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【J2:第24節 草津 vs 徳島】レポート:草津は自滅で痛恨の連敗。徳島は2戦連続4ゴールで快勝!(10.08.30)

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8月29日(日) 2010 J2リーグ戦 第24節
草津 1 - 4 徳島 (19:04/正田スタ/3,309人)
得点者:18' 佐藤晃大(徳島)、32' 熊林親吾(草津)、49' 津田知宏(徳島)、70' ドゥグラス(徳島)、78' 津田知宏(徳島)
スカパー!再放送 Ch183 8/30(月)後04:00〜
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自滅だった。前半を1対1で折り返した草津は、後半に自らのミスによって失点を重ねてまさかの4失点。草津はホームのチカラを活かすことができずに敷島で3ヶ月半ぶりの黒星を喫した。中位進出のために連敗だけは避けたかった草津だが、徳島の強烈な張り手を食らうことになってしまった。チームの出来は悪くなかったからこそ、悔やまれる結果だ。

右SBに西澤代志也を起用した草津は前半から右サイドを支配しチャンスを演出していく。だがリズムをつかみかけた矢先に落とし穴が待っていた。18分、ぽっかりと空いたバイタルを見逃さなかった倉貫一毅が一気にボールを運びスルーパス。津田知宏のポストを受けた佐藤晃大が緩やかにゴールネットを揺らす。1点のリードを許した草津は32分に熊林親吾がFKを直接蹴り込んで同点へ追いつくと、流れるようなパスワークで徳島を追い詰めていく。前半のスコアは1対1だったが、ゲームは草津優位で後半へと向かう。

勢いづく草津に冷や水を浴びせたのも、また倉貫と津田だった。中盤で松下裕樹からボールを奪取した倉貫がゴール前の津田へ。「高い位置でボールを奪えたので手数をかけずにゴール前へ送った」(倉貫)。津田が草津CBをあっさりとかわしてゴールを決めると、草津の勢いは急速に衰えていく。御厨は「徳島のFWに馬力があって止められなかった」と肩を落とした。

気落ちした草津はその後、徳島の守備ブロックを打ち破ることができずに時間を浪費していく。「ラフィーニャに起点を作らせないようにして、周りをサポートした」(ペスンジン)。徳島の守備戦術にハマり攻撃を封じられたチームは、70分にドゥグラス、78分には再び津田に追加点を許して白旗を上げざるを得なかった。GK常澤は「ゲームコントロールとか球際で徳島の方が一枚上手だった」と振り返った。

前半のシュート数は草津の9本に対して徳島は2本、トータルでも草津が13本で徳島は7本に留まった。草津側から内容は悪くないという声が出てきたのもうなずける。ただ草津としては効率の悪いゲームだったのも確かだ。じっくりとパスをつないだ草津と、ゴールへ直結するプレーを選んだ徳島。「最短距離を選択することができた」(島田)。スタイルに優劣をつけることができないが、今ゲームに限って言えば徳島の質が高かったと言える。松下は「うちに対して相手がブロックを組んできているので、これを崩さないといけない。避けては通れない道だ」と今後の課題を口にした。

攻守の歯車ががっちりと噛み合った徳島は2戦連続4ゴールで快勝、勝点3を積み上げて順位を7位まで伸ばした。前節北九州戦では4失点を喫したが守備の意識を高めたことでチームの攻撃力がクローズアップされた。津田を柱としたFW、島田、倉貫らが作る中盤、三木、ペスンジンが固めるDFライン…2戦連続ゴールとなったドゥグラスら控えの選手層を含めて戦力は充実している。「自分たち次第で上にいくチャンスはある」(倉貫)。徳島の破壊力は今後昇格争いへ食い込んでいく上で強力な武器となる。

ホームで今季2度目の4失点を喫して2連敗となった草津は、中断明けの快進撃から一転して足踏み状態となった。リーグ戦が甘くないのは十分に承知だが、連敗だけは避けたかった。前半戦に低迷した草津が後半に掲げた数値目標は「10勝2敗プラスα」。現時点で2敗となった草津は、もう後がない。再開後に勝点を重ねたことで受身になった部分をあらためて、再び挑戦者になることが求められる。停滞するか、再び活路を見出すのか。これから先は、チーム、そして選手の真価が問われる。

以上

2010.08.30 Reported by 伊藤寿学
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