6月5日(土) 2010 J2リーグ戦 第16節
岡山 0 - 2 柏 (19:03/カンスタ/8,917人)
得点者:17' パクドンヒョク(柏)、79' 工藤壮人(柏)
スカパー!再放送 Ch182 6/6(日)後09:00〜
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岡山にとっては、「負けた」というより、「勝てなかった」という印象だ。テンポのいいゲーム展開で、ホーム・岡山は観衆に攻撃することの面白さを見せつけながら、ゴールという満足感をもたらすことは出来なかった。柏は、思い通りの攻撃は出来なかったものの、セットプレーからパク ドンヒョクが頭で押し込んで決めた17分のゴールと、79分、澤昌克のヘディングのこぼれ球を、橋本和を経て、工藤壮人が決めたゴールの2つで手堅くゲームをものにして、連続無敗記録を15に更新した。
岡山は自らもよく走ったし、相手をよく走らせた。ボールへの寄せという点では、前の甲府戦からいい動きを見せていたが、今回、アンカーにキム・テヨン、その前に喜山康平、田所諒を据えるシステムをとったことで、ボールを奪ってからの展開はさらにスピーディに、縦のラインが綺麗に繋がった。「バイタルエリアにはなかなか入れないと思っていたが、柏が中盤の構成を変えるまでの時間は、アンカーの大谷選手の両脇は結構入ることが出来て、カウンターから突くことが出来た」(岡山・影山雅永監督)。
前半、光っていたのは、岡山の喜山だった。中盤で何度もボールを奪い、前線に素早く、正確に送るプレーは、彼のいるところにボールありという働きぶりだった。また、田所の判断もよく、岸田裕樹、新中剛史、李東明という前線の選手の連係のスピードは、この2週間のトレーニングの成果を感じさせるものであったし、澤口雅彦、野田絋史というサイドバックが上がってクロスを送るシーンも増えていた。しかし、ペナルティーエリア内に侵入することが出来なかった。
これは、「足が今年一番のパンパン度です。みんなそう言ってます」と試合後、つぶやいていた柏のセンターバック、近藤直也らの集中した守備に阻まれていたこともあるが、岡山側のアタッキングサードでの質が高くなかったという理由もある。影山監督は「あのボールの動かし方でさらにスピードを上げて、ゴール前にスピードのある選手が飛び込んでくるという展開にしたい」と話している。
柏は、「最初はお互いの距離が遠すぎることがあって、つながらず、リズムに乗れない印象があった」(栗澤僚一)ものの、後半に入ると、サイドから中へ、タテに短くつないでゴールを脅かすシーンを増やした。岡山はGK真子秀徳の好セーブと、近藤徹志、後藤圭太の反応のよさが失点を2で喰い止めた。後藤はカウンター攻撃にも参加。このゲームでは、新中がケガで交代を余儀なくされたことを除くと、先手を打つように選手交代のカードが切られ、臼井仁志、川原周剛、そして今季初めてピッチに立った妹尾隆佑それぞれが、持ち味を生かしてゴールへと近づいた。
この日のカンスタは、柏サポーターの勢いにも刺激され、盛り上がりを見せていたが、妹尾が投入された80分以降は特に、カンスタは勝ちゲームのような熱い声援と手拍子に包まれていた。結果はお預けのままだが、闘う姿勢は存分に見せてもらった。今は信じて待つ時期だ。
以上
2010.06.06 Reported by 尾原千明
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