２日間のオフ明け、６月２日の甲府は真夏のように暑かった。この日は一つのイベントが練習場（山梨大医学部G）で行われた。

山梨県農畜産販売促進対策協議会（凄く長い名前だけど、略すとFLらしい）、山梨県牛乳普及協会などの団体によって牛乳やチーズなど県産の乳製品が大量に持ち込まれて、選手に贈られた。同時に、一時期話題になった「骨密度測定」も行われた。
ただ、贈呈式も選手の測定も練習後に行われるということで、記者や関係者が練習中に先に骨密度を測定してもらった。そうなると競争したくなり、月刊Ｆの編集長と20代の全国紙記者と僕でジュース５本ゼニーを賭けた骨密度比べに発展した。不摂生も全国レベルの全国紙記者は同年代の平均を大きく下回っていて勝負にならなかったが、月刊Ｆの編集長とは僅差の勝負になり、なんとかロスタイムのゴールで勝ってジュース10本ゼニーを獲得。愛媛戦（第15節）に勝るとも劣らない劇的な勝利だった。これからも毎日牛乳を飲み続け、来年は甲府担当記者全員を集めて「骨密度ジュースゼニーカップ」を開催することを固く心に誓った。

肝心の選手は、昨年のチャンピオンの大西容平が昨年の１７５９（単位は不明）から１７７４に記録を伸ばして２連覇達成。筆者は１５６８で選手の中に入れば下位だが、内田一夫監督には勝った。つまり静岡の天才MFよりも兵庫の永久補欠のボンクラサイドバックのほうが骨は丈夫だということ。連覇の大西のコメントを貰おうとしたが、政局の混乱（民主党２トップの辞任を本当に知らなかった）に気を取られているうちに帰ってしまった。ともかく、骨密度比べは楽しいという一日だった。

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2010.06.02 Reported by 松尾潤