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【J2日記】水戸:F東京への熱い思いは空回り(10.07.04)

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「やってやろうという気持ちは強かったけど、表現できなかった」と悔やんだ森村昂太。

(C)佐藤拓也

「バリバリに気合いを入れて」試合に臨んだ村田翔。

7月2日、水戸はF東京と練習試合を行った。F東京は水戸と縁が深いチームである。森村昂太と下田光平はF東京からの期限付き移籍中の選手であり、今季新加入した村田翔と常盤聡はF東京の育成出身である。それだけに「バリバリに気合いを入れて」(村田)試合に臨んだという。さらに木山隆之監督も粋な計らいを行った。これまでレギュラーを外れていた下田を「相手がF東京ということで」(木山監督)先発に抜擢。各々のF東京への熱い気持ちをプレーで体現させようとしたのであった。

しかし、気合いは空回りした。「やってやろうという気持ちは強かったけど、表現できなかった」と森村が悔やんだように、F東京の力強いサッカーを前に委縮した水戸は消極的なプレーに終始。主力組で挑んだ前半45分では、シュートを1本も放つことができなかった。それには木山監督もおかんむり。「レベルが高い相手に対してどれだけトライするか見たかったけど、全然トライする姿勢が見られなかった」と険しい表情を見せた。サブ組中心となった後半になって、村田を中心に気迫のこもったプレーで攻め込むシーンを作ったものの、結果は1対5で敗れることに。「せっかくのJ1との対戦だったのに、もったいなかった」と保崎淳は肩を落とした。

90分から得た収穫を探すのは難しい。しかし、「トライできず、残念」(森村)という思いをこれから生かすことができれば、決してこの一戦は無駄にはならないはずだ。選手たちは試合後、こう声をそろえた。「(リーグ再開までの)2週間、練習からチャレンジする姿勢を見せていきたい」と。この一戦を機に、水戸はチャレンジする集団に変わることができるか。

水戸の4人の選手を育んだF東京との練習試合は、水戸というチームがさらに成長するために必要なことを示してくれたのであった。

以上

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2010.07.04 Reported by 佐藤拓也
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