6月5日（土） 2010 J2リーグ戦 第16節
富山 2 - 1 鳥栖　（16:04／富山／3,139人）
得点者：23' 黒部光昭（富山）、45' 朝日大輔（富山）、74' 木谷公亮（鳥栖）
スカパー！再放送 Ch182 6/7（月）前04:00〜
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●松本育夫監督（鳥栖）：

「我々をサポートしていただいている、応援してもらっている方々に対し、まずいゲームをして試合を失ってしまい監督として責任を感じている。申し訳ない。残りのゲームで、できるだけ早く勝ちゲームを見せてあげたいという気持ちでいっぱい。
立ち上がり15分はそれなりのゲームができていた。選手たちに「やれる」という心の緩みが出たのだと思う。スムーズにゲームを運べたことで、一生懸命にやって勝利を挙げてきたチームに心の隙ができた。足元で止めてパスをするもう少し上の技術として、ボールを動かしながら止めることを練習しているが、まだ身についていない。下げてはいけないところでバックパスをしてGKがけがをするのも隙があるから。若い選手たちはサッカーでめしを食っているという厳しさを感じていない」

Q：室選手の交代理由、藤田選手に代えて黒木選手を入れた狙いは？
「室は足首のねんざです。藤田は動きがなかった。黒木が入って活動量が上がり、ようやく中盤でボールが回るようになった」

Q：パスの手数を掛け過ぎているのか？
「基本的には今の選手はサッカーの勉強が少な過ぎる。練習だけが勉強で、サッカーとはどういうものなのか、自分で考えることが少ない。ゲームの中で有効なパスとは、ゴールに近づくパスであり、近くにいる選手がそれを引き出すという連続がなければ、いくらパスをつないだところで何のためにやっているのか、ということになる。うちの選手だけのことではないと思う。理論的な背景があって、それをいかに技術で表現するかであって、毎日の練習が技術の表現のためだけになって知的な表現がまったくない。情けなく、それでもプロか、と言いたくなる」

Q：リーグ戦中断まで残り２試合の重要性をわかっていて、なぜ隙が生まれたのか？
「立ち上がり15分は攻めることができて、自分たちのリズムだった。岐阜戦、横浜FC戦と立ち上がりが悪かったので注意して送り出した。良い入り方をしてくれたが、それによって隙ができて、しなくてもよいミスが出て、そして先ほども言ったゴールに近づかない横パスが増えて相手がどんどん守ってしまった。勝負に厳しいプレーが少なく、エンジンをかけても技術が伴わないためにミスが出た。相手の人数が少なくなって、守備に来ていないにもかかわらず横パスが多かった。ひとつ飛ばして、相手が来ていないところを早く突くなりすることができていない。そこが勉強していないと指摘するところ。教えないとできないのはプロではない。自分たちで必要なプレーをできる選手になってほしい」

Q：飯尾選手が10試合ぶりに復帰してチームに変化はあったか？
「飯尾自身の出来が悪かった。味方をリードすることはできていてもプレーが消極的だった」

以上