本日、南アフリカから帰国した岡崎慎司選手が清水エスパルスのチーム練習に合流しました。練習後に行われた囲み会見でのコメントは以下の通りです。
■清水の再開初戦は静岡ダービー!!
7月17日(土)J1 第13節 清水 vs 磐田(18:30KICK OFF/アウスタ)
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●岡崎慎司選手(清水):
Q:岡崎選手にとっての初めてのワールドカップでしたが、改めて今回はどんな大会でしたか?
「いろんな思いはあったけど、最後は決勝トーナメントに行って、パラグアイ戦が一番悔しかったなというか。一番長い時間出たし、その中で結果を出せなかったというのは悔しい。決勝トーナメントに行った喜びより、負けた悔しさのほうが僕にとっては大きいので、まだまだ終われないというか、もっとうまくなりたいなと今は感じています。
ただ、本当にエスパルスのおかげで出られて、良い経験をさせてもらったので、それをエスパルスで還元しながら、自分ももっと成長しないといけないと感じたので、それをエスパルスで出せていければいいかなと思います」
Q:昨日までのオフの過ごし方は?
「とにかくダラダラして、何も考えずにボーッとしていたというのはありますし、ずっとゆっくり家族と過ごしていました」
Q:大会前には、ご自身で3ゴールという目標を挙げていました。そこには届きませんでしたが、1ゴールの大きさというのは、すごく感じているんじゃないですか?
「あのゴールもスカッとしたゴールではなかったと思うので、自分としてはまだまだ未熟というか、4年後のリベンジに……行きたいなと強く思っています。3ゴールというのは、そんなに簡単に世界では取らせてもらえないなと実感しています」
Q:特に印象に残った試合は?
「全部印象に残っているけど、ベンチから見ていても日本が堂々とサッカーをできていて、世界とも対等に戦えると感じたので、もっと強くなって、自分もピッチでもっと長い時間できればいいなと思っています。オランダ戦で外したシュートも、自分としては思い切り打って後悔はないというか、またああいう場面が来たら次は押さえて打てると思うので。いろんな場面が鮮明に残っているので、それを想いながらどんどん練習をやっていければいいかなと思います」
Q:今改めて振り返って、日本チームはどんなチームだったなと感じますか?
「本当にチームワークがあって、みんなが自分の役割をしっかりこなしながら、さらに味方のミスとかをカバーしながらやれるチームだったと思います。守備をしっかりやって、攻撃に出て行くというコンセプトを、本当にしっかりやっていたなと。それができて、結果が出たと思うし、あとは世界にも負けない走りと、球際の強さがあったからあそこまで行けたと思います。それを続けながら……でも課題はあったと思うので、攻撃にまだまだ迫力が足りなかったと思うので、そういう意味ではもっと強くなれると思うし、自分もまたその一員になれればいいかなと思います。とにかく良いチームだったと思うし、あそこにいられて幸せでした」
Q:今回の世界での経験は、今後の岡崎選手のサッカー人生にどうつながっていくと思いますか?
「これをつなげるかどうかは自分次第だと思います。今まで通りでやっていたらダメだなと感じたので、もっと高い意識で、もっと上に上に進んでいきたいなと思っています」
Q:選手にとっても最高の舞台だったと思いますが、そこに実際に立って、何があったと感じますか?
「一度は崖っぷちまで行ったと思うし、応援している皆さんも失望するような試合もあったけど、そこからみんなで『このままじゃいけない』と話し合いながら、上に上に、前に進んでいけたのは、自分もその中にいて良い経験になりました。自分もまだまだ精神的にも弱かったなと感じているので、その分チームで一緒にいられた中で、その強さを……僕もすごく影響をもらいました。そういうところは、見ていてすごく感じました」
Q:代表で培ったものは、今度はチームで発揮しないといけないですね。
「そうですね。チームも今1位だし、緊張感のある試合がずっと続くと思うので、自分の経験したものは出せると思うし、自分も強い気持ちで1試合1試合臨んでいきたいなと思います」
Q:長谷川監督も、こうして練習に加わって、よく走ったほうが時差ボケも解消するんじゃないかと言ってましたが。
「そうですね。僕もそう思いますし、じっとしていられないタイプなので、動いたほうが気持ちもスッキリするし。実際、今日も走ってみてスッキリしたので、チームに参加しながら、良い雰囲気で最初のダービーマッチに臨みたいと思います」
Q:リーグ後半戦に臨むにあたっての、意気込みを聞かせてください。
「チームはナビスコカップの決勝トーナメントにも進出しているし、良い雰囲気で良い状態だと思うので、自分もそこに加わって、さらに良い影響を与えられるようなプレーができればいいと思います。ゴールを取り続けたいと思うので、1試合でも悔しい試合を減らしながら、どんどん向上していければなと思います。ここから半年間というのは、またすごく楽しみだし、もっとうまくなれればいいかなと思います」
Q:戻ってきて、長谷川監督からは何か言われましたか?
