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【第90回天皇杯3回戦 柏 vs 神戸】プレビュー:『残留』『昇格』という、それぞれの目標を勢いづける一戦に。(10.10.11)

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10月11日(月)第90回天皇杯3回戦 柏 vs 神戸(13:00KICK OFF/ホームズ)
-試合速報はこちら-
NHK-BS1 19:00〜20:50(録画放送)
チケット情報天皇杯特集
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ヴィッセル神戸にとって、今年の天皇杯の幕開けは厳しいものだった。ホームズスタジアムで行われた滋賀のMIOびわこ草津との2回戦。直近のJ1リーグ戦から大幅にメンバーを入れ替えて挑んだ一戦は、攻守が噛み合わず、苦しい展開に。0-0で折り返した後半は、FW茂木弘人を途中出場させる中でなんとか攻撃のリズムを見いだし2点を奪って勝利を引き寄せたものの、JFLのチームを相手に苦戦を強いられたのは明らかだった。
一方、柏レイソルの幕開けは順天堂大学を相手にゴールラッシュの展開に。前半のうちに4点のリードを奪って折り返した後半も、大学生に格の違いを見せつけるように2点を積み上げ、6-0で勝利。順当にこの3回戦に駒を進めてきた。
その両者が11日、ホームズスタジアムで激突する。現在、J1リーグ戦の16位と『降格圏』で残留争いに巻き込まれている神戸と、J2リーグ戦で2位の甲府に勝点8差をつけて首位を独走する柏との対戦ということで、『Jリーグ』という括りで考えれば順位的にも、チーム力ということでも大差がない両者。僅差の戦いが予想される中で、それぞれのプライドが相手を上回ったチームが勝利を引き寄せることだろう。

神戸の注目は戦列復帰の可能性が高いFW大久保嘉人だ。今週からチームの練習に完全合流を果たしており、手術をした左膝の状態も「痛みも全然出てないし全く問題ない」と本人。ただ、実戦から遠ざかっていること、フィジカル面を考慮すればフル出場は難しそう。これについては和田昌裕監督も「長く離れていた分、まだ身体の重さも感じるし、無理にやらせてケガに繋がっても困るので。使うとしてもある程度、時間制限をすることになると思う」と明言しており、時間制限の中での実戦復帰となりそうだ。
「合流して間もないことを考えるとフルではキツいけど、ある程度感覚を取り戻すためにも、少しでも試合に出れたらいいですね。柏はJ2のチームとはいえ、順位を見ての通り、抜群に強いはず。ビデオをみただけでは分からないところも多いのである程度試合を進めながら相手の戦い方を把握したいと思う。リーグ戦で長く勝っていないだけに、弾みをつけるためにもぜひ勝って次に駒を進めたい」(FW大久保)

直近の川崎F戦では、和田監督就任後、初の黒星を喫した神戸。内容的にもそれまでの2試合に比べて連動性が見られず大敗したが「攻守における課題の克服はこの1週間でしっかりみんなが意識してやってこれた」とFW茂木は胸を張る。その川崎F戦では相手のダブルボランチにプレッシャーがかからず、簡単にボールをさばかれて川崎Fの攻撃陣を勢いづけてしまったが、今対戦においても、中盤で相手を自由にさせれば、攻撃の要ともいえる2列目のFWレアンドロ・ドミンゲスやFW陣が加速するのは目に見えている。全員がしっかりと守備意識を備えた上で、前節でも課題の1つとされた『決定力不足』を改善してゴールを陥れたい。
「柏のビデオを見る限り、レアンドロにボールが入った際が一番怖い。その瞬間にFWが動き出しているし、その中でゴールを奪っていますからね。そのストロングを出させないように、チームとしてしっかりボールの出どころをしっかり潰して、スルーパスを出させないようにしなければいけない。かといって、相手を恐れてズルズルとラインがさがっては攻められないですから。そこは全員でしっかりと共通理解を持って戦いたいです」(DF近藤岳登)

思えば、昨年のJ1リーグ戦。和田監督が指揮をとった16〜20節の試合において、初めて勝利を手にしたのは20節の柏戦だった。以降、監督は三浦俊也氏に交代となったものの、チームはその柏戦を含めて4勝1分と右肩あがりの戦いで勝点を積み上げ残留を決定づけている。今回の天皇杯も昨年同様、J1リーグ戦の残留争いから抜け出すきっかけにしたいところだ。

対する柏は、先にも書いた通り、現在J2リーグ戦の首位。得点数はリーグ最多の56、失点数はリーグ最少の20という数字からも攻守に安定した戦いの中で、内容の伴う首位独走を続けている。ここまで28試合を戦って喫した黒星はわずかに1つ。その『自信』を胸にホムスタに乗り込んでくるはずだ。また来季の『J1昇格』を見据えた中で、現在のチーム力を確認するには絶好のチャンスとも言える。J2リーグ戦も残り8試合となった今、J1昇格の最低条件である『3位以内』確保までカウントダウンの状況にあることを踏まえても、今のいい流れをこの天皇杯で断ち切ることのないよう、首位独走の勢いをしっかりと示して欲しい。

以上

2010.10.09 Reported by 高村美砂
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