日本サッカーはブラジルから多くのものを取り入れてきた。

その１つが誕生日の祝い方。生卵と小麦粉を選手の頭に荒っぽく振りかけて油で揚げる準備をする儀式。長くブラジル人選手の力を借りてきた甲府でも、このスタイルを取り入れている。グラウンドによっては出来ない場所もあるが、愛媛戦後のオフ明けの山梨大医学部グラウンドはそれが可能で、5月末に生まれた選手がこの儀式の生贄となり、ダニエル（5月30日）、國吉貴博（5月28日）、養父雄仁（5月24日）、ハーフナー・マイク（5月20日）が襲撃を受けた。

一番の生贄は、誕生日が当日（6月2日）に近いダニエルだったが、そこで素晴らしい写真を撮ることが出来た。ロバート・キャパの代表作の一つ「崩れ落ちる兵士」と並ぶと自負している（＊本人の感想です）。作品に名前をつけるとすれば「崩れ落ちる卵」。もう1枚の、養父の背中を流れる黄身の様子を激写した、「流れ落ちる黄身」も素晴らしい（＊本人の感想です）。
ちなみに、使った卵はスタッフが美味しくいただきました…かどうかは秘密…。

以上

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「崩れ落ちる卵」　｜　「流れ落ちる黄身」

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2010.06.03 Reported by 松尾潤