9月19日（日） 2010 J1リーグ戦 第23節
仙台 2 - 0 山形　（15:04／宮城ス／26,391人）
得点者：28' 梁勇基（仙台）、76' 梁勇基（仙台）
スカパー！再放送 Ch181 9/21（火）深00:00〜
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●佐藤健太郎選手（山形）：
「ファウルのところは自分は関係なかったけど、それを言っても仕方がない。あの1点だけなら、焦らないでやっていけたら追いつけたと思うし、逆転できたんですけど、先制されたことで、アウェイでしたし焦ってしまって、攻撃が単調になったり、ちょっと受け身になったりしたところはあったんじゃないかなと思います。今日も立ち上がりは悪くなかったと思うし、そこで1点取れていたらまったく逆の試合展開になってたと思う。追いかける形になるとやっぱり苦しいので、最低でも前半は0で抑えたかったなというのが感想です」

Q：秋葉勝選手がいないのは大きい？
「代わって出た選手も機能してるとは思うんですけど、勝さんがいるとまたオプションがひとつ増えると思うので、チームとしてのバリエーションも増えると思います。ただ、勝さん以外にもいろんな選手がいるので、力を合わせて乗り切っていきたいと思います」

Q：1ボランチの両脇を狙われる時間帯もありましたが？
「最後のパワープレーのところはどうしても前に人数をかけてたので仕方がないと思うんですけど、そこで踏ん張れれば、前に人数を割いてるので攻撃できると思う。そこは自分の頑張りどころだというところと、あとはもうちょっと人をうまく使えれば1人だけで見なければいけないということにはならないと思うので、コントロールしてやれればよかったと思います」

Q：3連敗したことについては？
「去年も結構きつい経験をしてるので、それに比べたらというか、やるしかないというのはわかってる。尻に火がついた状態でやるのはきついから、今できるうちにやれることをやっていきたいと思います」

Q：最初の失点前に流れが変わった時間がありましたが、相手が何か変化してきた印象ですか？
「いや、試合なのでどうしても流れというのはある。それまではうちがすごくよかったから、よかったときに点を取れればよかったし、悪くなったとしても別にやられているわけじゃなかったので、受け身に回らないでやれればよかったなと思います」

Q：その時間帯に、相手のアプローチが厳しくなったという印象はありましたか？
「足元が悪かったのでちょっと神経質になった部分もあるんですけど、でもそれは相手も一緒やし、あのグラウンドでもしっかりとパフォーマンスが出せる技術がなかったのかなと。それに、そういう状況でプレーする勇気が少し足りなかったかなという感じです」

Q：小林監督が「アタッキングエリアの判断が悪かった、思いきりがなかった」と言っていましたが、そのへんは感じましたか？
「どうですかねえ。どうしてもグラウンド状況でふだんならダイレクトでやるところをコントロールしてやったり、多少慎重になってた部分もあるかなとは思いますけど、グラウンドのせいにしてたらマズいですね。NDスタはサイドはよかったですし、うちとしては個で中央突破ができないのでサイドで起点を作ってやるというスタイルだった。そこで起点を作って引き出せてクロスを上げられればよかったですけど、なかなかそういう形ができなかったなと思います」

Q：割り切って長いボールを入れてもよかった？
「そうですね。相手は結構最初から長いボールを入れてて、相手の戦術がハマったということだと思います。結局やられたのはフリーキック1本で流れが変わってしまったので。切り替えてやるしかないです」

●北村知隆選手（山形）：
「ボランチの横のスペースがなかなか埋められなくて、取ったあとも結構グラウンドのこともあって、右サイドは亮（小林）と2人で2対1を作れるような感じで広めに待ってた。でもいつもだったら展開してくるのが、左サイドに行ってそのまま取られてという形で、あまりいい流れではなかったです。結構うちは右に行って左に行って、回して回してサイドからとか、そういうのが今までやってきたところだったので、そこで相手を揺さぶれれば。相手の左サイドバックが全然上がってこなかったんですけど、それはそれでこっちにべったり付いてるわけでもなかったので、右が上がると若干3バックみたいな形でスペースはあった。そういったところでもっと展開ができれば、立ち上がりくらいのチャンスが取れたと思います。展開ができずに、同じ方向でどんどんどんどん狭くなって。でも逆サイドは展開を信じて上がっていたときに取られてるので、なかなかリズムがうまくいかなかったです」

