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【J2:第33節 富山 vs 東京V】プレビュー:ともに負けられない。富山は春以来の連勝を目指し、東京Vは昇格への希望をかける(10.11.07)

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11月7日(日)J2 第33節 富山 vs 東京V(13:00KICK OFF/富山チケット販売はこちらリアルタイムスコアボード
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18位の富山が4月以来の連勝を目指す。前節に11試合ぶりの勝利を収めて連敗を7で止めた。今度はホームのサポーターと喜びを分かち合いたい。5位の東京VはJ1昇格圏の3位まで勝点9差につけ、残り5試合での逆転劇を狙って必勝を期す一戦だ。

前節の富山は19位の北九州に2−1で逆転勝ち。安間貴義監督は就任3戦目にして初白星を収めた。監督自身が「国内では見たことがない」と言う「3-3-3-1」のフォーメーションを採用した。奇策と受けとった向きもあるようだが、出場停止や負傷者がでた影響や相手のウイークポイントを見極めたうえでの決断。「無難に終わってはいけない。新たなことにチャレンジして積極的にプレーしてほしい」というメッセージもこめられていた。選手たちも頭と体、感覚をフル回転させて斬新な試みにトライし、好結果につなげた。
逆転勝ちは今季2度目で「精神面の弱さを指摘されてきたが少し進歩した」と安間監督は評価する。前々節の札幌戦では攻守とも悪くないにもかかわらず、失点によって必要以上のダメージを受けているように見えたという。試合後、双方のチャンスとピンチの回数を映像でカウントして自分たちが優勢だったことを示し、動じずにプレーするように促していた。同じような試合展開をひっくり返し、こちらでも選手が吸収力の高さをみせて指揮官の期待に応えたと言えよう。

今週のトレーニングでは引き続き3-3-3-1に取り組んだ。4日の新潟経営大学との練習試合では、狙いとするサイドからの崩しに加え、前線からのプレスによるショートカウンターやワントップに当てての中盤からの飛び出しなど多彩な攻撃を展開した。前々節に採用した4-3-2-1と、どちらの布陣を選択するか注目したい。いずれにせよ安間監督が求める基本は同じで、個々が局面のチャンス、ピンチを判断して思い切りよく動くこと、そして空いたスペースは誰かが埋めるという連動性だ。ポジションに縛られず、自ら考えて走る姿勢が浸透した時、監督が思い描いている攻撃サッカーが可能になる。

東京Vは前節の大分戦に0−1で敗れて最近5試合は3勝2敗。残り5試合で3位・福岡(残り6試合)との勝点差が9に開いた。J1復帰の望みをつなぐには勝ち続けなければならない。1試合平均失点0.84は依然としてリーグ2番目に少なく守りは安定している。勝敗を左右するのは攻撃の出来。川勝良一監督は前節後の会見で「コンディション的にも非常にきつい時期だが、作ってきたパスサッカーを残り5試合で可能性がある限り再現して、チャレンジしたい」と語っている。
富山は19戦連続して失点している。東京VのMF河野広貴やMF高木俊幸・善朗兄弟、前回の富山戦でJリーグ初得点を挙げたMF阿部拓馬ら若きタレント集団に対し、粘り強い対応が求められる。昨季からの対戦成績は1勝3敗で得点は国立競技場で挙げた1点のみ。リーグを代表するDF土屋征夫、富澤清太郎のセンターバックコンビからゴールを奪いたい。

前回対戦では富山サポーターが「ヴェルディの灯を消すな」との横断幕を駒沢のスタンドに掲げた。Jリーグ初代チャンピオンは経営難を脱し、富山にとっていつかは乗り越えたい目標であり続ける。2年前に東京Vに在籍したDF足助翔は「(東京Vでは)多くの良い出会いがあり、プロ選手としての姿勢を学ばせてもらった。富山も新しいスタートを切り、自分たちのかたちも見えてきた。チャレンジして『富山は変わった』と感じさせたい」と話している。

以上

2010.11.06 Reported by 赤壁逸朗
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