シーズンも終盤を迎え、残り試合も今週末の31節柏戦を含め7試合(熊本は33節に試合なし)となった。51試合を戦った昨季と比べれば、やはりあっという間。悔いのないシーズンにしたい。
今季の出場記録を見れば、全試合フル出場(29試合・2610分)を果たしているのはGK南雄太のみ。以下、2442分出場の吉井孝輔(28試合)、2430分の矢野大輔(27試合)、2340分の福王忠世(26試合)、2294分の筑城和人(27試合)と続き、守備陣が安定して出場していることが、ここまでの成績に関係していることがわかる。
だがそれでも、試合を重ねれば警告の累積で出場停止となるケースや、負傷での離脱も避けられない。そうした場合、代わりに出場する選手がいかにカバーし、さらにはポジションを奪えるかという部分も、強いチームの条件の1つであり、それが層の厚さということになる。
「サブで帯同する時も試合に出る気持ちは持っているし、やれる自信もある。緊張や焦りもないし、いつでもいけると思ってます」
今シーズンから完全移籍で熊本の一員となり、同時に背番号1をつけることになったGK木下正貴は、そう話す。
昨季、ホームで行なわれた栃木SC戦、完封でJリーグデビューを飾って以降22試合に出場し、経験を積んだ。しかし今季は、南の加入もあって出場はまだない。
「やっぱり、雄太さんのプレーを見ていると全然違う。試合には出たいですし、悔しいですけど、僕にはまだ足りないところもいっぱいある。雄太さんのいいところを盗めるように、真似をしたり話を聞いたりしています。昨季よりは良くなってると思うし、加藤さん(GKコーチ)に褒められることは少ないですけど、怒られることは減ったかな(笑)」
南から学ぶことは多い。特に「ほんの少しのポジショニングと、集中しどこ」だと木下は言う。
「90分間ガムシャラにやればいいっていうポジションじゃないし、要所で狙う、頭を使うプレーとかいうのは、やっぱり経験からくるものでしょうね」
そうした良き手本に間近に接することで得るものは決して小さくないはず。謙虚に学びながら吸収する一方で、「僕にしかないものもあると思うんで」と、自信ものぞかせる。
30節終了時点で、GK南は累積警告が3枚でリーチがかかった状態。最終節までカードをもらわないに越したことはないが、それでも何が起きるかわからない。だからこそ、木下は準備を整える。いつ訪れるかわからない、“その時”のために。
以上
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2010.10.21 Reported by 井芹貴志
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