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【J1:第23節 新潟 vs 京都】レポート:不完全燃焼の新潟と不運な京都。ともに満足感を欠いたドロー。(10.09.20)

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9月19日(日) 2010 J1リーグ戦 第23節
新潟 1 - 1 京都 (15:03/東北電ス/29,848人)
得点者:37' 郭泰輝(京都)、68' ミシェウ(新潟)
スカパー!再放送 Ch183 9/20(月)後02:00〜
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新潟と京都は1-1で引き分けた。前半37分、京都がコーナーキックのこぼれ球を郭泰輝が押し込んで先制するが、新潟は後半23分にミシェウがPKを決めて同点に。その後、新潟は退場者を出した京都を攻めきれず、京都は数的不利の中、イーブンスコアを守りきることで精一杯だった。

新潟の選手たちには、納得はもちろん、安堵(あんど)感もなかった。「勝たなければならない試合」(本間勲)、「もう少し積極的にいかないと」、「1人1人がマークをしっかりしていかなければ」(永田充)。勝点1の実感はみじんもない。それぞれ口にしたのは敗戦の弁そのものだった。

後半23分、ペナルティーエリア内でフリーになったミシェウのシュートが京都・郭泰輝のハンドで防がれてPKに。ミシェウが自分で決めて同点にした。郭は一発退場。この後は新潟の攻勢ムード一色になった。

それでもゴールは遠かった。後半のシュートは11本。前節に続いて右MFのマルシオ・リシャルデスが故障で欠場。代わって、本来は左サイドバックの酒井高徳が入った。その酒井が裏を狙う動きを見せるなど、攻撃は活性化した。だが、再三の好機を得点に結び付けられなかった。

サイドで起点を作るが、クロスは簡単にクリアされた。中央付近でボールをキープしても効果的なパスが出ず、シュートを打つ前に京都のプレッシャーにあってボールを失った。「サイドにボールを持ち込んでも、ただ回しているだけになっていた。もう1人がボールを追い越して、サイドの深くから入れるなど、相手が嫌がるプレーをしないと」。本間は数的有利を生かせず、相手の守備を崩せないまま単純な攻撃に終始したことを悔やんだ。
連敗は2で止めた。ただ、上位との差を縮めるためには勝点3が必要だった。勝点1にとどまった不完全燃焼のムードが試合後のチームを包んだ。

京都も納得の結果ではなかった。「最低限の勝点1は得た」。秋田豊監督は自分に言い聞かせるように話した。一方で「先制して、いい流れだった」と、勝点「2」を上積みできる手応えもあった。

前半37分、コーナーキックのこぼれ球に素早く仕掛けた郭が先制点を奪う。立ち上がりから新潟のパスの出どころを複数で囲み、攻撃の流動性を抑えた。「プランどおり」(秋田監督)の展開だった。それが狂ったのが後半23分だった。郭がミシェウのシュートをハンドで妨げ、一発退場。同点にされた上に、数的不利に陥った。そこからは守備を固めてのカウンター狙いに終始した。

京都は現在17位。前節の勝利で最下位を脱出したとはいえ、残留争いのさなか。連勝すれば、今後の勢いにつながる一戦だった。勝点「1」では当然満足できなかった。「PKの1失点で終わることができたことをよい方向に考えて、次節ホームでは絶対に勝ちたい」。水本裕貴の言葉が前を向こうとするチームの必死さを表していた。

勝てなかった試合からみえた課題と、負けなかったという結果。この2つを今後に生かすことで、両チームのそれぞれの目標に対する可能性が見えてくる。

以上

2010.09.20 Reported by 斎藤慎一郎(ニューズ・ライン)
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