8月7日(土) 2010 J2リーグ戦 第21節
大分 1 - 0 富山 (19:04/大銀ド/9,344人)
得点者:57' 高松大樹(大分)
スカパー!再放送 Ch181 8/10(火)前05:00〜
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第7節草津戦以来、約4カ月ぶりの白星を手にした大分。
「今日の試合に限っては戦術云々より気持ちで戦った」(皇甫官監督)というように、この試合で勝利をもたらしたのは、何より気持ちの部分が大きかったのだろう。得点チャンスは両チームとも同じようにあったが、「勝負を分けたのはゴールを奪いたいという思いが相手の方が強かった」とは敗れた富山の楚輪博監督の言葉だ。
試合は前半から大分がボールを支配した。前線の高松大樹にボールを収め、そこから2列目、3列目の選手が絡み、パスをつないで崩した。なかなか最後の壁を破ることができなかったが、57分にオーバーラップした左サイドバック内田昂輔の「左足を警戒されていたので、切り返して右足で上げた」クロスを、高松が高い打点から頭でゴール右下に叩き落し先制する。ホームの声援をバックに一気に勢いに乗るかに思えたが、勝てていないチームの宿命か。リードを奪うと途端に消極的になる。勝利を意識した選手が浮き足立ち、猛追する富山の攻撃を受けることになる。
1点を追う富山は、ラストパスを出せる上園和明と運動量の多い渡辺誠を投入し中盤の攻撃力を高める。「最後の10分は、ウチはゴールへの意識があったし、つなぐだけでなくハーフラインからロングボールを入れてセカンドボールを拾えた」(楚輪監督)。黒部光昭や木本敬介がゴール前に顔を出す場面が多くなったが、「チャンスをつくっていたが、決め切れなかったのが結果につながった。内容には差はなく、どっちに転んでもおかしくない試合だった」(黒部)。
最後まで集中力を切らさず、勝利への執念を見せ逃げ切った大分。
「勝つことがこんなに難しいとは…、考えさせられた」と高松。その思いは皇甫官監督も同じであった。「やっていることは間違いなかったと思うが、長い間勝てずに私自身も凄く悩んだ」と試合後に思いを打ち明けたように、これまで苦悩の日々が続いた。パスをつないで主導権を握る「自分たちのサッカー」を掲げるも、守備が安定しなければ勝てない現実に阻まれる。守備重視の戦いを模索し、構築すると今度は全体の押し上げがままならず、前線が孤立してしまいゴールが奪えない。一方を強めれば、一方が破綻する。
この試合も攻守ともにまだ連係不足は否定できず、富山のパスミスや淡白な攻撃に助けられた面もある。とはいえ何より必要だったのは結果であり、ようやく手に入れた勝利は勝点3以上の意味を持つだろう。
以上
2010.08.08 Reported by 柚野真也
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