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「みちのくダービー」共同記者会見〜出陣式・監督インタビュー〜(10.09.14)

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仙台が選んだ会見の舞台は「杜の都 迎賓館 仙台 勝山館」の庭園内にある“能舞台”

能舞台の左右には、揺れるかがり火の炎。厳かな雰囲気を際立たせます

能舞台の脇に目をやると、ここが仙台市内中心部だということを忘れてしまうような、日本庭園が広がります

会見場を挟んで庭園の反対側の池には、鯉が涼しそうに泳いでいました

会見の前に、まず今回のダービーをホームで戦う仙台側の「出陣式」が行われました。白幡洋一・ベガルタ仙台社長を先頭に、手倉森誠監督、千葉直樹選手、梁勇基選手、関口訓充選手が、渡り廊下から能舞台へと歩みを進めます

出陣式では、縁起物の御神酒や食べ物などが振る舞われました

一方その頃、舞台袖では、出演を控えた“伊達武将隊”、そしてベガッ太、さらには最近のホームゲームでおなじみ、宮城県観光PRキャラクターの「むすび丸」らの姿も

「万歳!」。司会のかけ声に合わせて、かつての武家の作法で、御神酒を飲み干します

その後登場の“伊達武将隊”。仙台の勝利を願って、勇ましい太刀さばきを披露してくれました

出陣式の最後は、出演者全員で気勢

式はその後、共同記者会見の第一部として、監督のインタビューへと移ります。ん、小林監督の左側に見える緑の三角形は何でしょう…

両監督のインタビュー時に、山形のマスコットであるディーオと一緒に登場した緑の三角形の正体は、山形県農産物等統一キャッチフレーズの「おいしい山形」・キャラクターである「ペロリン」。舞台上で、圧倒的な存在感を醸し出していました。

「(小林)伸二さんとのダービーは3連敗中だが、仙台でやるからには、ここで一つ挽回して、勝ち星が追いつけるようにしたい」と意気込みを語る手倉森誠監督。

山形・小林伸二監督は「東北でJ1のダービーができるのは嬉しいこと。モンテもベガルタさんも、(ダービー後の)残りの試合も良い戦いができるようなゲームにしたい」と語りました。

19日(日)に宮城スタジアムで開催される「みちのくダービー」を前に、14日、仙台市内で共同記者会見が行われました。ホームゲームとなる仙台が、会見の舞台として選んだのは「杜の都 迎賓館 仙台 勝山館」の庭園内にある“能舞台”。

伊達政宗による仙台開府以前、仙台は風雪を防ぐ木がほとんど無く、さらに気候風土や地形的な特色から、城下町を開くには積極的な植林奨励策が必要だったそうです。そしてその時に植林された木こそ「杜の都」という仙台の呼び名の由来であり、さらに植林によって育った侍屋敷の屋敷林で、現在の仙台市内中心部に残っているものこそ、ここ“勝山館の庭園”。こうした由来もあり、今回の会見場はこの場所になりました。

共同記者会見は、仙台の「出陣式」に始まり、両クラブの監督インタビュー、選手インタビューと続きました。

両監督のインタビューは以下の通りです。

●手倉森誠監督(仙台):
「まず1戦目にアウェイで山形に負けているので、ホームでやるからには、しっかりその借りを返したいという思いで強くいます」

Q:J1でのダービー第2戦は宮城スタジアムでのゲームとなりますが、ホームチームとしての意気込みは?
「宮城スタジアムでやるからには、たくさんの人に来てほしい。もちろんみちのくダービーなので、山形の人にもたくさん来てほしい。山形では2万人という、スタジアムがパンパンな中で、我々は負けたわけだが、今回は宮城県民、仙台市民が、山形よりも多く上回るような状況で戦いたい。伸二さんが来てからみちのくダービーは4回目ですが、僕自身は3連敗をしているので、これ以上負けるわけにはいかない。そういう試合、結果を、宮城スタジアムで出せたらいいと思います」

Q:師弟対決ということに対する、今の思いは?
「伸二さんが山形に来てから、ずっと師弟対決と言われていて、師匠には敵わないなという成績にここまではなっていますけど、仙台でやるからには、あまり勝敗で引き離されたくないなという気持ちがありますので、ここで一つ挽回して、勝ち星が追いつけるようにやりたいと思っています」

Q:宮城で初の、J1でのみちのくダービーを楽しみにしているベガルタサポーターに向けて、メッセージを。
「(司会が)多くのサポーターと言われましたけど、(会見場には)山形のユニフォームを着ている人の方がちょっと多いなという(笑)。みちのくダービーは師弟対決とも言われていますけど、監督同士の戦いだけでもないし、チームだけの戦いでもないし、本当にみちのくの、仙台と山形、宮城と山形の、全ての思いがぶつかる戦いだなと思っていますから、本当に力を貸してくれというよりも、サポーターと共に、宮城県の皆さんと共に戦いに挑まなければ、このダービーは勝ちきれないと思っています。みんなで力を合わせて、その試合にぜひ向かっていこう、共に戦おうと言いたいです」

Q:カギを握る選手と、相手の突きたい弱点として、ポイントになるであろう選手は?
「まだ今日(前節明けからチームを)立ち上げしたばかりなので、まだ何も考えていないです。この間の名古屋戦を、直々にスカウティングさせてもらって、非常にチームとして粘り強くてまとまりのある戦い方をしていると感じました。隙を作らない戦術を小林監督は構築するのが大変上手いのですが、小さな隙でもそこを何とか押し広げて、戦いには挑みたいと思っています。キーになる選手ですが、うちは全員守備全員攻撃というのが掲げている戦術なので、全員活躍、全員が最大パフォーマンスを出せなければ勝てないだろうという気持ちでいます。全員で戦いに行きます」

