても全員が残ったのは、サポーターがやってきたことの答えだと思う。サポーターのおかげです。去年はチームが壊れて降格したわけじゃなかったというのもあったと思う。僕がJ2に降格した試合でゴールを決められなかったから落ちてしまった。サポーターに苦しい思いをさせてしまった。今日はホームで昇格を決められてよかった。J1でプレーすることはいいものだと思います。でもレイソルが本来あるべき姿に戻っただけ。今年１年間やってきたことの自信はついている。手応えは監督・選手を含め、全員が持っている。僕もボールのもらい方が変わったし、もらいに行くポジションもちゃんとしたポジションをとれるようになった。今年は個人的な部分で苦労した。チームは順調だったので、それを壊さないようにして、勝ってきたことによって得た自信は大きい。ネルシーニョの言うことがこの１年で浸透してきたと思う」

●林陵平選手（柏）
「２アシストできてチームが勝てたことが、昇格できたことがうれしい。まだ振り返ることはしたくないけど、今年は順風満帆に来たわけじゃなかった。夏から成長できたと思う。個人的には布部（陽功）コーチとの個人トレーニングが大きかった。それで自信を持てて、得点できたのがまた自信につながった。ネルシーニョはすごい監督だと思う。柏に来て、監督に教わったのは自分としても良い経験だった。選手に自信を与えてくれますから。ネルシーニョはモチベーションを上げるのがうまい。自分のメンタルが落ちている時に声をかけてくれたり、本当に『名将』という感じです。とても日本人ではできない。自分も結果を出していかないといけないと思います」

Ｑ：今日の得点場面を振り返ってもらえますか？
「レアンドロから良いボールが来ると思ってファーサイドに入ってヘディングをしました。最後はキタジさん（北嶋）がいたので詰めて僕のゴールではなかったんですけど（笑）、でもチームのゴールです。ハーフタイムに０−０でしたけど、焦ってはいけない、これが昇格のかかった試合だと思いました。前半にあれだけポゼッションしていたので、後半は取れるとは思っていました。２点目は自分がボールを持った瞬間にタニ君（大谷）が見えた。ボールを受ける自信があるからあそこに受けに行ったし、そういうのは自分で何かを感じないといけない」

Ｑ：残り４試合はどのように臨みますか？
「J2優勝と昇格というのが目標だったので、あとは優勝を狙って１試合１試合を戦います。今日は今日で終わったし、まだ天皇杯もある。それを見据えてやっていきたいです」

以上