9月12日（日） 2010 J1リーグ戦 第22節
山形 0 - 1 名古屋　（19:04／ＮＤスタ／10,119人）
得点者：27' 玉田圭司（名古屋）
スカパー！再放送 Ch308 9/14（火）深01:00〜
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●園田拓也選手（山形）：
「悔しいです。高い選手に対応するという形で入ったんですけど、あまりにもデカいので、せめて体を当てて落とされないようにとは思っていた。意外に今日はジャンプのタイミングがよかったというか、そんなに負けてはなかったかなと思います」

Q：足もつらなかったですが？
「しっかりバナナ食べてますから」

Q：失点シーンの状況は?
「相手の左サイドから上がってきたボールが、石井とちょうどかぶって見えなくて、ボールが来たときには自分の腰に当たってて、という形でした。雨でスリップして速いボールだったということもあるんですけど、そういうところもしっかり準備しておかなければと、今日は反省しています。ちょっと難しかったです」

Q：0-1と最少失点差ですが、感じたのは手ごたえか、差か？
「そういう際のところで勝つか勝たないかで、多分いま名古屋は1位にいると思います。うちはうちで、僕も決められなかったところもあるんですけど、そういうちょっとしたところで決めれるか決められないかで勝ち負けが決まるというのは、今日の試合でも痛感させられた。もう少しのところなんですけど、そこを今後練習して、ふだんの練習からしっかり決めるところは決めるということを意識してやっていかないと、リーグ戦はもっと厳しくなるかなと思います。シュートチャンスだけじゃなくて、ボールを奪ってからのパス回しだったりで、いいところで取られてまた守備に回っちゃうというところもある。そういうところもしっかり、お互いしっかりチーム同士で言い合いするぐらいやって、そういう厳しい環境で練習していかないと。練習中から厳しく言い合ってやると、だんだんとよくなっていくんじゃないかと思います」

●石川竜也選手（山形）：
「前半は守備がうまくいったのであまり目立たなかったですけども、そんなに相手の守備が厳しい、プレッシャーがかかってる状態ではなかったので、しっかりつなげればもう少し攻撃ができたと思う。後半はほとんどミスが、ほぼミスじゃないかなあと思うくらい、トラップミスだったり、バスミスだったり、キックミスだったり、それからカウンターが多かったし、僕のサイドに限って言うと、オーバーラップをしかけるとほとんどカウンターを食らったと思う。あれでは僕は上がれないし、相手の3枚はある程度守備をしないで残るような形を取っていたので、僕らのサイドバックはある程度収まることを想定して上がっていく、リスクを負って上がっていくところがあるので、あれだけ簡単に取られてカウンターを……何本あったかわからないですけども、あの形が多いのであれば、僕たちは上がることはできないし、収まるまで自重します。逆にスペースを与えることになるので」

●小林亮選手（山形）：
Q：誕生日に勝利はなりませんでした。
「残念でしたけど、個人的にはリーグ戦で90分できたということがよかったかなというか、最後ちょっとバテてしまったんですけど、新たなリスタートの日だったかなと思います」

Q：前半はボールを支配する時間もありました。
「立ち上がりは伸二さん(小林監督)が特に、立ち上がり20分は相手の攻撃の圧力に対してしっかりして守備ができれば、試合は落ち着いてくるからということを言われていた。まずはその15分、20分というところを個人的にもチームとしても意識して、そこを乗り越えると逆にチャンスは見えてくるかなということだったですけど」

Q：失点シーンは右サイドを破られましたが？
「ちょっとキタ(北村)が抜かれかかって、出るのが早かったかなと。キタも体を寄せれてたので、もう少し粘ってもらって、自分がマギヌンのところを見ていれば、そこの間にパスを通されることもなかったですし、VTRを観てみないとわからないですけど、あそこの一瞬だけがちょっと悔やまれる。もう少しキタに任せて、そこ
から完璧に抜かれたところで自分が出ればよかったのかなあと、コーチとかと話してても出たんですけど。ちょっと残念な失点シーンでした」

