6月6日（日） 2010 ヤマザキナビスコカップ
Ｆ東京 1 - 0 京都　（15:00／味スタ／17,014人）
得点者：53' キムヨングン（Ｆ東京）
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●鈴木達也選手（Ｆ東京）：
「手応えはありました。だからこそ、前半に得点を欲しかった。（ゴールに繋がらなかったのは）あと少しだけベクトルを合わせることができれば、もっとゴールに近づく場面が増えると思います。今日の相手は、比較的、前に強い選手たちが多かったので効果的に裏を取れる場面があればよかった。タイミングを上手くあわせれば、１人、2人ではなく、3人、4人と関わる攻撃ができたと思う。そのためには、意思統一も必要。僕自身も、単純なゴール前でのミスもあって得点が生まれなかった。チームのために一人ひとりが仕事をした。得点を取りたいからこそ、チームのために何が還元できるかを意識したと思う。まず自分たちが何をしなければいけないかを考えて、その中で個の良い部分を出せたと思います。きっかけを掴むためにも、話し合いながら個が生きるためにチームが何ができるかを突き詰めていきたい」

●羽生直剛選手（Ｆ東京）：
「攻撃の時と、守備の時のポジショニングをより前にいきやすいように追求していたつもりです。相手は、守備の時に5枚で横の幅をカバーする。縦に入れたい場面はありましたが、縦パスを入れて奪われてカウンターという場面もあった。難しいシチュエーションだったと思います。ヨングンがよく入れてくれた。セットプレーから得点を奪えてよかった。もちろん、もっと意図的にチャンスを作れればよかったが、一週間、課題にしてきた場面も作れていたのでポジティブにとらえたいと思います。コンビネーションでお互いの距離感を近くに保つことができていた。今週は、意識しやすい距離と動き出しを練習してきた。それが出た場面もあったので、その回数を増やしていきたいと思います。次の試合に勝てば、上へ自力でいくことができる。監督も言っていましたが、向こうはプレッシャーもない。リラックスして臨んでくるのでやりづらさもある。とにかく自分たちらしさを貫いて、後は結果がついて来ればいい」

●キム・ヨングン選手（Ｆ東京）：
「勝つことができ、何よりチームのために貢献できたことが嬉しい。ゴールは普段の練習の成果。思い出深いゴールになると思います。監督からも声を掛けられた。シュートの瞬間は言葉で言い表せないぐらい嬉しかった。前半は集中力が切れて、パスミスをしてしまう場面も多かったのでハーフタイムに気合を入れなおした。今日のゲームは、決勝への道のりの中で山場となる試合だと思っていた。それを越えることが出来てよかった。DFとしても、無失点で抑えられて、なおかつゲームに勝利できたことが大きいと思います」

●角田誠選手（京都）：
「ここ何試合は、守ってカウンターという構図ができていた。引き分けでもよかったんですが、それを崩さず、点を取れればと思っていました。あんまりピンチも作られていないが、結果的には負けてしまったので。点を取られたら返すべきだし、そこから前にシフトもできた。どうしても決定的なチャンスもなかったから、これでは勝つのは厳しいかなと思いました。引き分け以上で決まりだったので、何とか勝点１以上が欲しかった。Ｆ東京も必死だった。ある程度ブロックを作れば、そこまでピンチはないと思った。個人的には、もう少し、前半から前に行きたかったというのはある。ボールを回せても、そこから先のところが課題。どうしても、まだ前の3人の選手の個人技に頼ってしまう。3人のコンビネーションはあるけど、チームとしての攻撃のオプションも増やしていきたいと思います」

●増嶋竜也選手（京都）：
「いつもの勝ちパターンだったからいけると思った。本当に危ないと思うのは、あの一本だけだった。僕たちとしては、この流れで一本入ればいいと思っていた。引き分けでもよかったのでそこまで前へ出て行く必要もないと思っていたから、いけると思っていたけど。崩されるというよりも、ブロックの前で回させている状況は作れていたけど、あの一発はもったいなかった。僕としては、あの1点は引きづることはなかった。とにかく一点を取りに行こうと話し合いながらやっていた。引き分けでもよかっただけに悔しい結果でした」

●中村太亮選手（京都）：
「引き分けでもいいゲームだった。しっかり3ポイントとってトーナメント進出を決めたかったので残念です。もっと名古屋戦のように積極的にいきたかった。スペースを消されてしまったし、ドリブル突破もできなかった。ゲームの中でうまく改善できればよかったんですが。どんな相手でも自分のプレーを出していくことを心がけている。守備的というよりも、まず自分たちのサッカーしたいという意識でやっています」

以上