10月31日（日） 2010 J1リーグ戦 第28節
横浜FM 2 - 1 広島　（15:05／ニッパ球／12,568人）
得点者：24' 高萩洋次郎（広島）、33' 小野裕二（横浜FM）、81' 清水範久（横浜FM）
スカパー！再放送 Ch181 11/2（火）後11:00〜
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●ペトロヴィッチ監督（広島）：

「予想どおり、互角の戦いだった。ともに勝点３をめざして攻撃的なサッカーを展開した。残念だったのは、リードした後、アンラッキーな形で失点してしまい、同点に追いつかれたこと。そして後半、我々は２点目を奪われて敗れた。
ただ両チームにとって、いいゲームだったと思う。我々は、多くケガ人を抱えたが、何とかやりくりしながらここまでやってきた。シーズンも終盤を迎え、ちょっと選手に疲れもみえてきた。
今日の試合は残念だったが、まだ終わりではない。引き続き、我々のめざす戦いをチーム全員で続けていく」

Q：ベンチには、力のある選手がそろっていた。交代は悩まなかったか？
「それほど悩まなかった。なぜなら我々は、ここ８試合負けていない。そういうチーム状態で、そういうスタメンだった。寿人のことを聞きたいのだろうが、彼はここ８週間出ていない。ケガ明けだし、練習ゲームもしていない。彼自身も、私も状態については、十分わからなかった。負けているから、そういう質問が来るのだろう。負けていない間は、そういう采配への質問は来ないでしょう（笑）。F・マリノスとサンフレッチェは、ピッチ上ではそれほど違いはないが、クラブの規模では大きな違いがある。最終的にどういう順位で終わろうとも、我々にとって今シーズンは素晴らしいシーズンになることは変わらない。今後、負けが増えていけば、試合に出ていない選手にとって面白くない状況は生まれてくるだろうが、そうなれば私も解雇されるかもしれない。監督にとっては、最も危険な時期ということではある（笑）。まあ、誰が出ようとも、サンフレッチェは素晴らしいサッカーをするチームであることは間違いない」

Q：今後、相手の良さを消すような守備的なサッカーをするつもりはありますか？
「私の考えが正しいかどうかはわからないが、常に自分たちのサッカーをしていくというのが我々のめざすところだと思っている。毎試合、相手のサッカーに合わせてしまったら、毎試合違ったやり方をしなければならなくなってしまう。我々は、ここ４年半、常に自分たちのサッカーをしてきた。J２降格後、天皇杯決勝に残り、さらにゼロックススーパーカップで勝利をおさめることができた。今季はACLに出場し、ヤマザキナビスコカップにはファイナルに進出している。サンフレッチェは、これ以上ない結果を残せてきていると思っている。それは常に、自分たちのサッカーをやってきた結果である。私は常に自分のチームを信じている。たとえ相手がどんなチームであっても、我々が自分たちのサッカーをしっかりとやることができれば、我々を止めることは難しいだろう。また森崎兄弟が、今日のゲームでしっかりとプレーできている現状をうれしく思う。それは今日の勝点３より価値のあることだと思う。結果だけがすべてではない。人間性も重視している」

Q：ヤマザキナビスコカップの決勝までの２日間をどう過ごしていくのか？
「やはり連戦で１日休みが多いのは大きな影響がある。だから磐田は、大きなプラスアルファがあるはずだ。我々は、短い時間の中でより選手と話をしながらメンタル面での準備をしていこうと思う。そして選手が出来るだけ身体を回復できるようなことを考えていきたい。最近の磐田は、素晴らしい内容のゲームをしている。難しい決勝になるだろうが、とにかく決勝に向けてできる限りの準備をして臨むつもりだ」

以上