J1第23節、J2第26節が行われた先週末、かねて計画していた「お楽しみ企画」を実行する機会を得た。19チームで争うJ2に所属する我がクラブは、日程の関係で今節は試合なし。ということで、チームを去った大分OBの試合をハシゴ観戦、もちろんスカパー!でのテレビ観戦なのだが。
というわけで、今オフに大分を離れた2008年ヤマザキナビスコカップV戦士を中心に試合をチェック。18日14時からは、J1首位を走る名古屋の若きエース金崎夢生が出場する「名古屋vs横浜FM」を観た。同時刻にキックオフした「磐田vsF東京」の森重真人(F東京)を気にしつつ、1時間前に始まった西川周作(広島)の「広島vs神戸」も加え、頻繁にチャンネルチェンジ。
3人とも、それぞれのチームのユニフォームが板に付いてきたなあ、などと感心していると、西川のファインセーブが映し出された。リプレーを見ると、シュートしたのは2005年まで大分のキャプテンマークを巻いていた吉田孝行ではないか。西川のルーキーイヤーのときに一緒にプレーしていたんだな、としみじみと眺めながらチャンネルを変えると、金崎の見事なゴールで名古屋が同点に追いついていた。DFのクリアミスを、ももでトラップしてからの技ありのボレーだった。「どこに止めたらシュートを打てるか」と常に考えながらプレーしていた金崎らしいゴール。喜ぶ姿が納得のゴールことを物語っていた。森重も負けじと得意のセットプレーからシュートを放つ。惜しくもポストに当たったが“らしさ”を出していた。
移籍先で決して容易でなかったスタメンの座を奪い、コンスタントに結果を出している“大分の宝”だった3人の姿に、逞しさを感じながら、遠くに巣立っていった寂しさが加味され何とも言えない気持ちになった。そんな複雑な思いが消化されないまま、19時キックオフの「G大阪vsC大阪」の大阪ダービーを観戦。もちろん大分から4人移ったC大阪を応援。上本大海、高橋大輔、家長昭博、清武弘嗣の4人ともスタメンに起用されており、実に誇らしかった。大分OBたちの評価が全体的に高いことを証明したわけで、試合前のモヤモヤは一気に消え去った。
旅立った彼らは総じて、昨年までのチームである大分を気にかけていると聞く。頻繁ではないが、ピッチ外でもチームの舵取りをする井上裕大には連絡が入るそうだ。何だか嬉しかった。
いつかJ1に昇格した際、ヤマザキナビスコカップV戦士たちが再び集結する。現実逃避しているわけではないが、そんな妄想も時には楽しい――。
さて、次は本家の選手たちの番だ。大分のリアルを楽しみたい。
以上
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2010.09.21 Reported by 柚野真也
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