6月5日(土) 2010 ヤマザキナビスコカップ
神戸 1 - 1 横浜FM (14:00/ホームズ/6,049人)
得点者:60' ポポ(神戸)、75' 齋藤学(横浜FM)
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●三浦俊也監督(神戸):
「応援に来ていただいたサポーターの皆さんに感謝いたします。ホームゲームで、やはり勝ちたい試合で残念ながら引き分けてしまいました。ただ、勝たずに選手たちは良くやったというのは表現が適切なのかは分からないですが、マリノスよりはいい試合をしたと思う。残念ながら2点目が入らなかった、あるいは、1点を守り切れなかったというのはあると思いますが。
今回、可能性が多少、少なくなった中で何人か試したいメンバーを使って、なおかつ試合に勝つために、メンバーをかえたから負けてもいいというエクスキューズは一切、私自身は持っていなかったし、今日のメンバーである程度というか、決してレベルを下げないだろうということで、スタートメンバーを構成しました。その中では、吉田孝行はベテラン選手で経験もあるし、彼がしっかりできるのは問題ないと思っていたし、徳重も経験ある選手だしケガさえ直れば大丈夫だと思っていた、というところでいうと、三原がどの程度のレベルなのか、どのくらいできるのか個人的には興味があったが、非常にいいプレーが出来たと思います。あれだけ出来るのであれば、メンバーのグループの中に当然入れる選手になったのかなと思う。彼も4年目ですから、どんどんプロの水に慣れて、安定感はあったのかなと思います。最後ちょっと頑張り過ぎて足がつってしまって、3枚目のカードが予定外になってしまったのは残念でしたが良くやったと思います。
前半から相手の良さを消してこちらの良さを出したい中で、プレッシングサッカーを展開した。暑いので、90分は難しかったですが、シチュエーションに応じて使い分けながら優勢な試合だったと思う。ただ残念ながらマリノスは守備の強いチームですし、シュートのところの局面だけはもっと積極的にいかないと、と思いました。ハーフタイムにそれは指示をしましたが。で、後半も流れはかわらずポポの点でかなりいい流れになったが、狩野選手が入ったあたりからの15〜20分は少し足が止まりマリノスのペースになりました。そこで1点を入れられてしまったというところでは、当然、相手の時間もある訳で、マリノスを相手に90分こちらが主導権をとるのは非現実的に思う中で、そういう中でも引いて守った中でもやはり守り切る強さが欲しかったが、相手にボールをまわさせているというよりは、やられそうだな、という時間帯だったと思います。で、厳しいかなと思ったが、最後ようやく85分前、82〜3分からまたこちらがカウンターでチャンスを何回か得ましたけれど、残念ながら点数が入らなかった。ただうちの選手はアグレッシブに、ボール球際に強く行く現代的なサッカーができたかなと思います」
Q:三原選手に特に光ったところは?
「ポジション的に、どちらかというと守備的な中盤のですが、そうなると安定化が求められるし守備の貢献度が求められるが、この2つは合格点だったと思います」
Q:三原選手をボランチに入れて松岡選手を左サイドバックという形はリーグでも、今後試すことになりそうか?
「そうですね。守備的に考えれば冨田のような選手を左におけるし、松岡であれば、去年もかなりやりましたがより攻撃的にアグレッシブさが出て、セカンドボールも拾えてという良さはあると思う。相手によって、試合によって使い分けるというメドは出来たと思います」
Q:残念ながら今日引き分けたことで予選敗退が決まりましたが、大会を通しての総括を。
「まだ1試合のこっているので、100%ではいえない部分もありますが、まずは決勝トーナメントには7チームの中から2チームと厳しい戦いではあると思いますが、ただ、私自身はいつも何かを成し遂げたいと思っているし、神戸がまだ一度も決勝トーナメントに出たことがないということもあり、それが自分にとっての大きなモチベーションだった。ただ、残念ながら試合内容は浦和から始まってナビスコを振り返ると、相手より劣勢だったという試合はあまりなかったのですが、その中で山形にあの内容で負けてしまったり、浦和の試合で1点しっかり獲ったのに同点にされてしまい足が止まってということもあり、いろんなことが運も含めて良くないと、このナビスコの予選突破というのは難しい…これはどこのチームも一緒だと思いますが、そういうのは思いました。そこは1つ足りないところで、勝てそうな試合で勝てないのは非常に残念なところで、今日の試合もそうだが、磐田もビデオを見てもそう劣っているとは思わなかったし、そういう意味ではまだ足りないところもあるのでしょうが、可能性は残せたかなと思う。とにかく後一試合、しっかりとやりたいと思います」
以上
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