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【J1:第26節 浦和 vs C大阪】フォルカーフィンケ監督(浦和)記者会見コメント(10.10.16)

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10月16日(土) 2010 J1リーグ戦 第26節
浦和 2 - 0 C大阪 (15:05/埼玉/32,902人)
得点者:14' エジミウソン(浦和)、79' 原口元気(浦和)
スカパー!再放送 Ch181 10/19(火)後09:00〜
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●フォルカーフィンケ監督(浦和):

「勝点3を取れて本当によかった。いい形でゲームに入ることができたが、田中達也のケガで悪影響が出た。特にC大阪は優れたチームなので、それによってチームの流れが良くなかった時間帯もあった。それから質問される前に答えるが、高崎の交代は戦術的なもの。C大阪が何人か投入してきたことで、中盤を3枚に増やそうと思った。同時に高崎を残すことで攻撃の選手が4人ピッチに残ることになってしまうので、1つ枚数を減らして中盤に厚みを持たせるために高崎をピッチから下げた。これはあくまで戦術的な交代だった。それから原口元気はとても優れたプレーをした。ゴールのシーンだけを言っているのではない。本人と何回か話し合っているが、ここ数週間は正直なところあまり良いプレーを見せていなかった。今日はゴール以外のところでもチームに貢献するプレーを見せていたし、ここ数週間でベストの動きをしていた。あのゴールでチームが救われたところは確かにあったが、今日彼を褒め讃える理由はゴールだけではない。
ここ数週間、たくさんのけが人が出ていたので、とても厳しい時間を過ごしていた。このような厳しいときだからこそ、チームスピリットが今まで以上に強くなったと感じている。今日も組織的なプレーをしていたし、前半は2度幸運が私たちを助けてくれたところもあったが、チーム全体の姿勢、チームスピリットが強くなっていることで本当の意味で一丸となって戦うことができていると思う。大切なのはホームの埼玉スタジアムで常に戦う姿勢を見せること。全ての選手がそのような姿勢を見せてくれたと思うが、ゲームの流れによっては自分たちが思うような試合運びができないときもあった。しかし、そのような時間帯でも戦う姿勢を持って勝利を収めるという意思を持つこと、そしてそれをプレーで示していくことが大事。今日はそれができて本当にうれしく思っている」

Q:苦しい時間帯に柏木、細貝、山田、坪井の中央4人が守備で奮闘していたが?
「山田暢久はシーズンを通してほぼ全ての試合で素晴らしいプレーを見せている。ヘディングが強く、視野も広く、瞬発力もある。坪井はどのような状態でも強みである瞬発力を発揮できるし、つねに戦う姿勢を持っている。もし、10ポイント制で評価するなら、私は坪井に対して10ポイントを与えたい。彼は長年に渡って後ろにリベロがいる状態でプレーしていたので、対人プレーに関してはとても優れたものを持っているが、4バックに移行するなかで少し戸惑ったところはあったと思う。今でもたまに戦術的なミスを犯すことはあるが、今日の試合はしっかりと褒め讃えられる出来だった。いくつかの状況でとても優れたプレーを見せていた。
(柏木)陽介はどんどんチームにとって非常に大切な選手になってきている。責任を負うようになり、様々な役割を担うようになってきている。前回、アウェイでC大阪とプレーした時は阿部とボランチで組んでプレーしていた。細貝は非常にアグレッシブで、たくさんボールを奪える選手。この4人は今日、大きなミスを犯すことはなかったし、いい形で機能していたと思う。忘れてはいけないのはC大阪は非常に優れたチームだということ。彼らはプランを持って試合に臨める力があり、香川がいなくなったにもかかわらず、その後も多くの勝ち点を得ている。C大阪は自分たちのやり方を持った優れたチームで、そのような相手にこのような結果を残せてよかった」

Q:前線の守備意識が改善している手応えは?
「意識の改善で解決できる問題なのか分からないが、少なくとも前線の選手たちは戦う強い意思を見せていた。両サイドでプレーしていた高橋峻希と原口元気は、OKなプレーをしていた。しかし、まだたくさん学ばなければいけないし、これから徐々に成長していくことは間違いない。エジミウソンは最後まで献身的に戦っていたし、ゴールも決めた。高崎が学ばなければいけないのは、どのように自分の長所を生かすかということ。高崎は長所である瞬発力、ボールを受けた時の素早さ、トラップしてからスペースに走り込むこと、そのような俊敏性を生かしていきたいが、本人がまだそういったものをうまく生かせていない。ただ、このことは本人にも話しているし、いかにボールをキープして自分の長所を生かすかということは今後も改善していかなければいけない。
それから、今後の私たちにとって重要なのは、宇賀神が完全な形で復帰すること。サヌは代表の試合で軽いケガをして戻ってきていたので、残念ながら完全な状態ではなかった。それから今日の試合で4枚目のイエローカードももらったこともあるので、これから時間をしっかり使って治療を行わなければいけない。また、今日の試合で柏木陽介が4枚目のイエローをもらわなかったことは、私たちにとってとても重要なこと。鈴木啓太も戻ってきたし、人数も集まってきた。これからまた選手がいろんな理由で離脱したとしても、それに対応できる数が戻ってきている」

Q:クルピ監督が「チャンスを作ったが、戦う意識に負けた」と言っていた。ボールのないところでのプレーが発展してきているように思うが、何があったのか? 前はこんなに集中してプレーしていなかったように思うが?
「これこそが本当の意味でのチームスピリットだと思う。私は選手のことをしっかりと把握しているし、1年半以上前に私が来た時にいたメンバーのうち13人がチームにいない。そして新たに獲得した選手は5、6人。当時いた33人のメンバーからチームを小さくして、今は27人が所属している。このような改革を進めていくときに気を付けているのは、単純に足が速い、ヘディングが強い、強いシュートが打てるというような要素だけじゃなくて、1人の選手がチームの一員として動けるかどうかを重点的に見ている。私の考えとしては、チームの総合力を改善できる選手こそがベストな選手だということ。前半、後半で3、4回でスペクタクルなプレーをしたとしても、それ以外のところでまったくチームのためになっていないという選手では、チームの総合力を上げることはできない。1つのチームとして戦っていく姿勢を成長させるという意味で、今はとてもいい形で正しい道を進んでいると思う。このようなチームスピリットができれば、難しい試合が訪れたとしても、全員で解決して結果を残すことができる」

Q:もう少し詳しく教えてもらえないか?
「ぜひ、次回の練習をご覧になってください。ただ、最も大切なのは、毎日の練習でゲーム形式のトレーニングをすることで、いかに連動してパスを出すか、いかに全員で協力してボールを奪いにいくか、ということを継続していくこと。今日のモダンサッカーで大切なのは、ボールを持っている選手をいかに挟んでいくか、ボール際で数的優位を作ること。このようなことは口で伝えるだけでは改善されない。毎日練習していかなければいけない。もう1つ言えるのは、選手間の関係は健全なものになってきているということ。年上の選手の前で何も言えない、恐れて声をかけられないという雰囲気はもうない。年上の選手も、年下の選手がいることで大きなメリットを得ているということを理解している。新しいチームを作る時には若いハングリーな選手と、年上の選手を1つの方向に向かわせて融合させることだ」

以上
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