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【J1:第27節 京都 vs G大阪】京都側プレビュー:関西Jバトル・西京極ラウンド最終戦。相手は関西の雄・G大阪! 京都は闘うサッカーへ到達しG大阪から勝利を奪えるか、注目の大一番(10.10.24)

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10月24日(日)J1 第27節 京都 vs G大阪(13:00KICK OFF/西京極チケット販売はこちらリアルタイムスコアボード
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関西Jバトル・西京極ラウンドも最終戦を迎える。西京極では、神戸に3−0とアウェイでの借りを完全に返した。しかし、C大阪には最後にやられて0−1の惜敗。この2戦を振り返って感じるのは「西京極で戦えるのは大きなアドバンテージである」ということ。アウェイとは全く見違える試合を、聖地・西京極では繰り広げる。
その最終戦を飾るのは、関西の雄・G大阪。万博での戦いではG大阪をしっかりと分析し、また、遠藤保仁の欠場もあり、1−1と負けない試合を演じた。そこから西京極へ。胸を張って、勝つ試合へと向かいたい―。

G大阪。前節は大宮相手に5−1と、31本ものシュートを浴びせる圧勝。新加入のイ・グノも、天皇杯3回戦に続いて、前節も2得点をあげ、完全にチームに溶け込んだ。「パスの中にスピードある選手がいる」と増嶋竜也が表現するように、パスサッカーの中盤に対し、イ・グノ、平井将生と一瞬で相手を置き去るスピードを持つFWを揃える。
染谷悠太は「相手はパスワークの上手いチーム。狙いを読んでいきたい」とし、「遠藤選手に前を向かせないように」と話した。G大阪の意図を阻むのなら、まずは遠藤に対しどう守るか、だろう。遠藤のボールを奪いに行くのか、遠藤から出るボールを限定させるのか。
もう一つ、新潟戦でも見せた守備も有効だろう。新潟の中盤にボールを下げさせ、ディフェンスラインの永田充からパスが出るように仕向けていた。ゲームコントロール役を遠藤から最終ラインの高木和道(中澤聡太は今節出場停止)がしなくてはならないように仕向ける。そのために京都は前線との連動した守備も必須となるだろう。

そして、サイドのポジション取りも重要だ。G大阪はサイドハーフも中央に寄り、攻撃陣でボックスを形成する様な連動性を見せる。だから、京都もサイドハーフ、サイドバックが中に絞りスペースを消すポジショニングが必要になる。
だが、G大阪は、空いたサイドのスペースを安田理大、加地亮のサイドバックが突いてくる。京都としては、相手のサイドバックの攻撃参加を、サイドハーフが対応するのか、サイドバックが対応するのか、明確にする必要があるだろう。
しかし、一番に気を付けることは、サイドでえぐられても結局は中央に合わせてくるので、慌てずに中で対応すればよい、ということだろう。渡邉大剛は「バタバタすれば勝つ確率が下がるだけ」と、大きなピンチを招いても冷静に対応することを心がけていた。ピンチになってもその次の対応で防ぐという心理的準備にもなるだろう。

「上手く引き込んでカウンターを狙いたい」とは渡邉始め多くの選手が口にした。守備から攻撃へ、攻守の切り替えは今節の最重要ファクターだろう。G大阪の攻撃が強ければ強い程、相手陣内にスペースが生まれる。ここを突くのだ。一発で裏なのか、一度中盤に当てて、2列目がトップスピードでスペースを狙うのか。それは状況次第。
G大阪は前線から強いプレスを仕掛けてくる。だが、「相手のプレスをかいくぐればスペースはある」(渡邉)ことは前回の対戦でも実証していた。今節も狙いどころは変わらない。
増嶋は清水戦で、左だけでなく、右のスペースに走り込む柳沢敦にボールを送る視野の広さを見せてくれた、「様々なキックにチャレンジしたい」とカウンターへの意欲を示す。彼のキックの意味を攻撃陣が感じられればG大阪を間延びさせることもできるはずだ。
京都が、京都らしい守備をすれば、ボールをカットしてから攻撃へスムーズに入れるはず。前線の選手とも連携を取って守備をするのは、早い攻撃を仕掛けたいがためのはず。その観点から言えば京都の攻守の切り替えはまだまだ伸びる余地があるし、もっとその意識をしても良いはずだ。前線が動くからパスが出る以上に、守備陣がどんどん速いタイミングでパスを出す。京都の攻撃は守備陣から、という視点で今節は試合を観てみたい。

前節の清水戦で、清水の最初のシュートが失点になった。それをみてもまだ、京都は悪い流れを引きずっている様に感じる。だが、ギリギリの所で同点に追いついた。重要なのは、京都がやろうとしているサッカーを粘り強くやって、清水守備陣にスペースを作り、それで、ゴールを決めたこと。サイドを使って、スペースを作って、点を奪ったのは、京都のサッカーが浸透した証でもあるはず。

悪い流れを自分たちの力で強引に変えようとしているのだ。今節のG大阪戦、自分たちのサッカーが出来るか、まずここからだろう。そして、ハーフタイムを挟んで相手がどう対応してくるか、という所まで冷静に観えれば、勝機は見いだせるはずだ。
そこで、勝利への飢餓と勝点3への欣求があればG大阪といえど、押し込むことはできるはず。やろうとしているサッカーが浸透してきているのなら、状況を読み切る眼を持つこと。それが出来れば、闘うプレーも引き出されるのではないか。
G大阪を喰えるか、大いに期待したい。

以上

2010.10.23 Reported by 武田賢宗
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