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【2010FIFAワールドカップ南アフリカ オランダ vs 日本】ベルト・ファンマルウェイク監督(オランダ)記者会見コメント(10.06.20)

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6月19日(土) 2010FIFAワールドカップ南アフリカ
オランダ 1 - 0 日本 (20:30/ダーバ/62,010人)
得点者:53' スナイダー(NED)
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●ベルト・ファンマルウェイク監督(オランダ):
「当たり前に勝てるゲームがないことがわかりました。イングランドもフランスもスペインも見てわかる通り、楽勝だと事前に思っていたゲームがみんなそういう結果ではない。昨日思いましたけど、日本の選手、このチームで長いことプレーをして、そして非常に調子が上がってきているといったわけです。また、いつもそうですけど、日本の組織が素晴らしく取れている。だから今日も始まる前から難しい試合になるだろうとわかっていました。そして、日本もオランダにかなり尊敬の念を抱いてくれているのではないかと思います。そしてそういう意味で、こちらがすぐにプレッシャーをかけられるんじゃないかと思いましたけど、そうではありませんでした。彼らは果敢に挑んできました。前半は75%、私たちがボールポゼッションしていたわけですけれども、だからといって、どうという、それ自体に大きな意味があるわけではありません。やはり、十分深みのあるプレーができなければいけない、そしてまた、ファンペルシーが後ろの方を走っていたので、追いつけなかったというのがあります。とにかくボールが十分につなげなかったことがあった、それは非常に危険であった。ゴールの近くに行ってもカットされてしまった。そういうことはあまり我々のチームに起こらないんです。前半が終わるところまではそういうことが多かった。
それでハーフタイムで、もっと忍耐強く、忍耐が必要だと。忍耐というとスローダウンと思うかもしれないが、そうではなく。忍耐はむしろスピードアップだと。スピードアップをする必要がある。ボールはもちろん取らなくてはならない。でも機会をとらえることが、時にはものすごく重要なんだとハーフタイムに彼らに言いました。そして、それを彼らがまさにうまくやってのけた。そして後半に1-0に持って行けたと思うんです。そこに行くまでは最悪の瞬間が続いていたと思います。試合を通じて、いくつか良い機会がありましたけど、大チャンスというものがなかった。そして、1点入れた後、また少し調子が落ちてスローになってきたと思いました。今までの対戦相手に関しても、今日も同じだったんですけど、最後の25分、30分間というのは大したことができませんでした。2点目、3点目のゴールを決めたかったが、それができなかったわけです。結果的に1-0で勝てたことはうれしいけれども、対ガーナのような素晴らしい試合にはできなかったと思います。でも、このワールドカップで勝つということは、それだけやはり難しいことだと思います。勝ったということは、勝つに値するものが、今日はできたんだと思っています」

Q:普通は勝点6ということで、決勝トーナメントに進めるということになると思いますけど、心理的には選手はこれでより慎重になるのでしょうか。それとも、決勝トーナメントの先のことを考えるのでしょうか。
「まずは今夜の試合(デンマーク対カメルーン)の結果を待ちましょう。オランダでは、国では、ここまで楽々と我々がここまで来たと言うかもしれません。でも、そうではありません。それから得失点差でも3がありますし、勝点6が入れられましたが、今日の夜、どうなるかわかりませんし、カメルーンやデンマークが今までの試合でもし勝っていたとすれば、今日のこの状況もなかったわけです。ですので、選手にも気を緩めるなと、それから何枚イエローカードがすでに出てしまったかということも忘れるなと言いたいと思います」

Q:北朝鮮対ブラジルなど、強いと思われるところが苦戦したりしていますが、オランダはこれだけ素晴らしい結果を出しているのは、どこが秘訣なのでしょうか。
「どうでしょう。今までの試合、一連のものを振り返って、素晴らしい試合もたくさんあったと思います。対戦相手同士がお互い分析する、分析力も全般的に非常にレベルアップしてきているので、みんな分析も進んでおり、また、どの国も全体的にレベルが上がってきていることだと思います。
イングランドとアルジェリアの昨日の試合を振り返ってみても、やはりそのへんが少し前とは変わってきたと思います。サッカーをプレーすればもちろんみんな最善のプレーをして、相手のゴールを決めたいわけです。ボールポゼッションが7対3になる、そういうことはよくあります。例えばスペインの先日の試合も70%のボールポゼッションを持っていましたけれども、やはり、全体的に魅力的になってきていると思います」

