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【J1:第23節 新潟 vs 京都】プレビュー:新潟はGK東口順昭が9試合ぶりに復帰。連敗ストップの切り札に。京都は勢いに乗って2連勝を狙う(10.09.19)

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9月19日(日)J1 第23節 新潟 vs 京都(15:00KICK OFF/東北電スチケット販売はこちらリアルタイムスコアボード
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2連敗中の新潟は、上位争いに踏みとどまるためにも、ここで黒星の連鎖を止めたい。そのカギを握るのはGK東口順昭。第14節仙台戦で負傷退場して以来、9試合ぶりの出場になる。復帰した守護神がチームを引き締める。京都は前節、18試合ぶりに勝点3を挙げて最下位を脱出した。その勢いをアウェイの試合につなげる。

1つ1つのプレー、自分の体の反応に調子の良さを実感した。「期待もあり、不安もあり。いつもどおりの試合前の気持ちです」。東口は自分に言い聞かせるように言った。

試合前日の18日、セットプレーの守備練習では味方に細かく指示を出した。シュート練習では、ゴール前のルーズボールに対して迷わず前に出る。9試合、約1カ月半ぶりの公式戦出場に準備は整った。「京都はカウンターとセットプレーが強いイメージ。前節で3点とっているので、攻撃の勢いには気をつけたい」。最終調整ではDFラインの裏のケアを意識し、守備陣とのコミュニケーションを密にした。

第14節仙台戦の後半、相手と接触し途中で退いた。診断は左眼窩(がんか)壁骨折と鼻骨骨折で、全治3カ月。リーグ戦第3節からスタメン出場を続け、ボールに対する反応の速さと的確な守備、そして冷静なコーチングでW杯中断期間前後の上昇機運を高める存在になった。関係者からは日本代表入りを期待する声も上がっていた。その流れをアクシデントによって止められた。

そんなどん底から驚異的な速さで復調した。診断期間の半分の1カ月半で実戦の場に。「速い? そうでもないですよ。コンディションが良さければもっと前に戻れたかも」。特別な治療はしていない。日暮清トレーナーのもと、焦らずにリハビリに集中しただけだった。

リハビリ中、チームの状況を冷静に把握することは忘れなかった。新潟は5試合連続失点中。「終盤で失点するケースが多い。DFラインもさがることが多かった。できるだけ高いラインでコンパクトに保ちたい」。今節は負傷のマルシオ・リシャルデスの出場が微妙。司令塔が不在になると得点力の低下に直結する。その分、東口を軸にした守備陣の安定が求められる。「もちろんゼロで抑える」。結果を出して自らの手応えにする。

京都はトンネルを抜けた。前節の神戸戦で3-0と快勝。第4節磐田戦以来の勝利は秋田豊監督にとって就任後初白星。順位も最下位から17位に1つ上がった。まだ降格圏内にいる事実は変わらないが、勝ち星から見放されていた時期の重苦しさはない。

前節は、攻守がかみあった。未勝利中は前線に選手を残し、自陣からカウンターを狙うスタイルだったが、神戸戦では前線からボールを奪いにいき、高い位置から攻め込んだ。ディエゴ、ドゥトラと、もともと能力の高い選手が攻撃陣にそろう。積極的な守備と攻撃が連動し、力を発揮しやすい場面が多くできてきた。新潟戦もアグレッシブな守備からゴールに近い位置でボールを回す展開に持ち込みたい。

新潟は前節、ホームで敗れているだけに、3連敗は今後の失速につながりかねない。京都にとっても、白星を重ねなければ本物の上昇ムードは生まれない。どちらにとっても勝点3が必要。試合の入り、集中力の持続がすべてのプレーに影響する。

以上

2010.09.18 Reported by 斎藤慎一郎(ニューズ・ライン)
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