Q：1-0でもう少しにも見えるし、相手が余裕でしのいでいたようにも見えましたが？
「ビルドアップのところで相手の圧力というか、システム的にちょうど相手の形とうちの形がはまってしまうので、そこでボランチとかを経由しての攻撃もうまくいかなかった。1回真ん中に当ててそこからサイドという形でやろうとは思っていたんですけど、なかなかそういう形が出てこなかった。相手としたら守りやすかったというか。セカンドボールのところで結構ダニルソンが身体能力を活かして圧力をかけてきて、それにちょっとこちらが後手を踏んだというか、すごい取られてし
まったというのもあります。もうちょっとうまく回せれば、向こうのディフェンス陣にこちらの圧力をかけられたのかなと。守備ではそんなに、すごい強いというわけではないですし、高さとかはありますけどサイドの攻撃に対しては、1回キタに合わせたボールもチャンスになりました。そういうところで、もう少しサイドから起点をつくってえぐる部分があってもよかったのかなと。だから、今日はそこまでいけなかったところが、チームとしてチャンスが少なかった原因だったと思います」

Q：相手のクロスに対しては警戒していたのですか？
「そうですね。やっぱりケネディが身長があるということで、まずはクロスを上げさせないようなディフェンスをしようというのがこっちの意識していたところ。まずはしっかりサイドを、タマさん(玉田)のところであったりとか、金崎夢生であったりとか、そこのサイドがしっかり行って、あとは阿部だとか田中隼磨のサイドバックに対してこちらのサイドハーフがしっかり見れるように。そういうところは意識してやってました。あとは、どうしても上げられてしまったときは、ケネディが強いので、セカンドボールを拾うというところはこっちが意識していました」

Q：相手が途中からアーリーではなくドリブルで仕掛けて抜かれたシーンもありましたが、間合いを詰め過ぎたところもありましたか？
「ドリブルで仕掛けられても、間合いを保って守ればある程度クロスのコースは限定されますし、やられていても最後のところで中のディフェンスがしやすいように限定したり、そういうことは心がけてやっていました」

●阿部翔平選手（名古屋）：
「自分としては、得点に貢献できたと思います。もうちょっと上がってもいいのかなとも思いますけど、そのために1-0というスコアは不安なところもあったし、相手もカウンターを狙っていたところもあったので、少し抑えめに。そこのバランスが難しかったかなと思います」

Q：得点場面は北村選手との1対1からでしたが？
「そんなにドリブルで行くほうではない。しっかりタイミングがズレて、行けるかなという感じで行った。まずドリブルから入るキャラではないので(笑)。切り返しを何回かしたときにディフェンスが少しずつズレてたので、そのへんは縦に行けるかなと思って。クロスのコースはちょっと難しかったし、マギヌンがいい形で走ってたのでそこに合わせようかなと思ってパスを出しました」

Q：クロスを上げるフリをしてドリブルに入ったようにも見えましたが？
「その前に右足で上げてたのが頭にあったのかなと思います。タマさんに合わせたのが。結構早い段階だったので、そんなに効果は期待できないかなと思ってました。とにかくタイミングがズレたので」

Q：試合の途中、2度ほど危ないプレーがありました。そのときは守りきれるという感覚はありましたか？
「危ない部分もありますね、やっぱり。もう1点取れればというところですし、なんとか後ろ4枚は動かないように保って、中盤をなるべく動かして守って、という感じです。後ろ4枚が引き出されなければかなり守れる自信があるので。あとは、前の人もかなり協力してくれてるので失点してないところもある。うまく1点取って勝ってるという感じです。ピンチがないわけではないです。怖いときはありますね。カウンターでも危ない場面はあったし、相手のミスで助かったところもあった。セットしていれば自信はありますけど、速い攻撃で来られたときに少し対応が遅い場面がある。そういうところは気をつけなきゃいけないかなと思います」

Q：天皇杯で1週間空きましたが、休めたことでコンディション的な影響は？
「去年に比べると、今年は(スケジュールが)空いてるというイメージがあるし、体もそれに伴って動けているので、別に疲労は試合ではそんなに感じていないです。しっかり休める期間があるので。それも、うちが優位に運べているということでもあると思います」

以上