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【J2日記】東京V:思い(10.06.14)

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東京Vサポーターが掲げた『NO VERDY NO LIFE』の横断幕

J2第17節・富山戦は、勝利という結果への喜び以上に、本当にたくさんのものを感じる試合となりました。

この試合から、サポーターによる東京ヴェルディ存続を願う署名活動が行われました。東京Vのサポーターはもとより、アウェイ・富山のサポーターも快く署名に協力している姿が、スタジアムのあちらこちらで見られました。
そんな、大好きなクラブを救おうと懸命に努力する東京Vのサポーターに対し、富山のサポーターは試合前、大きな「東京ヴェルディ」コールと、『Verdyの灯を絶やすな』という横断幕を掲げてエールを送りました。

試合後、感謝の意味を込め、今度は東京Vのサポーターから富山サポーターへコールのお返し。これに対し、再び富山も応じるという、心温まるエール合戦が繰り広げられたのでした。

試合では、初先発の阿部拓馬選手がJ初ゴールを挙げ、チームにより一層勢いをもたらしました。
“ゆりかごダンス”のパフォーマンスは、6月9日に誕生した富澤清太郎選手の長女を祝福したもの。その際、フィールドプレーヤー10人全員が揃っていたところにもまた、今の東京Vのチームワークの良さが表れているのではないでしょうか。
ちなみに、「決めた後、僕のところには来なかった」と、若干スネてみせたのは川勝良一監督。軽いジョークで教え子・阿部選手のメモリアルゴールを喜んでいました。

また、この試合でJ2リーグは約1か月間の中断に入るため、東京Vの選手たちたっての希望から、試合後にセレモニーが行われました。
富澤清太郎キャプテン、土屋征夫選手、平本一樹選手、高木俊幸選手・善朗選手などが挨拶し、苦しい状況の中でも変わらず応援を続けてくれるサポーターへ感謝の気持ちを伝えました。実はその場で、富澤選手は自らの口で長女誕生の報告をする予定だったそうです。

が…
「熱くなりすぎて、すっかり抜けちゃいました」

肝心なことを伝えられず、本当に本当に残念そうでした。他の選手たちにも、だいぶ責められたようです(笑)。

東京Vサポーターの掲げた『NO VERDY NO LIFE』の横断幕に共感し、
富山サポーターの粋なはからいに感動し、
東京Vの勝利、阿部選手の初ゴールに喜び、
富澤選手の長女誕生を祝福し、
クラブ初という選手主導のセレモニーを堪能し、
…etc

その他にも、たくさんの喜びを感じながらスタジアムを後にしたサポーターは、少なくないのではないでしょうか。
「これからも、もっともっと良いチームを作っていきたいと思います」(土屋)。
東京Vは、良い雰囲気の中、中断期間を迎えられたようです。

以上

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2010.06.13 Reported by 上岡真里江
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