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【J1:第13節 京都 vs 湘南】プレビュー:山鉾巡行が終わり、京都は夏本番! J再開緒戦は、力強い速攻が持ち味の湘南を西京極に迎え撃つ。集中高い試合に期待大!(10.07.18)

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7月18日(日)J1 第13節 京都 vs 湘南(18:00KICK OFF/西京極チケット販売はこちら
スカパー!生中継 Ch181 後05:50〜
--試合速報--
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祗園祭の山鉾巡行が終わり、京都は夏本番を迎える。運動量を極端に削ぐ蒸暑い夜こそ西京極の「らしさ」でもある。西京極もJ再開! 京都の盛夏はここから!

水曜日、一足早く第11節でリーグを再開させた京都と湘南の両チーム。中3日で今節、第13節を向かえる。
湘南は鹿島と対戦し0−1で敗れた。右サイドバックの臼井幸平が怪我で戦列を離れたため3バックを敷き、さらに守備的な戦い方を強いられ試合のほとんどを5バックで戦った。今節、どういう守備組織で来るのか、注目点となる。それにより京都も攻撃の判断は変わってくるだろう。迎え撃つ京都は水曜日、万博でG大阪と対戦し、1−1で勝点の積み上げに成功。先制されてから持ち返し同点にしたのは大きい。点を取られても取り返せたところに、選手の精神面の充実を感じ取れる。

G大阪戦から一夜明け、選手にコメントを求めると、多かったのが「ガンバ戦では上手くいった」、「ガンバ戦ではハマった」という言葉だった。これは「G大阪と湘南はチームの特徴が全然違うので、G大阪戦で出来たことが湘南相手にできるとは限らない」という覚悟でもあるだろう。
例えば守備面。京都はG大阪戦では4バックでアンカーを配置した。これはG大阪の攻撃がバイタルエリアを使ってくるのが分かっていたために、ディフェンスラインの前に安藤淳を置いたのだ。さらに渡邉大剛、中谷勇介の両サイドバックも中央への意識を高めていた。つまり、4バックとアンカーという配置は、対G大阪の守備戦術だったということだ。その守備から「奪って早く攻める」、また「手数をかけずにフィニッシュへ」という京都らしさを発揮して何度か決定機を作り出した。
だから、選手は「対G大阪としては上手くいった」という自信と「対湘南として何をするか、しっかり準備をしないといけない」という自覚があったのだろう。
水本裕貴はG大阪戦を振り返り「前線、中盤から守備をするのは、他のチームでもやっていること。それは最低限のこと」とし、「湘南戦は、しっかりスカウティングして備えたい」と湘南戦へ気持ちを既に切り替えていた。G大阪戦は上出来だった、だから湘南戦も「この勢いで」とは考えない方が良いだろう。湘南は湘南で、G大阪とは全く違うチームだ。その強みと弱点をしっかりと把握するべきである。

京都は、反町康治監督になってからの湘南とは初対戦となる。湘南は、鹿島戦では3バックを採用したが、4バックの方を得意としている。一番の武器は守備から攻撃への切り替えの力強さと、攻撃へのスイッチが入った時の走り出す人数が多いこと。前線の中村祐也、阿部吉朗はフィニッシュまで持ち込む個の力もある。中盤の坂本紘司もシュートへの意欲が強く、要注意だ。
そして、田原豊である。京都在籍7年。敵として西京極に立つ。そのパワーは説明不要、加えて体の使い方が上手くボールを奪われないキープの仕方をする。ただ、ボールキープからポストプレー、そして次の動き出し、と連動性ではやや難を残していた。どこまで成長しているのか楽しみである。渡邉大剛も「個人的にはすごく楽しみ」とコメントしていた。

田原豊の07年入替戦対広島、西京極でのヘディングシュート2発は記憶に残る。あの時クロスを上げたのは渡邉大剛だ。渡邉は前線の選手の特徴を掴む卓越した眼を持っている。田原だけでなく、柳沢敦へも絶妙のボールを送る。現在期限付きで鳥栖に行っている豊田陽平に対しても「トヨは足が遅いわけではない」と豊田のサイドへ流れて行く動きだしの速さをいち早く掴んでいた。
その彼が今、宮吉拓実へいいボールを送りだしている。G大阪戦の後半、右からグラウンダーでボールを送りフィニッシュを導き出した。宮吉は「練習でダイゴウ(渡邉大剛)さんと、こういうボールがどうか、とか話したりしているし、中を観て上げてくれる」と渡邉に信頼を寄せる。

チームの特徴、長所短所をきちんと掴もうとしているのは渡邉だけではない。角田誠、安藤淳といった中盤も、試合の流れをきちんと判断している印象を与えてくれるし、水本裕貴、増嶋竜也のセンターバックコンビも相手の意図とチームの状況を把握していることをG大阪戦で感じさせた。試合に対し、いい緊張を感じさせてくれるのだ。
加藤久監督は「どんな順位でも負けられない試合になる。色んなことを考え過ぎて試合に臨んでもいいことはない。試合だけに集中する方がいい。そうした方がいいゲームが出来る。目の前の試合に集中できるか、が重要でしょう」と話した。
湘南戦へ、戦術、精神面合わせ、どれだけ良い準備できるか、それが勝負のポイントになるだろう。

いよいよ西京極でJ再開です! 蒸暑い夜が予想されますが、それも合わせ西京極の夜を楽しんで頂ければと思います。是非、良い緊張感と集中を持った選手たちの後押しをお願いいたします!

以上

2010.07.17 Reported by 武田賢宗
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