●田代有三選手（山形）：

Q：前回と相手の印象が変わったところは？
「特にはないですけど、センタリングのときにすごいマークされてるなというのは感じましたし、仙台の守備がしっかりしてるなと思った。そのなかでも入れられるシーンがあったので、そのチャンスに決めていればと思います」

Q：小林監督からはメンタルが弱いという話がありましたが？
「それまでは展開もよかったし、ボールも支配していたんですけど、1点入れられて圧力をみんな感じているような展開だった。そこで1回落ち着かせて、まだ点を取れるんだぞというのがないと、ああいうふうな展開になってしまう。前線が点を取らないといけないんですけど、全体的に気落ちしているような感じがしたので。申し訳ないです」

Q：ブーイングされたことについては？
「当たり前だと思います。1点目を取られて、0-2で負けてしまっていいところがなかったので、ブーイングされるのは当たり前だと思うし、それをちゃんと受け止めて次の試合につなげないと意味がないと思います。山形のサポーターがすごくいい雰囲気をつくってくれたので、アウェイという感じはしなかったし、入り方もよかったですけど、どうしても失点してから。みんなもうちょっと上を向いて頑張っていきたいところでした」

Q：失点前から流れが変わった時間があったが？
「少し押し込まれたシーンはありましたけど、失点するまでは本当によかったと思うので。あれを続けていかないといけないし、1点取られてからも点が取れるという気持ちをもっと強くもってやらないと、ああいうふうな内容になってしまいます」

Q：今日はサポートは十分得られたと感じますか？
「今日はグラウンドが悪かったので裏を狙っていこうと思って、そんなに足元は受けにいかないようにしてたんですけど、裏へ抜けたときに早く来てくれていたので、そこへ早く預けて、もっと中で勝負しなければいけなかったです」

●小林亮選手（山形）：
「入りは悪くなかったと思いますし、自分たちのやりたいことは初めのうちはできていた。失点する前ぐらいから、仙台のほうは今日は思いきってシンプルにという感じで来ましたし、それが明確に伝わって来るようなサッカーで、それに対してうまくは対応できてたと思う。ただ、フリーキックでやられてしまったあたりぐらいから、徐々に押し込まれる部分が出てきました。失点したあとも自分たちのやり方を変えずにやれればよかったんですけど、後半に入って、向こうの圧力に対してこっちがなかなか流れをつかめない部分が出て、全体的に焦れてしまったというか、粘れなくなってしまったように思います。押し込まれたときに、こちらも負けてたので押し込まなきゃいけなかったですけど、でもなかなか全体のバランスもそうだし、連動とか、意識であったりとかが攻撃に関してあまりにもなさすぎた。ちょっと自分たちが何をやりたいのかというのも、見ている人にも伝わりづらい試合だったと思います。仙台は明確に前、前というのはありましたし、こっちは0-1で負けていたのでどうするどうするという間に2点目をやられてしまった。残念な試合でした」

Q：失点前は、相手のギアが変わった印象はありましたか？
「そんなこともないと思いますけど、最初の立ち上がりは山形のほうがよくて、仙台もそれをしのいで徐々に盛り返してきた、その時間だったのかなあと思います。だから、流れ的には一進一退の攻防というか、どっちに転んでもおかしくないような、ペースの握り合いだったと思うんですけど、そこらへんのファウルは気をつけなくちゃいけないところだったし、残念と言えば残念です。うまかったと言えばうまかったです。ビデオでも観ましたけど、仙台は高い選手が4、5人そろってるし、そこをストロングポイントにして生かしてきている部分があったので、気をつけていた部分でてはありましたけど、残念でした」

Q：2失点目の対応については？
「右利きでああいうところはあるということだったんですけど、縦への意識でちょっと外に入り過ぎちゃって。自分たちのところから相手にボールを拾われて、で、富田選手が上がってきてきたのが見えたので、1回中に絞ったことによって梁選手に行くのが遅れました。梁選手に入ったときに対応する時間というか、腰を落とす時間とかもないままに蹴られてしまいました。もう少しうまく対応できれば、右のほうに切って縦に持っていかせるようにすればよかったというのは間違いない。そこは自分自身としては失点に絡んでしまったので残念です。でも終わってしまったことはしょうがないので、そこは切り替えてやるしかないと思っています」

以上