「いろいろ身体のことも心配してくれていたし、あとは、足りなかったことをプラスにしていくだけじゃなくて、プラスのことをもっとプラスに変えていけという意味の言葉をもらいました。それは今の自分には本当にうれしいことだったので、今後に生かしていきたいと思います」
Q:北京オリンピックでは何もできなかったということでしたが、今回の4試合を通して、自分なりに得たものはありますか?
「北京の時には感じられなかった手応えというのは、少しは感じられたし、シュートまで行けると思った。動き出しでは、テレビでは映らないところでも、自分の動き出しは結構通用していたと思います。そういうのを肌で感じられて、さらに前に進めると思うので、北京のときにはなかった感触は、今回のワールドカップでは手に入れたと思います。それをこれからの自分に生かしていきたいと思います」
Q:大会直前になってスタメンを外れてしまいましたが、その時の気持ちと、どう対処したのかを聞かせてください。
「そこは、まだまだ自分は未熟だということで。ただ、それがまたさらに前に行く力を自分に与えてくれたと思うし、やっぱりチャレンジする気持ちはずっと持っていないといけないと思うので、これからもそれを忘れずにという意味では、今回のワールドカップは良かったなというか。いずれ良くない時は来ると思っていたし、そのタイミングがたまたまワールドカップだったということだと思うので、また4年後のために頑張っていきたいなと思います」
Q:ここからさらに4年後に向けて、成長させていくとしたらどの部分だと思いますか?
「自分のプラスの部分、動き出しとかは通用すると思うけど、さらにその先に行くには、シュートの精度だったり、落ち着きもそうだけど、落ち着いてなくても枠を捉えられるという部分。そこは練習で意識しないとダメなところだと思うし、さらに一歩行くには決定力だと思うので。今回は決定機というのが少ない中でチャンスを生かさないといけないという感じだったので、クロスが上がらないこともあると思うし、そういう中でなんとかする力を、自分も身につけないといけないのかなと感じました。そのためには、ミスを恐れずに、今までだったらターンしないところでもターンしたりとか、どんどんチャレンジしていくことが大事だと思うので、とにかく前を向いてやるだけですね」
Q:ワールドカップに向けてあれだけ集中して、気持ちを込めてやってきて、それが終わって力が抜けてしまうという部分もあると思いますが、その心配はないですか?
「僕としては全身全霊を込めてやってきたけど、そこで終わるとも思っていなかったし、一区切りとも思っていなかったので、すごく疲れ切ったというのはないです。ただ、移動もあったし、時差とかも含めて多少は疲れていると思うので、そこだけかなと。気持ち的には、ああいう形になったというのもあるし、うれしさの倍ぐらい悔しさもあったので、そういう意味ではモチベーションも高いし、まだまだもっとやりたいというか」
Q:逆にエネルギーが湧いてきたと?
「そうですね。やらなければと思ってやっていた分、今はスッキリして自分のために、もっとうまくなりたいとか、もっと点を取りたいと思うぐらいで。そういう意味では強くなれたんじゃないかなというか、誰かに言われても今までだったら『そうかなあ』と思っていたことも、あんまり左右されなくなったというか」
Q:今まで以上に自分のためにやれるというのはプラス要素ですね。
「そうですね。ただ、いろんな人に応援してもらって、また強くなれると思うし、自分のためやけど、それでいろんな人に感動したと言われると、また頑張ろうと思いますよね。こんなにサッカーの影響ってあるのかと思ったので」
Q:悔しさや満足できない部分もあると思いますが、自信は失ってはいないですよね。
「そうですね。ただ、もっと確固たる自信をつけないと、ああいう舞台では自信を持ってできないと感じました。そのためには、誰に何を言われても揺るがない自信がないと、ああいう場で……やっぱり揺さぶられたりするから。そういう意味でも、いろんな経験ができたなと。すごく濃い1ヶ月半だったなと思います」
以上
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