Q:自分自慢でもかまいませんので、それぞれのチーム自慢と言いますか、ここだけは相手に負けないと胸を張って言えるところを挙げていただけますか?
「仙台は今シーズン、ここまで苦しむとは思いませんでしたが、14戦勝ち無しという現実を叩きつけられた時に、それでもチームはぶれずに、バラバラにならず一体感を持ってやれている。文字どおり我々の強みは、チームの中の一体感だというところがある。チームワークで、去年もJ2優勝を勝ち取ってきているし、今年もこういう厳しい中で、一体感があるからこそみんな焦らずに、辛抱強く戦えていると思いますので、残りの試合数も少なくなりましたけど、その一体感を最後まで持続できれば、J1でいい形で終われるかなと思っています」

●小林伸二監督(山形):
「3年前に山形で仕事をするようになりました。ダービーを今シーズンまでで4回戦っています。1戦目に厳しい大敗をしましたが、その後、チームは本当に変わったという印象があります。今回も残り少ない試合に向けて、両チームがジャンプできればいいと思います。東北でJ1のダービーができるというのは嬉しいことだと思っているので、モンテもベガルタさんも目一杯の準備をして、(ダービー後の)残りの試合もいいゲームができるような試合にぜひしたいと思っています」

Q:今回はアウェイでの戦いとなりますが、宮城スタジアムの雰囲気をどのように考えていますか?
「大変、お客さんが入るスタジアムなので、できるだけ多くの山形サポーターの人に、9月19日には応援してもらいたいと思っています。企画で、20数台のバスが既に埋まっていて、1,200人ものサポーターが応援してくれると聞いています。まだまだ応援してもらわないと、おそらくゴールドの色に押されると思うので、応援を募ってもらいたいと思います。そういう中で戦えるのは、私も選手も、すごく幸せに思っています。やっぱりたくさんの(サポーターの)前で見られるということは、異常な力が出るし、こういうダービーにおいては異常な戦いになるのではないかと思っています。ぜひいいゲームをしたいです」

Q:師弟対決として、手倉森監督は勝つ気満々ですが、それを受けてどうですか?
「敵地で師弟、師弟、と言われると、どっちが師で弟だかわからないので。実は大分の時に、いい仕事をさせてもらったのは、彼がヘッドコーチになってくれた2002年です。それまでは(手倉森監督が)ヘッドコーチではなかったので、上手くいかなかったんです。そういう意味で、二人で勝ち取った2002年の大分のJ1だったと思います。断トツで優勝できたのもそれが大きかったと憶えています。また、こういう九州を離れたところで、こうしたダービーができるというのを、ものすごく嬉しく思っているし、初のJ1での東北ダービーでやれるのが、一緒に仕事をした仲間だというのも嬉しく思っています。ただ、山形は(ダービーで通算)6回しか勝っていないんです。6勝13分12敗ということで、半分しか勝っていないんですね、ダービーで過去を見ると。ですからもう少し(通算勝敗を)引っ付けたいと思っているので、精一杯頑張りたいと思います」

Q:モンテディオサポーターの皆さんにメッセージを。
「いつも熱い応援をありがとうございます。今日もユニフォームを着てもらって、心強いです。J2の時に比べると、約2倍の観客数になりました。おかげで異常な力が選手も出ています。去年よりも今年のチームの方が、レベルアップしています。それはやっぱり、選手が「見られる」ということ。怖さもありますけど、しっかりやらなくてはいけないというところが、練習からも芽生えてていると思います。ぜひこのみちのくダービーで、しっかり準備したことが表現できるように頑張ります。応援よろしくお願いします」

Q:カギを握る選手と、相手の突きたい弱点として、ポイントになるであろう選手は?
「うちが日曜日にゲームがありまして、(手倉森誠監督も)視察されていると聞いています。土曜日にテレビでですけど、こちらは(仙台と)アントラーズの試合を見ました。(仙台は)結果が出ていないけど、すごく攻撃的なんですよね。ですからうちが守るというわけには多分行かないと思うので、しっかり攻撃をするという形なると思います。そうすると、最後の15分くらいで撃ち合いになれば、変わった選手がキーになるのではないかと思っています」

Q:自分自慢でもかまいませんので、それぞれのチーム自慢と言いますか、ここだけは相手に負けないと胸を張って言えるところを挙げていただけますか?
「仕事をして3年目になるが、今の山形は、今までのチームの中で最も学習能力が高いです。今いる選手が。一回ミスすると必ず修正するのが速くて、それですごく伸びてきたと思います。チーム全体がそういう風に見えますが、個々の選手がそういう風に変わってきたという感じがして、すごくありがたいと思っています。チームとしては先ほどベガルタさんが言っていたのと同じで、全員守備全員攻撃。これをしないと、個の力は限られているので、勝ち抜いていけないんですよね。そういう意識のある選手が必要だし、そういう意識の選手にしなくてはいけないと思っています。そこがチームの良さにもなっていると思うので、そこを外さずに、しっかり作り上げていかないといけないと思っています」

以上

選手インタビューはこちらから

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9月19日(日)J1 第23節 仙台 vs 山形(15:00KICK OFF/宮城ス
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