清水 0 - 0 甲府 （18:00／アウスタ／4,785人）
----------
●本田拓也選手（清水）
「ゴールは決められなかったけど、ビルドアップのところもチャレンジできたし、中断期間に監督がやりたいと言っているところも、まずまずできたと思う」
Q：前半は、何度か良いボールの動かし方ができたと思いますが？
「ああいうのを意図してやっているので、それをもっともっとできればいいかなと思う。あんまり蹴らないで後ろからつなげることができたので、再開に向けて、そのへんの質もテンポも上げていく必要があると思う」
●小野伸二選手（清水）
Q：今日の試合の収穫は？
「この日本平のピッチで、お客さんが入った中でプレーできて、雰囲気がつかめたということが、一番の収穫だと思う」
Q：あと2週間でプラスαしていく部分は？
「今日は雨でスリッピーだったという部分もあるけど、自分たちの小さなミスというのがたくさんあって、それで相手に攻撃されてしまう部分があった。そのへんはしっかり修正していきたい」
Q：首位で再開を迎えることになりますが、大きな目標に向けてのチームの雰囲気は？
「雰囲気もいいし、モチベーションも出てきているので、7月17日の再開のときに、みんなのコンディションが100％になるように、調整していきたい」
Q：小野選手自身のコンディションは？
「これからだんだん上がってくると思う」
●山本真希選手（清水）
Q：スコアレスドローという結果については？
「お客さんも来ていたし、勝ちたかったので、残念だった」
Q：個人的にシュートも積極的に打ってましたが？
「でも、なかなか枠に行かなかったので……」
Q：後半はチーム全体として体力的に相当きつそうでしたね。
「そうですね。足が止まった感じはありましたね」
Q：そこはしかたない部分もあったと思いますが、その中でどんなプレーをしようと？
「自分たちのリズムでやれれば、多少疲れていても問題はなかったと思うけど、簡単なミスとかそういう部分で奪われていたことが、さらに自分たちを追い込んだのかなと思う」
Q：ただ、収穫もかなりあったと思いますが？
「良い形でフィニッシュまで行けていたと思うし、今やっているビルドアップからの形というのも、良い形でできたと思う。そういうところはもっともっとやっていけたらなと思う。あとフィニッシュの精度は、今日は欠けていたと思う」
●山本海人選手（清水）
Q：今日は持ち味も発揮できていたと思いますが、自分自身の手応えは？
「まだまだ良いときに比べれば、キャッチできたという部分がパンチングだったり、弾けたと思うのがかぶったり、そのへんは自分の中での違和感としてあった。そこはもう一度GKコーチも含めてお願いして、しっかり本数を受けたら慣れくると思う。もう一度修正したい」
Q：でも積極的なプレーが多かったですね。
「そうですね。消極的にやってもつまらないし、印象に残らなければ、ポジション争いにも勝ち残っていけない。ミスを恐れていたら何もならないという意味で、積極的にやろうと思っていた」
Q：ブレ球っぽいシュートもしっかり止めてましたね。
「チームの中でもブレ球を蹴れる選手がたくさんいるので、ミドルシュートがたくさん飛んできても、なんとか弾いたり反応はできたと思う。毎日一所懸命シュート練習を受けている成果が出たかなと思うけど、理想はキャッチしたいなとは思う」
Q：一度ボールをこぼしてヒヤリとした場面もありましたが？
「あれは僕のミスだけど、あそこでセービングじゃなくて、回り込んで正面で捕ろうとしたのは、しっかりボールが見えている証拠だと思う。もちろんミスはしっかり受け止めなければいけないけど、足を動かすということに関して言えば、間違ったことをしたと思わないので、これを次につなげられればいい」
●荒谷弘樹選手（甲府）
「J1が相手ということもあったかもしれないけど、前半は高い位置からボールを奪いにいくという部分でなかなかスイッチを入れられなかったので、そこは次の課題だと思う。ただ後半は、監督も的確に指示を出してくれて、選手たちも対応できていたと思う。あとは清水が疲れてきたのかなという部分もあった」
Q：後半はある程度チームとして収穫のあるプレーができたと？
「そうですね。ただ、僕の個人的な感想だと、最後のところというのは、なかなかJ1の選手はやらせてくれないなと。最後のシュートを打たれるシーンだとか、なかなかペナルティエリアの中に入っていけなかったなというのは感じた。そこはエスパルスの強みというのはあると思う」
Q：再開まで2週間という中で、どのようにやっていきたいですか？
「今までは2部練も多かったけど、これからは試合に合わせたサイクルに変わってくると思うし、ケガ人もみんな復帰して、レギュラー争いとか競争も高まってくると思う。良い意味の緊張感のある中で、チーム一丸となって、ケガ人を出さないように大分戦を迎えたい」
Q：個人的なコンディションは？
「今日は自分の中でいろいろ課題も出たので、そこを練習や次のF東京との練習試合でしっかり修正したい。クロスで出られたシーンが2、3回あったと思うし、ゴールキックで精度の高いボールがなかなか蹴れなかった。そのあたりは課題になる」
●山本英臣選手（甲府）
「攻撃では、前に入ったときにもっと押し上げないといけないし、ディフェンスのところでも、相手がうまいというのもあるけど、もうちょっとまとまって守備ができれば、もっと良い所でボールが取れて、攻撃につなげられると思う。相手との力の差もあったけど、もうちょっとやれると思う。あとは、攻撃の最後のところで、相手はミスしないで何本か最後までパスをつないでいたところを、うちは一発で狙って、前半はとくにミスになっている場面が多かった。ミスで終わってしまうので、相手はあまり消耗せずに、うちが消耗していたという部分はあった」
Q：前半は、なかなか前からプレッシャーをかけに行くことができなかったという部分もあると思いますが、その原因は？
「本当に取りに行くなら、もっと全力で行かなければいけないと思う。少しコースを切りながら取りに行こうとして、相手の技術で逆サイドまで変えられてしまったりとか。普通だったらこのぐらいで大丈夫というところを、もう少し行かないと、相手にとってはそれほどプレッシャーじゃなかったのかなという感じがする。
何回かは狙ってインターセプトできたとは思うけど、前から取りに行くなら、全員でついていかないといけない。でも、やっぱり相手のポジション取りもうまかったので、あんまりつかまえられなかったというのは正直なところ」
Q：後半はそのへんは修正できた？
「だいぶ前線でボールが収まって、全体を押し上げてというところはできたかなと。それで前からボールを奪いに行きやすくなった部分もあると思う。あと守備のところで、行くところと行かないところをみんなで話して、うまくできたというのはあると思う。
ベンチで見ていて、エスパルスもたぶん疲れていたと思うけど、シュートで終わるというところをしっかりやれたことによって、相手が下がらなければいけない時間がけっこうできた。それがミスで終わってしまうと、相手が下がらなくて済む場面も出てくる。そこは後半を見ているかぎりでは、最後のところまでやれたかなと思う」
Q：再開までの2週間で取り組んでいきたいところは？
「全部のベースをアップしないといけない。相手のあるスポーツなので、自分たちのサッカーができない時間帯もあると思うけど、そういう時間でも全員が同じ意識を持ってサッカーができればいいかなと思う」
以上
■清水の再開初戦はこちら
7月17日（土）J1 第13節 清水 vs 磐田（18:30KICK OFF/アウスタ）
■甲府の再開初戦はこちら
7月18日（日）J2 第18節 大分 vs 甲府（18:00KICK OFF/大銀ド）
