北九州の練習場に「Ｗ杯、優勝は？」と題したパネルが登場。選手たちが目前に迫ったワールドカップに思いを巡らせながら、優勝すると思った国に顔写真をぺたぺたとパネルに貼っていった。

真面目に予想する選手もいれば、「ウイイレで強かった」「好きな選手がいるから」などと口にしながら貼っていく選手たち。その結果、優勝予想はヨーロッパ、アフリカ、アジア、北米、南米に見事に分かれ、アジアやアフリカが空白にならなかった。さすがはベテラン揃いの北九州。見事に“空気を読んだ”ということだろう。

監督やコーチも予想に参加した。ドイツの欄に貼られていた千疋美徳コーチの顔写真を見ながら、重光貴葵選手と藤吉信次コーチは「千疋さん渋いなぁ〜」。そこへちょうど千疋コーチが通りかかり、「ドイツは堅い。負けない。ベスト8は堅い」と言いながらクラブハウスの事務所へとフェードアウトしていった。

その瞬間、もちろん、全員から「優勝予想ですっ！」の総ツッコミ。

かくして北九州の優勝予想は出そろった。（優勝予想パネルの拡大写真はこちら）

一番多かったのはブラジル。監督はもちろん、タチコ選手やウェリントン選手の出身地で、あわせて７人の選手・監督・コーチが「強い！」「当然！」と言いながら写真を貼っていった。
次いで多かったのが、長谷川太郎選手が「EUROを見ていたときも、他と質が違いすぎた」と絶賛したスペインで、ＧＫ水原大樹選手、ＤＦ長野聡選手らディフェンシブな選手を中心に５人が予想した。
一方でアルゼンチンも４人が予想したが、推したのは宮川大輔選手、池元友樹選手、大島康明選手のＦＷ３選手とＤＦ片野寛理選手。大島選手は「バロンドールを受賞したら優勝できないというのがあるけど、メッシには覆してほしい」とエールを送った。

冷静に分析したのが河端和哉選手。イタリアと予想し「Ｗ杯は一発勝負。こういうときはディフェンス力のある国の方が強い」と話した。

あわせて12ヶ国に予想は分かれたが、残念ながら日本はなかった。日本代表には予想を覆す活躍を期待したい！

※ちなみにこのパネル、わたくしの特製であります。Ｗ杯期間中はどこかに掲げたいなと思っておりますので、その場所が決まり次第、ここに追記することにします。

以上


追記）
優勝国予想パネルはワールドカップ期間中、北九州市商工貿易会館（北九州市小倉北区）のギラヴァンツ北九州本社にてご覧になれます。

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2010.06.07 Reported by 上田真之介