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【J2日記】札幌:夏の日の2010(10.07.08)

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第1ホールの第1打。右コーナースポットにカップがある。

第2ホールは遠くから少ないキック数で赤いコーンを倒せばカップインという変則ホール。

見事カップイン!

何かにつけて、いや、ネタに困ると気候の話題をしているように思われるかもしれないが、それだけ北海道の気候というのは特徴的なのだから仕方がない。今回も気候の話です。

北海道の夏、とりわけ初夏というのは涼風が吹き、寒すぎず暑くならずといった感じで、「そんなもんだろう」というのが正直な感想でもあった。暑いのも寒いのも苦手な筆者にとって、北海道の夏場というのは非常に快適な環境なのである。「一年中この気候が続けばいいのに…」と本心から思う日だってある。

そうして迎えた6月下旬。筆者が南アフリカから帰国して新千歳空港に降り立つと、そりゃあもう暑かった。南アフリカが冬だったから、その気温差で暑く感じているのかと最初は思ったが、違う。気温は30度を越えていた。6月の北海道内が気温30度を上回るなんて、筆者の記憶力が弱いせいもあるが、記憶にない。

で、さっそく札幌の練習場に足を運んでみると、選手たちはハードに走りこんでいるではないか。リーグ戦が中断間に突入しているため、この期間は再びフィジカルの強化に着手。「こんなに暑いのは北海道に来て初めて」という選手もいれば、「暑いなかでハードなフィジカルメニューが続いたから、グアムキャンプを思い出した」という選手も。暑い夏場の試合を乗り切るべく、トレーニングの時間も1日のなかで最も暑い時間帯に設定されていたとのこと。なるほど、そりゃあグアムを思い出すのも不思議ではない。

札幌市内にいながらにして、南国グアムを思い出すことができる。ある種ラッキーとも言えるかもしれないが、南国というのはできれば寒い時期に感じたいものだろう。

ところが、である。月をまたいで7月に入ると、今度は急に寒くなってきたのだ。前日くらいまでは汗を流しながらトレーニングを見ていたのが、今度は一転、半袖では耐えられないくらいの寒さが訪れた。いやはや、北海道の気候というのは本当に移り気なものである。

とまあ、事実報告ばかりではつまらないので、ある日の練習後の風景を。
午前中の練習が終わり、大半の選手が帰宅した後、数名のスタッフがなにやら競技を開始した。より少ないキック数でゴール地点にボールを停止させるという、いわばサッカーゴルフ的なやつである。写真を参照していただきたいのだが、第1ホールは右コーナースポットがカップ。無造作に置かれたボールの山やジャージーが、さながらバンカーや池の役割を果している模様。
第2ホールは遠くから少ないキック数で赤いコーンを倒せばカップインという変則ホール。沖田優コーチが一気にロングキックで倒そうとしてOBになってしまったり、一方で細かく刻む人がいたりと、結構性格も出るようだ。

最終的に勝ったのは鈴木智樹 強化担当。勝負が決まった瞬間、石栗建フィジカルコーチが「もう1回やろう」と言っていたのは聞き漏らしませんでした。負けず嫌いなんすね。

そんな夏の日。午後の札幌ドームサブグラウンドでした。

以上

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2010.07.08 Reported by 斉藤宏則
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