Q:オランダのサッカーについてお聞きしたいと思いますけど、オランダのサッカーは確かに世界でもトップの、内容も素晴らしかったと思います。ただ、勝負には弱い。勝負よりも美しさの方が優先されるというふうに世界では言われているんですけども、そのことについて監督はどのように考えていますか。
「今の質問はオランダのジャーナリストの人もみんな聞いていてくださっていいと思うのですが。ご質問は、どうしてビューティフルなサッカーに集中していて、勝つことに集中しないという、そういうふうに言われたらどう思うかということです。これは一つの褒め言葉だととらえたいと思います。でも、そういうふうには決して思っていません。とにかく勝ちたいと思っています。勝ってさらにビューティフルなサッカーであれば理想的だと思います。
でも2年前にヘッドコーチになったときに、私が言ったのは、美しくなくても勝たなきゃいけない。どんな試合でも勝たなきゃいけないと言ったんです。チームとして成長、発展しなきゃいけないということも必要です。そして、もう一つ言えることは、我々のチームの安定性が非常に増してきた。そして、ボールを相手に渡してしまうことが非常に少なくなったと、以前に比べて言えると思います」

Q:今日の試合の前半は本当に大変でした。45分にファンデルファールトからボールが出てきましたけど、それくらいでした。とにかくエンドレスにずっとボールが回っていました。75%のボールポゼッションはあったかもしれませんけど、相手チームも全然心配していなかった。こんな試合はあまりいい試合ではなかったんじゃないでしょうか。SMSも来まして、つまらない試合だというコメントもありました。どうでしょうか。
「そこが違うと思うんです。ビューティフルな美しいサッカー、そして前半で5-0、みんなそうなってほしいと思っているんです。でも、私がさっきから言わんとしていることは、このようなレベルのトーナメントでは、そんなことはできないんです。すぐにゴールを決めるなんてことはできない。30分、1時間かかることが、70分、80分かかってはじめて最終ゴールが決まるというときもあります。とにかく違いを出すということが重要なんです。ワールドカップでももちろんビューティフルなサッカーで勝ちたいですよ。そういうことはしてみたい。でも、現実的には、相手のチームが非常に組織がよくまとまったチームである。でもとにかくベストを尽くさなくてはいけないんです。チャンスもある、リスクももっと取らなくちゃならない。それでも、1-0で勝てるということもある。1点が2になることもある。スペインの試合を思い返してみましょう。いい試合だったと思います。私も見ていて思いました。それでも1-0で負けたわけです。バルセロナのことを考えると、同情を感じます。ハンガリーやガーナに対して、私たちは10のゴールを決めることができました。もちろんそういうことができれば理想です。でも、今日の試合では、もっと機会を見て、素早くとらえるべきだったと思います。そうすれば、もっとゴールを決められたのではないかと思います。もちろん、あと2回ゴールを決められていれば、3-0になったわけであって、あなたに来たSMS(ショートメッセージサービス)のメッセージももっと違う内容のものになっていたと思いますけれども」

Q:やさしい競争ではありませんね、今回は。どんなふうに思いますか。今回のワールドカップはどうなっていくと思いますか。
「やはりワールドチャンピオンになりたいと思ってのことです。でも、だからといって、それがやさしく、容易にかなうことではもちろんありません。でもおっしゃってくださった通り、良いプレーができてきていると思います。安定性を発揮することができてきて、自信を維持することができれば、いい線にいくと思うんです。やはり自信というものが勝ちにつながると思います。ですから、かなりいけるのではないかと、その場合には思います。もちろん目標は優勝することです」

以上

【SAMURAI BLUE(日本代表)試合予定】
■2010FIFAワールドカップ南アフリカ グループE
2010年6月24日(木)27:30(日本時間)/ルステンブルグ
SAMURAI BLUE(日本代表) vs デンマーク代表
※この試合は日本テレビ系列、スカパー!にて生中継!

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●ベルト・ファンマルウェイク監督(オランダ):

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