9月1日(水)ヤマザキナビスコカップ 鹿島 vs 川崎F(19:00KICK OFF/カシマ)
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今季9月最初の公式戦はヤマザキナビスコカップ準々決勝第1戦となった。AFCチャンピオンズリーグに出場していた両チームの対戦は、去年に引き続き2年連続。ホーム&アウェイの順番で鹿島のホームが第1戦に来るのも同じ。昨年の戦いが大いに参考になるはずだ。
「去年の初戦はお互いに牽制しあった試合でした」
岩政大樹がそうふり返ったように、昨年の第1戦は一進一退の攻防だった。均衡を打ち破ったのは主将の気迫。83分、右サイドから内田篤人のスローインがこぼれたところに小笠原満男が頭から飛び込み、ゴールへ押し込む決勝点だった。
「言われて思い出しました。もうないでしょ(笑)」
そう苦笑いした小笠原。頭をよぎるのは過去の対戦や自身のゴールよりも、最近、チームが勝てていないことだ。
「良い内容と言われても勝たなきゃ意味ないです。次の試合も、いつもと同じで勝ちにいくのは変わらない。あまり相手は気にしないし、自分たちのやることをやって勝ちたい。勝ってないストレスはあるし、勝っていかないといけない」
日頃から勝利にどん欲なアントラーズの選手たちだが、勝利に飢えた目をしているのは理由がある。8月の5試合を3分2敗で終え、結局1ヶ月間で一度も勝つことができなかったからだ。
「苦しい時期があって当たり前と思ってるから。山あり谷あり。去年は5連敗してるけど、今年は3分けやしね(笑)。結局、僕たちは自分たちで自分たちを信じてますから」
新井場徹は、いまの苦しい時期を笑い飛ばし前向きにとらえていた。しかし、浦和戦直後の姿はまた勝てなかった悔しさにまみれ、負の方向に傾きそうになる自分を必死に支えたものだった。そうやって苦しさから目をそらさず、しっかり受け止めることで前を向くことができている。
対戦相手となる川崎Fも、決して好調とは言えないチーム状態だ。リーグ戦では名古屋に4-0で完勝したあと、新潟、清水と連敗。井川祐輔を怪我で欠いた最終ラインは連続して2失点を喫している。田坂祐介など好調な選手がチームを牽引しているが、頼みのジュニーニョも疲れが溜まっているのか精彩を欠いたプレーが続いている。ただ、鹿島の選手は、これまで何度となくジュニーニョに苦汁を舐めさせられてきたため警戒心を隠さない。GKの曽ヶ端準は「ジュニーニョがいるかいないかで川崎Fの攻撃は違う」と話す。
アウェイゴールが試合の展開を大きく左右するだろう。どちらも第1戦に勝利したいところだが、失点をすることも避けたい。そのため昨年と同様、お互いの長所を潰し合う展開となることは間違いない。ただ、お互いに守りを固めて失点を防ぐことに専念することはないため、攻守にわたって真っ向勝負が繰り広げられるはずだ。
以上
2010.08.31 Reported by 田中滋
J’s GOALニュース
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