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【J1:第17節 C大阪 vs 川崎F】プレビュー:迫力満点の「金鳥スタ」こけら落とし! 新ホームでC大阪が川崎Fとの攻撃力対決に挑む(10.08.08)

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8月8日(日)J1 第17節 C大阪 vs 川崎F(18:00KICK OFF/金鳥スタチケット販売はこちらリアルタイムスコアボード
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コンコースがC大阪仕様にデザインされたJR阪和線の「鶴ヶ丘」駅。そのホームに降り立ち、長居公園に目を向けると、「KINCHOスタジアム」の大きなロゴが張り付けられたスタジアムが見えてくる。ここが、大阪長居スタジアムの隣にある長居球技場を改装して生まれ変わった「キンチョウスタジアム(金鳥スタ)」だ。選手たちの声や息遣いが聞こえるくらいピッチとの距離が近く、シュートやクリアされるボールがスタンドにいつでも飛び込んでくるような迫力満点の、サポーター参加型とも言えるこの場所を、8月8日からC大阪が新たなホームとして使用する。そのオープニングゲームでは、リーグ上位常連の川崎Fを迎え撃つ。

「最高だと思うし、すごく気にいった。このホームスタジアムを勝利のスタジアムにしていきたい」。5日に行われた金鳥スタでの最初の練習直後、開口一番そう語ったのは、C大阪のレヴィークルピ監督。「サポーターと一体となって、チームが突き進む雰囲気を作れるし、常に我々にアドバンテージのあるスタジアムとなるだろう。ここで我々のサッカーを見せて、8日には最高のものを出したい」と言うように、新ホームを体感した指揮官をはじめとするチームは、さらなる勝利への意欲にあふれている。

実際に5日、6日の両日、試合のキックオフ時間に近い17時30分から、この金鳥スタで練習を行ったC大阪は、ピッチをはじめとする新スタジアムの状況を念入りに確認しながら、紅白戦主体の練習でたっぷりと汗を流した。週初めに正GKキム ジンヒョンが膝を傷めて戦線離脱、5日にもチーム最多の6得点をあげているFWアドリアーノが腰の痛みを訴えてピッチを後にするというアクシデントがあり、攻守の軸がこの大一番で不在となるのは、C大阪にとっては厳しい事態。それでも、練習時から自慢の3シャドー、乾貴士、家長昭博、清武弘嗣の軽快なコンビは冴え渡り、マルチネス、アマラウの両ブラジル人ボランチから繰り出されるミドルシュートは強烈。上本大海、茂庭照幸のセンターバックコンビも大きな声とハードディフェンスを随所に披露し、先発が予想されるGK松井謙弥、FW播戸竜二の調子も上がっているなど、7月3勝1分け1敗、得点14、失点4という数字を残したチームは好調を維持。新ホームこけら落としでの勝利に向けて、準備はできている。

ただし、今節の相手は4位川崎Fという強豪。GK川島永嗣、FW鄭大世という看板選手が抜けたとはいえ、司令塔のMF中村憲剛は健在であり、今度はケガから復帰したFWジュニーニョがゴールを取り始めるなど、その攻撃力に陰りはない。第16節仙台戦でも2失点のビハインドから逆転に成功するなど、勢いよく敵地に乗り込んでくるだろう。また、前C大阪のGK相澤貴志は古巣との初対決に闘志を燃やしてくることは容易に想像がつき、播戸や家長とG大阪でチームメイトだった稲本潤一、乾の野洲高校時代の1年先輩である楠神順平も、元同僚との対決を楽しみにしているはずで、チームとしても、個々の戦いとしても、見応えのある攻防が展開されそうだ。

その強敵との対戦を控えて、「相手は前が上手いので、最初はしっかり守備から入りたい。でも、こっちも負けていないと思うので、攻撃的な自分たちのサッカーでやっていきたい」とC大阪の乾。攻撃的な両者の戦いということで撃ち合いも予想されるが、「そうなったら打ち勝つだけ。いいプレーをしたい」と気持ちは前向き。また、この一戦でJ1リーグ戦200試合出場達成となる茂庭が「守備をしっかりして、攻撃につなげやすくして、C大阪のストロングポイントを出したい」と述べれば、アマラウも「ここ最近いい守備を継続していきたい」と言うように、ディフェンスの大切さを強調。爆発的な得点力に隠れがちだが、このC大阪のディフェンスも、今節の見どころの1つと言えよう。

「一体感を出して戦いたい」と、高橋大輔。「直接上に行ける大きなチャンス。相手の意表を突くくらいの攻撃も見せたい」とマルチネス。「いい感じでチームは来ている。(金鳥スタ)初ゴールを取れるよう頑張りたいし、この初試合で勝ちたい」と播戸。「見てくれる人にサッカーの面白さが伝わるような、C大阪らしいサッカーをやりたい」と家長。各々に思いは1つ。金鳥スタを感動させ、新ホームを勝利で祝うことだ。

その熱狂間違いなしの記念すべき一戦は、7日11時時点で一部席種にチケットがある。これは今すぐ手に入れないわけにはいかない。また、このこけら落としに合わせた貴重な記念グッズも限定販売されるなど、C大阪サポーター、川崎Fサポーターには必見の試合だ。そして両サポーターだけでなく、すべてのサッカーファン必見であり、サッカーファンでなくとも、足を運べば感動を味わえる空間、それが金鳥スタだ。大阪に生まれた「シアター・オブ・ドリームス」(夢の劇場)のオープニングゲーム、その目撃者の一員として、ぜひ生で、試合の結末まで、見届けてもらいたい。

以上

2010.08.07 Reported by 前田敏勝
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