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【J1:第25節 名古屋 vs 仙台】プレビュー:絶好調の名古屋に復調の伏兵・仙台が襲い掛かる。磐石の首位は下位のモチベーションを退け、独走態勢を加速できるか。(10.10.01)

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10月2日(土)J1 第25節 名古屋 vs 仙台(16:00KICK OFF/瑞穂陸チケット販売はこちらリアルタイムスコアボード
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9勝2分1敗。7月のリーグ再開から9月終了までの、名古屋の戦績である。例年に比べても特に暑さが各チームの力を蝕んだ今夏において、この数字は驚異的といえるだろう。際立つのはアウェイでの強さで、19節の川崎F戦を除く5戦全てで勝利。前半は相手の攻撃に耐え、運動量の落ちる後半で勝負を決めるという、酷暑を逆手に取った大人のサッカーが大きな成果を挙げた。卓越したゲームマネジメントは今やリーグでも屈指。前節の清水戦でも同様の試合運びで5−1の大勝を手にし、2位との勝点差を7に広げてみせた。次なる相手は4ヵ月勝ちなしの苦境から復調してきた仙台。降格圏から少しでも遠ざかりたい昇格組の挑戦は、決して油断ならない緊迫のゲーム展開を生みそうだ。

しかし名古屋の充実ぶりはここにきて最高潮に達した感がある。中村直志とダニルソンが戻った中盤は守備力、機動力ともに素晴らしく、そのおかげでマギヌンのゲームメイク力も促進され、前節では3得点に絡む活躍を見せた。ハットトリックを達成した玉田圭司、2得点を挙げて得点ランクトップに立ったケネディは言うまでもなく、日本代表に選ばれた金崎夢生を加えた3トップの破壊力はリーグ随一だ。同じく日本代表に選ばれた田中マルクス闘莉王を中心とした守備陣もここまで9完封を誇るなどまさに磐石。さらには、右の田中隼磨、左の阿部翔平という両サイドバックの働きが目立ってきたことが大きい。豊富な運動量を基盤に、田中は攻守のフォローに奔走し、阿部は正確なキックでビルドアップから局面打開までこなす。11人全てが好循環の上に成り立つ現在の布陣に、これといった隙は見当たらない。

専守防衛がスタート地点になりそうな仙台だが、それでも光明がないわけではない。前節の横浜FM戦で見せた速攻劇がそれだ。堅守速攻をベースとする仙台だが、決して自陣にベタ引きしてのロングカウンターを狙っているわけではない。むしろその逆で、積極的なディフェンスから高い位置でボールを奪っての、ショートカウンターが徹底されている。両サイドハーフの梁勇基と関口訓充、そして今季途中加入の赤嶺真吾らはその遂行役としてはまさに適任。プレーだけでなく判断力のスピードも速い彼らは、地上戦にやや脆さを見せる名古屋のDFラインにとっては脅威となる可能性を十分に持っている。今回、日本代表に初選出された関口の切れ味鋭いドリブルなどは、あまり攻撃に人数をかけられない仙台にとっては頼れる武器となるだろう。

試合は前述した通り、まずは守りから入る仙台に対し、名古屋がポゼッションからの崩しにかかる展開となることが濃厚だ。仙台のプレッシングおよびDFラインがどこまで高い位置に設定されるかはわからないが、いずれにしても名古屋はパス回しから相手組織の穴を探る時間が長くなることが予想される。その展開に一石を投じるのは、やはり194cmというケネディの高さ。5月の前回対戦でも2得点を挙げている“天敵”に、空中戦で太刀打ちできる仙台のDFは見当たらない。それに加えて最近の名古屋の攻撃はウイングとインサイドハーフのPA内への侵入(ストイコビッチ監督曰く「ペネトレーション」)が活発であり、ケネディへのロングフィードが上がること自体が仙台にとってのピンチとなりかねない。

そこで注目されるのが、仙台が名古屋のDFラインにプレッシャーをかけてくるかだ。ケネディへのロングフィードは、その多くが闘莉王からのもの。ビルドアップの起点でもある日本代表DFを封じる策は、鹿島を始め多くのチームがこれまでも実践してきた常套手段であり、大なり小なりの成果を挙げている。ロングフィードを封じ、ビルドアップを阻害すれば、仙台の狙いであるショートカウンターの鋭さも増す。下位のアウェイチームとしては相当のリスクを負う作戦だが、成功した時のリターンもまた大きい。手倉森誠監督の采配が見ものである。

いずれにしても、動きのあるゲームとなることは間違いない。名古屋が横綱相撲で下位を蹴散らすか、仙台が意表を突いて金星を挙げるか。日本代表選手たちのモチベーションにも注視しつつ、10月に入って格段に涼しくなった名古屋で、ハイクオリティの試合が見られることに期待したい。

以上

2010.09.30 Reported by 今井雄一朗
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