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【J2日記】富山:夏の暑さにも負けず。巻き返しへ早くも始動。(10.06.18)

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ブラジル体操で体をほぐす選手達。

10分間走でトップを快走するFW石田英之選手。

カターレ富山が17日、地元でミニキャンプをスタートさせた。前日に練習を再開し、他のクラブに比べてひと足早めの始動。猛暑の中でのフィジカルトレーニングにも選手たちは声を掛け合って精力的に取り組んでおり、16位からの巻き返しへ意欲十分だ。

キャンプ初日の富山市の最高気温は31度。今月初めて真夏日を記録した。午前の練習は10時からだったが、会場となった五福公園陸上競技場はトラックからの照り返しがきつく、盛夏を思わせる暑さだった。
ウォーミングアップは、普段は行っていないブラジル体操。楚輪博監督が笛を吹き、選手全員が息を合わせて手足を動かした。その後は10分間走を2本。若手と年長者との2班に分かれてトラックを周回した。若手グループはDF西野誠選手とDF舩津徹也選手が引っ張った。西野が「ラスト頑張ろう」と後輩の舩津を励ましてペースを緩めることなく走り切った。年長グループはFW石田英之選手が2本とも終始トップを快走。31歳のベテランFW長谷川満選手が負けじと追走して元気なところをみせていた。

長谷川選手は昨年10月の試合中に右ひざ前十字靭帯を損傷して復帰を目指している。先月、全体練習に戻って調整ペースを上げており、「今季はまだつらいトレーニングができていなかったので、中断期間のトレーニングで体調を上げていきたい。オフ明けのここからが勝負と思って頑張って走りました。早く試合に出場できるようにしてチームの流れを変えたい」と話していた。

午後4時からの練習も、運動量を上げたテンポのよいパスワークやDFラインからのビルドアップを意識してみっちりと約2時間実施。50分間の紅白戦も行った。20日まで午前、午後の2部練習で心身ともに追い込んでいく計画だ。27日にはJ1京都とプレシーズンマッチを行う。

楚輪監督は「前半戦は失点が多かったが、組織で守るという基本のところは変わらない。これまでやってきたことを再確認する。あいまいにせず、改善に取り組みたい」。得点、失点場面の映像集を作成してミーティングに活用しているという。「規律を大事にし、私自身が厳しくやっていかなければならないと思っている。リーグ戦再開までに『戦う集団』になることがテーマ」と話した。

以上

■6月27日(日)16:00@富山
2010Jリーグプレシーズンマッチ
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2010.06.18 Reported by 赤壁逸朗
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