ある日の練習後、居残り練習をする選手だけとなったグラウンドで、クラブスタッフがサイドラインからピッチ内に向けて50mほど伸ばしたメジャーを置いていました。
「ピッチの計測?」と思い、確認しに近寄ってみると、真相は違っていました。
「いくよ〜!」
頭上でボールを持ち、助走をつけた吉田正樹選手が全力でスローイング。ロングスローの距離を測ろうというわけです。おおよその見当をつけ、約20m超付近の位置でスタッフがボールを受けようとスタンバイしていたのですが、吉田選手の投げたボールは大きく頭上を越えていきました。記録は『28m』。
この記録が良い数字なのか平均なのか、詳しいことはわかりません。が、続いて挑戦した向慎一選手、冨樫剛一コーチなどが及ばなかったことを考えると、まずまずの数字のようです。
ところが、それをあっさりと上回る選手が現れました。
GKの鈴木智幸選手です。
他のチャレンジャーが皆、思いっきり助走をつけて投げる中、彼だけはわずか2、3歩のステップから投げたにもかかわらず、軽〜く『31m』」!!
「助走が必要な理由がわからない。(助走が)なくても、まだまだずっと遠くに投げられますよ」と、余裕の表情でした。
また、フィールドプレーヤーからは、投げ終えると決まって「肩痛っ!」という声が聞かれたのですが、鈴木選手はまるで平気。さすが、日頃から肩を使っているポジションだけあります。あらためて、GK選手の肩の強さを実感しました。
さて。
なぜ急にこのようなスローイング合戦が行われたかというと、次節のホームゲーム(9/18 vs栃木@味スタ)のイベントのためだそうです。
次節は、「帝京大学DAY/八王子市サンクスマッチ」と銘打たれていますが、その目玉の1つとして行われる、帝京大学医療技術学部スポーツ医療学科の皆さんが企画・運営を担当するイベント『子供体力テスト〜キッズスポーツチャレンジ〜』で、このロングスロー距離測定も行われるとのこと。そこで、小学生の少年・少女がチャレンジするのに目標となる数値を出そうということだったようです。鈴木選手や吉田選手の記録を超えてしまう、スーパー小学生はいるのでしょうか?
ちなみに、トップの記録を出した鈴木選手からは、「僕の記録(31m)を超えて、一番飛ばした人にGKグローブをさしあげます」という、うれしいプレゼントがあります!!
また、ロングスロー以外でも、東京V選手たちがシーズン前に測定するのと同様の垂直飛び、30m走などの測定も行われるようで、プロ選手のすごさを実感する意味でも、良い機会になるのではないでしょうか。小学生のみなさん、ぜひこのチャンスにプロ選手の記録に挑戦してみては?
以上
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9月18日(土)J2 第26節 東京V vs 栃木(16:00KICK OFF/味スタ)
2010.09.16 Reported by 上岡真里江
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