６月24日、木曜日。岡山は先週、岡山県美作市での１次キャンプを終え、３連休を挟んで岡山市内の灘崎総合公園に戻ってきました。

この日の午後の練習では、ミニゲームを繰り返し（写真１・２）、状況ごとの判断、連係、プレースピードを上げていきました。メリハリの効いたトレーニングを短時間で切り上げ、中断期間のプログラムの充実が感じられました。

ケガから復帰組の顔も見えます。竹田忠嗣選手（写真４右）は、「３週間前から合流して、今は気持ちよくプレー出来ています。調整中は身体の使い方やバランスを生まれて初めてトレーナーに見てもらって、自分を見つめ直せたと思います。ようやくポジション争いに参加できます」
せっかくだからワールドカップについても聞いてみましょう。竹田選手は、阿部勇樹選手を尊敬されていますよね？
「ユース（ジェフユナイテッド千葉）の時の先輩で、すんごい厳しかったんですよね。練習の時から真剣で、後輩に対しても100％以上で…」

そんな話をしている竹田選手に、「ドヤ顔してるゾ」とツッコんでくるのは、小林優希センパイです（写真３左）。小林選手はワールドカップ、観てますか？
「いや、僕はプロスポーツ選手として夜９時には寝るので」と前置きして、「ガーナのギャンがいいですね」
やっぱり観てるじゃないですか。
あ、妹尾隆佑選手（写真４左）は、メッシ（アルゼンチン代表）ですか？
「ですね。それからイニエスタ（スペイン代表）も。バイタルエリアでボールを失わないところを見てます」
そういえば澤口雅彦選手は08年、FC琉球（JFL）で、アルジェリア代表のGKライス・ボルヒ選手と一緒にプレーされてますね？
「身体能力が抜群に高かったです。今回のワールドカップは、いい経験になってるでしょうね」
ボルヒ選手とは、簡単なことは英語で話していたそうです。

なにしろ梅雨の晴れ間のトレーニング後です。見回してみると、各所で「引きの強い」光景が繰り広げられています。この日初登場した、子どもが庭でぴちゃぴちゃ水遊びするキッズプールの近くから、きゃっきゃっと楽しい声が聞こえてきました。
「チャンガン（李彰剛）、足洗ってから入れよぅ！」という田所諒選手の声も。わ、男３人で入ってるじゃないですか（写真５）。これ、Ｊ２日記に載せていい画像でしょうか！森川潤一コーチ、どうですか？　「あー、大丈夫でしょう」
ちなみにこのプールは、氷を浮かべて、アイシングに使うために用意したものらしいです。この後さらに、近藤徹志（187cm）・後藤圭太（183cm）・植田龍仁朗（188cm）という岡山の守備の要、身長180cm以上の3人組が同時入浴していたらしく、シャッターチャンスを逃したことが悔やまれます。

ピッチ際では、マンスリーのほんわか取材、「月刊タウン情報おかやま」８月号のインタビューが始まりました。今回、対談ページに登場するのは、野田絋史、妹尾隆佑、キム・テヨンの３選手のようです（写真６）。テーマは「わが町自慢」で、久留米出身の野田選手、ソウル出身のキム・テヨン選手に負けないくらい、郷土を愛する妹尾選手が、「わが町・庭瀬」をどんなふうにアピールしたのでしょうか。気になります。

日本vsデンマークを控えたこの日、「試合を観てもいいが、それまでに眠っておくようにして、しっかり睡眠をとること」という注意があったとかなかったとか。翌日も朝９時から午前の練習がありますから。
そして、来週は別府で２次キャンプが始まります。別府でのテーマは、今までやってきたことの「質的向上」と「戦術の徹底」（影山雅永監督）。ちなみに、影山監督にワールドカップで気になるチームについて聞いてみますと、「チリがおもしろいね〜」とのことでした。

以上

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2010.06.25 Reported by 尾原千明